カテゴリー: ヨーロッパの政治
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ドイツとアメリカ合衆国でイスラム国の影響を受けたテロ未遂事件が起きる
日本でも同じことが起こりかねないと言えば多くの人は笑うだろう。 アメリカ合衆国で18歳の少年がイスラム国の影響を受けたとみられるテロを計画していたと話題になっていた。ドイツでも同じようなケースが報告さ…
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中国のハッカー集団APT31とAPT40が米・英・豪・ニの政府機関をターゲットにしたサイバー攻撃
今回のテーマはやはり中国は民主主義陣営を攻撃していたという話である。日本人のこの問題に関する意識の希薄さが懸念される。 ロイターに気になる記事が2本出ている。内容はそれぞれ各国の政府や政治家が中国のハ…
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成田悠輔氏もびっくり? フランスのマクロン大統領が「人生の終末法」を支持
SNSのXで成田悠輔氏が炎上している。過去の「老人集団自決」発言がキリン氷結無糖のコマーシャルをきっかけに再炎上しているそうだ。そんな成田さんもびっくりするかもしれない法律がフランスで議論されている。…
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フランス議会が中絶の権利を憲法明記 なぜフランスでは簡単に憲法改正が行えるのか
カテゴリー:ヨーロッパの政治フランスで中絶の権利が憲法に書き込まれた。確かに大きな問題ではあるが「わざわざ憲法に書き入れるほどなのだろうか」という気もする。日本では御名御璽(天皇の名前と印鑑)が重要だがフランスは大きなプレス機を…
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ドイツとウクライナの秘密協議がロシアに抜かれドイツ政界に激震 原因は長距離巡航ミサイルタウロスの供与問題
AFPの記事を読んだときには「リークされたことが問題なのかリークされた内容が問題なのか」がよくわからなかった。ドイツとウクライナの秘密の電子会議の内容がロシアにリークされショルツ政権に激震が走っている…
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マクロン大統領の「ウクライナへの地上軍派遣の可能性も排除しない」発言が波紋 実現すればNATOとロシアの直接対決も
今回のテーマは「狂人理論」と「理由なき反抗」の対立である。 フランスがウクライナへの地上軍派遣を示唆したとしてニュースになっている。普通に考えるとこれはNATO加盟国とロシアが直接対峙することを意味す…
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ポーランドの農家が貨物列車を襲撃し中身をぶちまける 狙いはウクライナからの穀物の入境阻止
カテゴリー:ヨーロッパの政治ロシアのウクライナ侵攻から2年が経った。日本では「戦争はいけないことだからやめないといけない」という道徳的報道と「ロシアの増長を許すと日本もやられかねない」という「力」を意識した報道の二極化状態が続い…
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フィンランドで右派のストゥブ大統領が誕生 核兵器の域内通過を容認
フィンランドで大統領選挙が行われた。昨今の大統領選挙は泥試合になることが多いのだがフィンランドの大統領選挙は国営放送を見ながら「どうやら私が負けたようだ」と素直に認めるという穏健なものであったと伝えら…
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ドイツに続きフランスの農民もトラクター反乱 一部はパリ封鎖を目指す
カテゴリー:ヨーロッパの政治先日ベルリンがトラクターで封鎖されるというニュースを見た。どうやらこの動きはパリにも広がっているようだ。「パリを封鎖する」と息巻く農民たちがトラクターに乗って反乱を起こした。先日首相になったばかりの「…
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フランスの警察労組が「パリオリンピック割り増し手当」を要求しデモを敢行
オリンピックや万博はかつては国家の威信を示すために有効な手段だった。だが今ではどういわけか問題を引き起こすことの方が多くなっている。日本の東京オリンピックや大阪・関西万博を見ればそれは明らかだが、同じ…
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リベラル受難の時代 マクロン政権が「学校での制服の義務化」と国歌教育の義務化を検討
カテゴリー:ヨーロッパの政治マクロン政権が公立学校での制服の義務化に向けて試験導入を行う。同時に国歌を学校で教えることを義務化すべきであるとも表明した。「フランス人としてのアイデンティティ強化」を狙った動きと考えられる。日本のリ…
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ドイツで農民反乱 トラクター10,000台で首都の交通が麻痺状態に
カテゴリー:ヨーロッパの政治CNNが「ドイツ全土で農家らが抗議デモ 首都まひ状態、極右支持拡大」という記事を出している。ベルリンで農家が抗議デモを行い一時首都の交通が麻痺したというニュースだ。このニュースだけではよく内容がわから…
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「有色人種は出てゆけ」 ドイツの極右政党などが移民追放を謀議
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツで極右政党と分類されているAfD(ドイツの為の選択肢)などが移民追放を謀議したとしてちょっとした騒ぎになっている。「肌の色の違う人たちは出てゆけ」とはかつてのナチスを思わせる議論だが東ドイツでは…
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イギリスで富士通のITシステムに高まる批判 きっかけはテレビドラマ
今、イギリスで富士通のシステムに対する批判が高まっている。原因は1999年から2015年まで行われた裁判だ。富士通が作った「ホライズン」と呼ばれるITシステムによって冤罪が作り出された。 郵便局の副局…
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フランスの新首相ガブリエル・アタル氏は若くてイケメンの同性愛者
カテゴリー:ヨーロッパの政治フランスに新しい首相が登場した。ガブリエル・アタル氏は史上最年少の34歳で首相になった。また、同性愛者であることを公表している。フランスに若くてイケメンの同性愛者の首相が誕生したなどと書けば各所から「…
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「ちょっとコーヒーでも飲んできては?」でハンガリーが妥協 ウクライナのEU加盟交渉がスタート
歴史的な会合だった。EUで首脳会議が開かれウクライナとモルドバのEU加盟交渉がスタートすることが決まった。ハンガリーのオルバン首相は反対を表明していたがドイツの首相に「ちょっとコーヒーでも飲んできては…
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ドイツで予算の転用を認めない憲法裁判所判決 ショルツ政権は予算の組み直しを余儀なくされる
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツには憲法がない。戦後の混乱期にどのような形で国をまとめるかについて合意ができなかったため暫定的な「基本法」で国家運営をしてきたからだ。さらにナチス・ドイツが合法的に民主主義を停止した経緯があり「…
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オランダで既成政党が軒並み議席減 「極右」ウィルダー氏の自由党が躍進
カテゴリー:ヨーロッパの政治オランダで総選挙がありウィルダース党首が率いる自由党が第一党に躍進した。連立政権に参加していた政党は軒並み議席を減らし規制政党離れが進んでいることが明らかになった。背景にあるのは経済の悪化と反移民感情…
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イギリスでブラヴァマン内務大臣が解任される 横滑りでキャメロン元首相が貴族になり外務大臣に就任
カテゴリー:ヨーロッパの政治イギリスのブラヴァマン内務大臣が解任された。もともと右寄りの発言で知られていたが、パレスチナ問題における過激な言動が特に問題視された。ロンドンでは30万人規模の親パレスチナデモが行われており世論が揺れ…
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ポーランドの総選挙は明確な勝者なし 今後、野党を中心に組閣の見込み
カテゴリー:ヨーロッパの政治ポーランドで総選挙が行われた。法と正義(PiS)は第一党を確保したが支持は伸び悩んだ。また極右系の政党も伸びなかった。代わりに左派系の政党市民連立(PO)の支持が伸びており「政権交代か」と言われている…
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政治に忖度しないBBCはハマスをテロリストと呼ばない
BBCがハマスをテロリストと呼ばないとして議論になっている。イギリスの国会議員たちはこの方針を批判しているがBBCは屈する姿勢を見せていない。誰かをテロリストであると呼ぶと「どちらかの肩を持つことにな…