カテゴリー: 中東・アラブ・イスラエル情勢
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ネタニヤフ首相に学ぶポスト・トゥルース時代の生き残り戦術
ポスト・トゥルースの時代と称していくつかの記事をお送りしている。今回はポスト・トゥルースの時代を生き抜く「その場その場戦術」についてお伝えする。題材はネタニヤフ首相だ。ガザ地区やレバノンなどで多くの市…
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イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣が更迭
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢大統領選挙の結果が判明するまで「凪」のはずだったイスラエル情勢が動いている。ガラント国防大臣が更迭されたようだ。後任はカッツ外務大臣となる。ガラント国防大臣はアメリカの政権と近くネタニヤフ首相とは距離…
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イスラエルの首相サイドが軍から情報を盗む事件
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルで情報漏洩事件が起きたと各紙が伝えている。アメリカから漏れた事件の続報だろうと思って読んだのだが全く別件だった。 戦争の継続を望むネタニヤフ首相サイドが世論を操作するためにヨーロッパの新聞に…
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イスラエルに報復を誓うイラン ただし具体的な言及はなし
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イランのハメネイ師がイスラエルへの報復を示唆した。しかし具体的な行動について言及しなかった。アメリカ大統領選挙を控え中東情勢も「次の大統領待ち」の状態に入っている。イランは「報復の連鎖で疲弊する」か「…
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イスラエルの巧みなメディア戦術 イランへの報復は完了
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢国連を敵に回して暴走しているイスラエルをアメリカ合衆国は制止できていない。背景にあるのはイスラエルの巧みなメディア戦術だ。ネタニヤフ政権は英語とヘブライ語を使い分けてメディアを乗りこなしている印象があ…
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トルコの防衛産業でテロと見られる攻撃 詳細は不明
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢トルコのアンカラ近くの防衛産業でテロと見られる攻撃があった。REUTERSによると詳細はわかっていない。自爆攻撃があったとされており(REUTERSは確認していない)カギ括弧付きで「テロ」と表現されて…
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「イスラエルの情報がアメリカ経由でリーク」の波紋
今、英語メディアで「イスラエルの情報がアメリカ経由でリークされたらしい」という問題が語られ始めている。情報はファイブアイズで共有されていたが、おそらくイスラエルは知らされていなかった。そしてこれを対外…
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「いつでもやれるんだぞ」 ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受ける
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受けた。日本語では記事が少ないので例によって英語の記事をいくつか読んだ。海辺の高級住宅街にある別邸が狙われたそうだがネタニヤフ首相は無事だった。 イスラエル北部に広…
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イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前の公算 ハマスのシンワル氏も殺害
CNNがアメリカ高官の話として「イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前になるだろう」とする記事を出している。リベラル系のメディアなのでバイデン政権に有利な誘導をしていると思える。だが、どうも様子がおかし…
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「ホンモノ」は目が据わっている ネタニヤフ首相が暴走
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ネタニヤフ首相が暴走している。連日この暴走ぶりを見ていて「ホンモノ」は目が据わっているなあと感じた。この「ホンモノ」ぶりにはプーチン大統領の暴走と似ている。 トランプ氏は大衆を煽り自分への支持を呼びか…
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イスラエルのUNIFILへの発砲に広がる反発
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルが在レバノンの国連軍であるUNIFILに発砲し国際的反発が広がっている。ネタニヤフ首相は国連レバノン軍に「出てゆけ」と要求しているそうだ。
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バイデン大統領とネタニヤフ首相が直接会談 中東戦争は回避できるか
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢バイデン大統領とネタニヤフ首相が直接会談を行った。その後イスラエル側は強い姿勢で「イランへの報復」を明言しているが、言葉が強いときにはそれほど強硬な攻撃には出ないだろうという一種の安心感がある。とはい…
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「マクロン恥を知れ」の顛末
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢日本ではあまり大きく報道されていないがネタニヤフ首相がマクロン大統領に対して「恥を知れ」と恫喝した。普通に考えると世界大国で支援国であるフランスのほうがイスラエルよりも立場が強そうだ。だが実際には慌て…
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オクトーバーサプライズ イランにある核施設攻撃と全面戦争のリスク
オクトーバーサプライズという言葉がある。大統領選挙前に予想外のことが起きて大統領選挙の行方が左右される現象だ。今年はイランにある核施設攻撃と中東戦争がオクトーバーサプライズになるのかもしれない。政権延…
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「全面戦争だ」「宣戦布告だ」イランが弾道ミサイルでイスラエルを攻撃
第二次世界大戦後に戦争を経験していない日本人の戦争観は第二次世界大戦で止まっているようだ。Xには戦線布告という言葉が溢れていた。また外務大臣もアメリカの表現を引用し「中東地域における全面戦争に拡大する…
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「なぜイスラエルはレバノンに侵攻したのか」「また中東戦争が始まるのか」など
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルがレバノン南部に地上侵攻した。ネットでは様々な意見が出ているが何らかのポジションを取ったうえで思い入れを乗せている人が多い。そうした投稿を見つつ「意見ではなく自分で判断したい」という人もいる…
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狙いはシーアネットワークの破壊 進むイスラエルの軍事攻撃
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢しばらく総裁選挙の話題ばかりを伝えてきたがイスラエルを取り巻く状況がかなり悪化している。ネタニヤフ首相の狙いは、シーアネットワークを攻撃し「イランを戦争に引きずり込む」という最終目的を達成することだ。…
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レバノン南部の情勢が緊迫 地上部隊の派遣も
レバノン南部の情勢が緊迫している。この記事には2つのねらいがある。1つはそもそもなぜレバノン南部がガザ地区のような状態になっているのかについて純粋に探求することである。もう1つは日本の防衛戦略に関わる…
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「戦争」と「戦争の間」を繰り返す中東 レバノン情勢が悪化
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢大規模な戦争に突入しつつあるとの指摘が出てている。レバノン南部の死者は558名になった。南部からは避難民が出ているそうだがどこにも行場はない。だが。大規模な戦争はそもそも終わっていなかったのではないか…
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ベイルート空爆で1983年レバノン大使館襲撃事件の首謀者が死亡
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルはレバノンへの攻撃を強めている。まずポケベルが爆発し、続いてトランシーバーが爆発した。ヒズボラの壊滅を狙ったものとされているが大勢の民間人が巻き込まれている。第三段として大規模な空爆が行なわ…
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BBC曰く「対ヒズボラ無線機攻撃は失敗におわった」
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルがヒズボラの持っている無線装置に爆発物を仕掛けた。サプライチェーンに浸透する巧みな作戦だったためヒズボラはかなり動揺したのではないかと感じた。だが、BBCの意見は異なるようだ。本来は無線機爆…
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「リチウム電池過加熱説」も ヒズボラのポケベル爆発はどうやって引き起こされたのか?
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ページャー(日本ではポケベルとして知られる)爆発騒ぎがあったレバノンで再び爆発騒ぎがあった。今度は無線機(トランシーバーとも)が爆発して死者も出ている。ページャーは台湾メーカーのものと言われているそう…
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イスラエルで続く反政府デモ 停戦と人質開放を要求
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢YouTubeでイスラエルのデモのニュースを見かけた。「ちょっと前の映像」だろうと思ったのだが、実は数時間前のものだった。まだデモは収まっていないようだ。アルジャジーラによるとテルアビブで50万人+全…
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イスラエルで70万人デモとゼネラル・ストライキ
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ハマスが6名の人質を殺害しイスラエルに衝撃が広がっている。イスラエル全土にデモが広がり労働組合はゼネラル・ストライキに突入した。日本では全く伝えられておらず「そんな事になっているのか」と感じる人もいる…
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バイデン大統領の庇護のもとイスラエルが暴走
本音ではパレスチナ国家との平和共存を認めないネタニヤフ政権のもとでガザ地区と西岸に対する攻撃が加速している。西岸ではかつてない規模でイスラエル軍が展開している。ガザ地区では国連の支援部隊が攻撃され、ポ…
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「クルド=テロリスト」の真偽とゾーリンゲンの刺殺事件
Xに時折「クルド人はテロリストである」という極端な主張の投稿が紛れてくるようになった。 日本にも移民・難民排斥運動があり川口市の外から極端な意見を持った人たちが流れ込んできているようだ。 人権擁護の観…
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ヒズボラのイスラエル攻撃 勝者ネタニヤフと敗者バイデン
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ヒズボラがイスラエルを攻撃した。ヒズボラ側からは320発のミサイルが発射されたそうだが双方の被害状況はよくわかっていない。 ヒズボラは第一弾攻撃だとしており次の攻撃を示唆している。つまりもう終わったの…
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「イスラエルはガザからの撤退を約束した」報道の真偽
アメリカでは民主党大会が開かれている。このためアメリカのリベラル系メディアはバイデン政権の失点につながるような報道を流したがらない。日本のメディアは伝統的にリベラル系メディアから情報を取ることが多く楽…
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「ガザ停戦交渉はかつてなくゴールに近づいている」の虚実
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢何でもかんでも疑ってかかるのに疲れてしまった。バイデン大統領が「ガザ停戦交渉はかつてなくゴールに近づいている」と宣言したというニュースを見て「今度は信じさせて欲しい」と願った。 だが例によってその期待…
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イスラエルがまたしても「もうじきイランが攻めてくる」と主張
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢独自報道を連発しているアクシオスがまたまた「8月15日を前にイランが攻めてくるかもしれない」と報道し、これが盛んに引用報道されている。内容を見るとイスラエルにとって都合がいい内容になっていて結果的にイ…