カテゴリー: 国際政治
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ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退 13,000人の兵士を使い捨てにして戦果を買ったプーチン大統領
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナ軍が東部のアウディーイウカという要衝から撤退したそうだ。周りをロシア軍に取り囲まれそうになり「このままでは大勢の兵士が犠牲になる」として現地司令官の決断で撤退を決めた。西側の弾薬支援が滞る中…
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単に政敵を消すだけではなくなぶりものにして抹殺 ロシアでプーチン大統領の政敵だったナワリヌイ氏が亡くなる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「猫が捕まえた獲物をいたぶるように」そんな表現がまず頭に浮かんだ。 ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏が亡くなったとロシア当局が発表した。ロシア当局は死因はこれから調べますとしているが、プーチン大統領は大…
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トランプ氏の外交政略が判明 同盟国の頭越しにロシアや中国との直接交渉も?
前回はCNNの記事を参考にトランプ氏がNATOなどの同盟国との関係を見直そうとしているという説をご紹介した。ただCNNには一種の偏りがあり必ずしも公平とは言えない。今回は違った角度の記事を紹介する。共…
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30歳未満が5割の若い国 インドネシア大統領選はジョコ政権を継承すると見られるプラボウォ氏が当選確実
カテゴリー:東南アジアインドネシアで大統領選挙が行われた。人口が2億人・標準時が3つあるほど国土が広いため開票にはしばらく時間がかかるそうだが、プラボウォ国防大臣が大統領に就任することがほぼ確実視されている。各メディアはジ…
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「日本とサウジアラビアが我々をカモにしている」 40年変わらないトランプ氏の感覚が日米同盟を再び揺るがす
CNNが「米国のNATO離脱、トランプ氏の本気度はかなりのもの」というオピニオン記事を書いている。社説のような感覚のもので公平な報道記事ではないがトランプ政権でNATO離脱が起こり得るかを分析した内容…
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ネタニヤフ首相を扱いかねるバイデン大統領 ついに口汚い言葉で周囲に苛立ちをぶちまける
カテゴリー:アメリカの政治NBCが短い記事を書いており日本の媒体もこの話題を多く取り上げていた。バイデン大統領が周囲に苛立ちをぶちまけネタニヤフ首相をAss holeと呼んだという内容だ。一体何があったのか。
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フィンランドで右派のストゥブ大統領が誕生 核兵器の域内通過を容認
フィンランドで大統領選挙が行われた。昨今の大統領選挙は泥試合になることが多いのだがフィンランドの大統領選挙は国営放送を見ながら「どうやら私が負けたようだ」と素直に認めるという穏健なものであったと伝えら…
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2012年以降のアメリカと日本の同盟関係をあらためて整理する
前回トランプ氏のNATOを軽視する発言を書いた時に安倍総理とトランプ大統領の関係について触れた。この時に「実際にはどういう関係性だったのだろう?」と思った。当時既に安保法制についてのブログ記事を書いて…
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「その時は好きにすればいい」トランプ氏がロシアのNATO攻撃を奨励 この発言は日米同盟にどんな影響があるのか
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏が演説を行い「ロシアのNATO攻撃を容認する発言をした」として話題になっている。アメリカ国民の中には自分達ばかりが負担を押し付けられNATOなどの同盟国が相応の負担をしていないと考える人が多…
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トランプ氏が銃規制の即時撤廃を表明 なぜアメリカ人は銃により自らを守らなければならないと考えるのか
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏がペンシルベニア州で行われたNRAの集会に参加にし「自分が大統領になったらバイデン政権の銃規制を全て撤廃する」と宣言し拍手喝采を浴びた。またバイデン大統領が再選されればペンシルベニア州の名前…
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北朝鮮が南北統一政策を破棄 半島情勢は朝鮮戦争開戦以降で最も危険な状態に
カテゴリー:韓国の政治少し古いニュースになる。日本の政治報道が「政治とカネの問題」で頭がいっぱいになっている最中の1月15日に金正恩総書記が最高人民会議で南当局を大韓民国と呼称した演説を行った。第一の敵国と呼んだことから、…
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彼の記憶力は著しく限られている バイデン大統領が高齢による記憶力の低下を理由に訴追を免れる
カテゴリー:アメリカの政治「記憶にございません」は日本の政治家が嘘をつくときによく用いられるフレーズだ。だがアメリカのバイデン大統領にも記憶力の低下問題が浮上した。大統領の場合は嘘をついているわけではなく老化現象と見られている…
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行き詰まりを見せるウクライナ情勢 ザルジニー軍総司令官に突如の交代報道
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカの議会で予算が通らずウクライナは依然厳しい状況に置かれている。数日前からザルジニー総司令官とゼレンスキー大統領の間に緊張が高まっていたが、ついにザルジニー総司令官が退任することになった。日本メ…
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大統領選挙が行われる11月まで「決められない米国政治」が続く見通し
カテゴリー:アメリカの政治今回のエントリーはニュースをまとめたものではない。主題になっているのは決められないアメリカ政治だ。「どうしてこうなったのか」を理解したいと思いアメリカの議会情勢を見た上で、Quoraなどで質問をした。…
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プーチン大統領が公然とアメリカ世論への浸透を図る 橋渡し役はあのタッカー・カールソン氏
カテゴリー:アメリカの政治ある男のXの投稿が物議を醸している。FOXニュースの名物司会者として知られた「あの」タッカー・カールソン氏がクレムリンに行きプーチン大統領との単独インタビューに成功した。 カールソン氏は自費で渡航した…
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トランプ氏が日本製鉄のUSスチール買収をブロックすると宣言 高まる保護主義化の懸念
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏が「自分が大統領になったら日本製鉄のUSスチール買収をブロックする」と宣言した。日本企業に関連するニュースということもあり「トランプ氏が大統領になったらアメリカが保護主義化するのではないか」…
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民主主義という災厄 混乱が予想されるパキスタンの総選挙
カテゴリー:南アジア情勢人口2億3000万人のイスラム教国パキスタンで総選挙が行われる。選挙情勢はかなり荒れていてカーン元首相の一派が徹底的な弾圧を受けている。カーン首相はありとあらゆる罪で有期刑に処せられておらず身動きが取…
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ウクライナの軍総司令官に解任報道 日本の防衛戦争の将来が見えるウクライナ防衛をめぐる路線対立
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカが親イラン勢力に攻撃されたと言う報道を受けてさまざまな記事を探した。その中にたまたまウクライナの軍総司令官の独占寄稿を見つけたので構造分析の参考にした。ところがこのザルジニー軍総司令官に解任報…
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いよいよ始まったアメリカの報復 従来の「世界大戦」とは異なるいびつな衝突の構造
いよいよアメリカが親イラン勢力に報復を始め、SNSのXでは一時「第三次世界大戦」がトレンドワード入りしていた。「いよいよ第三次世界大戦が始まったのか?」などという懸念が広がっていることがわかる。 しか…
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セサミストリートのエルモが期せずして可視化したSNSの「おおきいおともだちたち」の不安
カテゴリー:アメリカの政治BBCに「セサミストリートのエルモ、「みんなが大好き」 SNS上であふれる不安の声に反応」と言う記事が出ている。エルモが「ねえみんなどうしてる?」と問いかけたところ「全然大丈夫じゃない」と声が次々と寄…
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ドイツに続きフランスの農民もトラクター反乱 一部はパリ封鎖を目指す
カテゴリー:ヨーロッパの政治先日ベルリンがトラクターで封鎖されるというニュースを見た。どうやらこの動きはパリにも広がっているようだ。「パリを封鎖する」と息巻く農民たちがトラクターに乗って反乱を起こした。先日首相になったばかりの「…
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国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルのジェノサイドの可能性を認定 一ヶ月以内の報告を求める
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢南アフリカが提起していた「イスラエルのジェノサイド(大量虐殺)」に対して、国際司法裁判所(ICJ)はその可能性を認め防止策を講じるようにイスラエルに命令した。一ヶ月以内に対策を報告するように求めている…
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通貨秩序崩壊 アルゼンチンの狂乱物価はハイパーインフレーションと言えるのか?
カテゴリー:南アメリカ情勢新しい大統領の元で導入された金融経済政策が原因となりアルゼンチンの物価上昇が天井知らずになっている。ついには200パーセントを超え「アルゼンチンはハイパーインフレーション状態に入った」と言う人もいる。…
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果たしてイスラエルはガザ侵攻を終わらせるつもりがあるのか 錯綜する報道
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢このところ「イスラエルが一時停戦するのではないか」という報道が盛んに出ていた。結果的にイスラエル側がこの報道を否定し今も戦闘が続いている。なぜ停戦報道が出て否定されたのか。 背景はおそらくアメリカの大…
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ニューハンプシャー州でバイデン大統領のAI偽電話が広がる
カテゴリー:アメリカの政治ニューハンプシャー州の予備選挙でバイデン大統領の声色に似せた自動音声通話が流されて混乱が広がった。もはや何でもありになったアメリカ大統領選挙だがついに何者かがフェイクのAI音声電話をかけて選挙を混乱さ…
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誰の金で何のために防衛戦争を続けるのか ロシアの資産没収をめぐる議論
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロイターに「コラム:ウクライナ支援金の捻出、有力な次善策は「賠償担保債」」という記事を見つけた。落ち着いて読んでみると「オピニオン」なので単なるアイディアの一つなのだが、そもそもなぜそんな議論が出るの…
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モスクが破壊され跡地にヒンドゥー教寺院が建設される アヨーディヤで寺院建立の記念式典が行われモディ首相も参加
カテゴリー:南アジア情勢民主主義は成長と繁栄を求める。ではそれが民主主義が与えてくれる唯一の報酬なのだろうか。それがわかる事例がある。インドデモスクが破壊されヒンドゥー教寺院が建設されている。再選を狙うモディ首相はここから再…
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トランプ氏が日本の原爆投下を引き合いに「アメリカの大統領は何をやってもいいんだ」と主張
カテゴリー:アメリカの政治時事通信が「トランプ氏、原爆例に大統領免責主張 特権なければ「落とさなかった」」という記事を書いている。被爆国の日本としては「なんというひどいことを言うのだ」と言う気持ちになる。ましてやそのような認識…
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フランスの警察労組が「パリオリンピック割り増し手当」を要求しデモを敢行
オリンピックや万博はかつては国家の威信を示すために有効な手段だった。だが今ではどういわけか問題を引き起こすことの方が多くなっている。日本の東京オリンピックや大阪・関西万博を見ればそれは明らかだが、同じ…
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パキスタンとイランが殴り合いの後で手打ち 中央アジアは「喧嘩上等」の世界に逆戻り
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢今の民主主義には色々と無理がありすぎる。その点「殴ったら殴り返す」というやり方は明快でどこか安心感を感じさせる。パキスタンが閣議決定を行いイランと仲直りすることを決めた。お互いに殴り合って程良きところ…