カテゴリー: ロシアとウクライナ情勢
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想定通り プーチン大統領はモスクワで133名が亡くなったテロを政治利用する考え
モスクワ郊外で発生したテロ事件の犠牲者は133名になった。今後もさらに増える可能性がありそうだ。 日本では「真実を特定せよ」という人たちが増えているが、おそらく現時点ではこれはあまり重要ではない。重要…
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【速報】モスクワのコンサートホールで40名が死亡 当局はテロと断定
モスクワのコンサートホールで乱射事件が起きた。当局は40名が死亡したと伝えている。アルジャジーラの報道は次の通り。ウクライナ側は関与を否定しているがロシア側が対ウクライナのプロパガンダに利用するシナリ…
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「ウクライナに白旗を勧める」ローマ教皇の踏み込んだ発言が波紋
ローマ教皇がウクライナに白旗を勧めた。この「政治的発言」の背景について波紋と憶測が広がっている。特にヨーロッパには「教皇は実はロシア寄りなのではないか」という懸念がある。教皇フランシスコは歴史的に極め…
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ドイツとウクライナの秘密協議がロシアに抜かれドイツ政界に激震 原因は長距離巡航ミサイルタウロスの供与問題
AFPの記事を読んだときには「リークされたことが問題なのかリークされた内容が問題なのか」がよくわからなかった。ドイツとウクライナの秘密の電子会議の内容がロシアにリークされショルツ政権に激震が走っている…
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マクロン大統領の「ウクライナへの地上軍派遣の可能性も排除しない」発言が波紋 実現すればNATOとロシアの直接対決も
今回のテーマは「狂人理論」と「理由なき反抗」の対立である。 フランスがウクライナへの地上軍派遣を示唆したとしてニュースになっている。普通に考えるとこれはNATO加盟国とロシアが直接対峙することを意味す…
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BBCがロシアの密告者を取材 何が人々を密告に駆り立てるのか
BBCが「ロシアで増える密告……同僚でも他人でも 国のためか怨恨か」という記事を書いている。ロシアでは密告者が増えているそうだがそのうちのひとりに取材をしている。 アンナ・コロブコワを名乗るこの女性は…
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ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退 13,000人の兵士を使い捨てにして戦果を買ったプーチン大統領
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナ軍が東部のアウディーイウカという要衝から撤退したそうだ。周りをロシア軍に取り囲まれそうになり「このままでは大勢の兵士が犠牲になる」として現地司令官の決断で撤退を決めた。西側の弾薬支援が滞る中…
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単に政敵を消すだけではなくなぶりものにして抹殺 ロシアでプーチン大統領の政敵だったナワリヌイ氏が亡くなる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「猫が捕まえた獲物をいたぶるように」そんな表現がまず頭に浮かんだ。 ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏が亡くなったとロシア当局が発表した。ロシア当局は死因はこれから調べますとしているが、プーチン大統領は大…
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行き詰まりを見せるウクライナ情勢 ザルジニー軍総司令官に突如の交代報道
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカの議会で予算が通らずウクライナは依然厳しい状況に置かれている。数日前からザルジニー総司令官とゼレンスキー大統領の間に緊張が高まっていたが、ついにザルジニー総司令官が退任することになった。日本メ…
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ウクライナの軍総司令官に解任報道 日本の防衛戦争の将来が見えるウクライナ防衛をめぐる路線対立
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカが親イラン勢力に攻撃されたと言う報道を受けてさまざまな記事を探した。その中にたまたまウクライナの軍総司令官の独占寄稿を見つけたので構造分析の参考にした。ところがこのザルジニー軍総司令官に解任報…
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誰の金で何のために防衛戦争を続けるのか ロシアの資産没収をめぐる議論
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロイターに「コラム:ウクライナ支援金の捻出、有力な次善策は「賠償担保債」」という記事を見つけた。落ち着いて読んでみると「オピニオン」なので単なるアイディアの一つなのだが、そもそもなぜそんな議論が出るの…
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「ちょっとコーヒーでも飲んできては?」でハンガリーが妥協 ウクライナのEU加盟交渉がスタート
歴史的な会合だった。EUで首脳会議が開かれウクライナとモルドバのEU加盟交渉がスタートすることが決まった。ハンガリーのオルバン首相は反対を表明していたがドイツの首相に「ちょっとコーヒーでも飲んできては…
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NATOは「ウクライナからの悪いニュース」に備える必要がある 西側支援に滞り
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢このところの国際ニュースはイスラエルのガザ侵攻一色になりウクライナのニュースのウェイトは低いものになっている。NATOのストルテンベルグ事務総長が「NATOはウクライナからの悪いニュースに備える必要が…
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「誰も私のようには我々の勝利を信じていない。誰もがだ」焦りを募らせるゼレンスキー大統領と滞るアメリカの支援
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢世界の関心がイスラエルに向かう中、ゼレンスキー大統領が焦燥感を強めている。関連記事を集めウクライナの現在地を確認しておきたい。秋の泥濘期に入りこれまでの支援と徹底抗戦のあり方を再考する動きが出ている。
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ジョンソン下院議長のきわめて政治的なイスラエル支援提案とウクライナに広がる厭戦気分
ジョンソン下院議長が新しいイスラエル支援策をまとめた。上院で抵抗されることは間違いがない。だがこの動きは極めて政治的だ。上院を通らないことでジョンソン下院議長の政治的なメッセージを浸透させる効果がある…
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アゼルバイジャンとトルコ 次の狙いはナフチバン回廊
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢国際政治というのは残酷なものだと思う。ロシアに傾倒していたアルメニアが国際的に孤立しつつある。アゼルバイジャンとトルコの次の狙いはナフチバン回廊だ。梯子を外されたアルメニアは実質的な救済を得られずナゴ…
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ロシアのラブロフ外務大臣によると「西側とロシアはすで戦争状態」にある
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ラブロフ外務大臣が「西側とロシアはすでに事実上の戦争状態にある」と宣言した。極めてわかりやすい「ならず者」の論理という気がする。例えていえば「俺は殴ったけど喧嘩をしているとは言っていない。だがお前らが…
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ナゴルノカラバフでアゼルバイジャンが一定の成果 一時は「新しいコーカサスの戦争」の指摘も
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アゼルバイジャンの攻撃をきっかけにナゴルノカラバフにいた分離派が掃討されたようだ。厳密には「アゼルバイジャンの内政問題」だが、一時は「新しいコーカサス戦争の危機」が高まっているなどと囁かれていた。次の…
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クリミア半島でのStarlink利用拒否 戦争の範囲をも支配するイーロンマスク氏
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢イーロン・マスク氏がクリミア半島におけるStarlinkの提供を拒否していたとして話題になっている。反対派は「一民間企業のCEOが戦争の範囲をコントロールすべきではない」と考えるが、実際の政治言論や戦…
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国民総防衛の現実 ウクライナも世界も厳しい状況に置かれている
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナ情勢に関心がありますか?と問うと日本の世論調査では8割か9割ほどの人が「はい」と答えるそうだ。また年初の日経新聞の調査では「生活に悪影響が生じても支援を続けるべきだ」とする人が7割を超えると…
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依存させておいてサービスを取り上げる イーロン・マスクのビジネス戦略は成功したのか?
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢サイコパス・ソシオパス・ナルシシズム・マキャベリズムについて考えている。社会的な共感性に欠け自分に役に立つか立たないかという「合理性」だけが行動基準になっているという人である。2011年に「平気でうそ…