カテゴリー: ヨーロッパの政治
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意外と好戦的なドイツのメルツ新首相
G7サミットではトランプ大統領の迷走ぶりが目立っている。このためバイデン政権時代の構図をそのまま持ち込み「偽善者VSトランプ大統領」という図式を作りたくなるのだが、G7の構図は変化しつつある。
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ポーランド大統領選では保守系野党が勝利
カテゴリー:ヨーロッパの政治ポーランドでは2023年に議会選挙が行われPiSが野党に転落した。しかし大統領はPiSが握り続けていてトゥスク首相と対立してきた。今回の大統領選挙ではPiSも推薦するナブロツキ候補が大統領に就任し「二…
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実効性に疑問 イギリスとアメリカが貿易協定締結で合意
数日前からトランプ大統領は「世界で尊敬されている国との貿易協定がまとまる」としてきたが、その国はイギリスだった。貿易協定が結ばれるというが対英貿易はアメリカの黒字でありそもそも相互関税の対象国になって…
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バランスをとった新教皇 レオ14世はアメリカ出身の改革派
カテゴリー:ヨーロッパの政治先ほどバチカンで白い煙が上がりプレボスト枢機卿が新教皇に選出された。プレボスト枢機卿はレオ14世を名乗る。保守と改革派のどちらが教皇になるのかに注目が集まっていた。トランプ大統領は保守派の教皇を望んで…
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極右の躍進を受けルーマニアの首相が辞意を表明した
カテゴリー:ヨーロッパの政治ルーマニアで二回目の「大統領選第一回投票」が行われ極右「ルーマニア人統一同盟」を率いるシミオン氏が40%の得票を得た。これを受けてチョラク首相が辞意を表明している。中欧・東欧地域にもじわじわとポピュリ…
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ドイツ議会がメルツ氏を新しい首相に選出した
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツ議会がメルツ氏を新しい首相に選出し大統領が首相を任命した。保守派・進歩派の二大政党が協力したことから「大連立」と呼ばれる。しかしながら第一回の投票ではメルツ氏が敗退し二回目でようやく首相就任を決…
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ドイツ政府がドイツのための選択肢(AfD)を極右指定
ドイツ政府が最大野党「ドイツのための選択肢(AfD)」を極右指定した。通信傍受などが可能になる。なぜかルビオ国務長官がこれに反発しておりドイツ外務省が反発している。イギリスでも地方選挙が行われリフォー…
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フランシスコ教皇が死去 葬儀と墓標は質素にとの指示を残す
カテゴリー:ヨーロッパの政治ヨーロッパと北米は春を告げるイースターの祝日を通過したばかりだ。そんな中フランシスコ教皇がなくなった。南米出身の異色の教皇だったが葬儀と墓標は質素にするようにと指示をして亡くなったそうである。
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ドイツで大連立が成立へ
カテゴリー:ヨーロッパの政治ロシアのウクライナ侵攻やトランプ大統領の関税政策などが背景になりドイツで大連立が成立する運びとなった。しかしながら国民は既得政党同士の結びつきに苛立っており極右のAfDが支持率で首位になったという報道…
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思ったより深刻なフランスの政治分断 ルペン氏の立候補停止を巡り
カテゴリー:ヨーロッパの政治このところアメリカの政治分断について書くことが多かった。ABCニュースなどの報道が豊富に手に入り、有り余る「破綻したアメリカ」情報が入ってくる。 今回フランスについて調べてみてフランスの状況は思ったよ…
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トランプ大統領を深刻に受け止め始めたヨーロッパとカナダ
カテゴリー:ヨーロッパの政治トランプ大統領のメッセージが明確になるに連れてヨーロッパとカナダが事態を深刻に受け止めていることがわかるニュースがいくつか入ってきている。 ドイツは大連立を決めつつあり防衛費の拡大のための憲法改正を決…
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ヨーロッパの新しい盟主の座を狙うマクロン大統領の虎視眈々
マクロン大統領がヨーロッパにフランスの核の傘を提供すると申し出た。ただし意思決定はフランスが独占すると言っている。力による現状変更を嫌うヨーロッパだがトランプ大統領がもたらした動揺を利用した主導権闘い…
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ヨーロッパは時間稼ぎへ 対ウクライナ支援を巡り
傲慢なトランプ大統領にいじめられたかいわいそうなウクライナのゼレンスキー大統領はヨーロッパでは暖かく迎えられました。 あまり興味がない人はだいたいこんな話として理解すればいいと思う。 それでは少し「食…
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ドイツで政権交代が確実に 極右AfDも躍進
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツで総選挙が行われた。社会民主党が3位に沈みキリスト教民主・社会同盟(保守連合)が第1党に返り咲いた。 不安要素は2つある。1つはメルツ氏の政治信条がよくわからないという点。もう1つは言うまでもな…
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ゼレンスキーは独裁者 トランプ大統領の中で「もう一つの歴史」が作られている
ロシアの思惑とトランプ大統領を取り囲むインフォメーション・バブルが融合したようだ。「ゼレンスキー大統領がこの戦争を始めた」とトランプ大統領は主張している。アメリカとロシアはウクライナのゼレンスキー大統…
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バンス副大統領がヨーロッパを口撃 エスタブリッシュメントに対する強いルサンチマン
ミュンヘンで安全保障会議が開催された。ヨーロッパの参加者たちは「トランプ政権がどんな外交姿勢を示すのか」に注目していたがバンス副大統領は突然ヨーロッパを批判し始めた。 主語は「私」でありバンス副大統領…
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ドイツの連邦議会が移民制限法を否決
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツの連邦議会が移民制限法を否決したというニュースを見かけた。「あれ、前回可決されたというニュースを紹介したぞ」と思い詳細を見てみることにした。どうやら前回のは「動議」に過ぎなかったようだ。極右Af…
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イーロン・マスク氏の次のおもちゃはイギリス政治と極右
カテゴリー:ヨーロッパの政治これまで企業家として活躍してきたイーロン・マスク氏だが最近は企業経営に飽きたのかもしれない。アメリカの政治への介入がうまく行ったこともあり次のおもちゃを探している。最近ではイギリス政治にご執心だ。
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【短信】オーストリア大統領が極右政党に組閣を命令
カテゴリー:ヨーロッパの政治総選挙でナチの流れを汲むとされる自由党が29%得票し第一党に躍進した。緑の党出身のフォン・デア・ベレン大統領は極右政権を避けるために第二党・第三党の政権を模索したが最終的に財源の問題をめぐり罵り合いに…
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オーストリア首相が辞意 ナチスの流れも汲む極右主導政権に現実味
カテゴリー:ヨーロッパの政治オーストリアのカール・ネハンマー(一部ネハマーとも)首相が辞意を表明した。3ヶ月に渡る連立交渉がやり直しとなりナチスの流れも汲むオーストリア自由党主体の政権が作られる可能性が高くなった。 日本とはあま…
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次第に明らかになるクリスマスマーケット襲撃犯の素顔とドイツの事情
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツ東部でクリスマスマーケットを襲撃した容疑者の素顔が次第に明らかになりつつある。サウジアラビア出身の精神科医でサウジアラビア政府とイスラム教に敵対的だった。ドイツがイスラム化しつつあると懸念する一…
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イーロン・マスク氏がヨーロッパの極右政党を支持
イーロン・マスク氏が介入したことでクリスマス直前のアメリカ議会は大混乱だった。結果的にトランプ大統領の意向は通らなかったが、マスク氏は自分の影響力の大きさに満足したのだろう。「いくらかマシになった」と…
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フランス領マヨット島で数百人から数千人の死者
フランス領マヨット島にサイクロンが襲来し死者が出た。「数百人も死者が出た」のだから気候温暖化がますます激しくなっているのだなあなどと感じていたのだが、ふと「数百人から数千人」という記述が気になった。 …
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イギリス政界の「サンドウィッチ」論争
カテゴリー:ヨーロッパの政治連日「選挙が盗まれた」とかいや絶対に認めないぞというニュースばかりを扱っている。さすがに殺伐としすぎていて息が詰まる。そんななか時事通信で実にくだらないニュースを見つけた。「サンドウィッチを巡りイギリ…
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大規模な買収報道 ルーマニアの選挙やり直しは正当なのか不当なのか
ルーマニアで大統領選挙のやり直しが決まった。泡沫候補とされていた候補に「ロシアのバックアップ」が見つかったためとされている。だが内容を読むとやや「国策捜査っぽい」印象がある。 これを巡って日本のネット…
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「ジョージアの夢」を親ロシア派と言わないで レジャバ大使が訴え
カテゴリー:ヨーロッパの政治ジョージアのレジャバ大使がネット番組ReHacQsに出演し「親ロシア派と言わないで」と訴えていた。だが、実際に大使が一体何を考えているのかがよくわからない。ジョージアという国が置かれた複雑な状況がよく…
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「ルーマニア版の石丸伸二」が大統領選挙から排除される
東京都知事選で石丸伸二氏が躍進したとき「SNS有権者が馬鹿だから騙された」とする声があった。その後も動揺が続いていて、選挙時のポスターやSNSを規制すべきだという声が出ている。 この度ルーマニアで同じ…
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バルニエ・フランス首相は玉砕覚悟で予算を強行採決
カテゴリー:ヨーロッパの政治バルニエ・フランス首相は自身の持つ憲法上の権利を行使し社会保障予算案を強行採決する。その代償として不信任決議可決が予想されており文字通り玉砕覚悟で突っ込むことになりそうだ。この混乱を受けてフランスの金…
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ルーマニアの大統領選挙が混乱 与党はTikTokを非難
ルーマニアで大統領選挙が行われている。第一回目の投票で泡沫候補が躍進し大騒ぎになっている。要するにルーマニア版の石丸ショックである。 与党陣営は大混乱に陥り「TikTokが悪い」と批判が殺到している。…