カテゴリー: ロシアとウクライナ情勢
-
産経新聞曰く「ウクライナ領土放棄の議論が進んで」いる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢産経新聞が「欧米・ウクライナ内に「露占領地放棄と引き換えにNATO加盟」案広がる FT報道」という記名記事を書いている。記事にあるように出典はFT(フィナンシャルタイムズ)だ。 そもそも本当にこんな議…
-
ノルドストリームを破壊したのはウクライナ人とドイツ当局が断定
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアとウクライナの戦争が始まってすぐに北海経由で天然ガスを送るノルドストリームが破壊された。当時はロシアとウクライナ双方がお互いを批判していたが、このほどドイツ当局がウクライナ人の仕業だったと断定し…
-
ウクライナは何をしたいのか 戸惑うCNNとザポリージャ原発の火災
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢CNNが「ロシア領侵入、ウクライナ軍上層部が賭けに出た理由」という記事を書いている。いよいよゼレンスキー大統領の意図がわかったのかと意気込んで読んでみたのだが最初の数行でずっこけた。日本のスポーツ紙な…
-
エネルギーの要衝を掌握 ウクライナのロシアへの侵攻の意図が次第に明らかに
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナがロシアに侵攻して数日たった。ゼレンスキー大統領がウクライナ側の関与を認め、次第にその狙いが明らかになってきた。なおこの問題に関してアメリカのメディアはロシアの侵攻をInvasionと表現し…
-
ゼレンスキー大統領がロシアとの交渉を示唆 トランプ氏躍進の余波が外交に波及
アメリカ合衆国大統領選挙の余波が外交・安全保障に波及している。今回はウクライナとイスラエルの事例について概略を見てゆく。バイデン大統領が主張していた「民主主義陣営の勝利」という神話的スキームが崩壊しつ…
-
ロシア侵攻の事実上容認? トランプ陣営のウクライナ政策が次第に明らかに
トランプ氏のアドバイザーがトランプ氏に進言したウクライナ支援策を公表した。ウクライナ支援を継続するために「和平案を飲むこと」を条件にする。ロシアはクリミア半島情勢の固定化と4州の併合を絶対条件としてい…
-
ダゲスタン共和国のテロでプーチン大統領の統治に疑問符
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシア南部のダゲスタン共和国でロシア正教の教会やシナゴーグへの大規模攻撃が行われた。BBCによると犠牲者のほとんどが警官だったが武装組織の男5人も亡くなった。このほかにロシア正教の司祭が1名亡くなって…
-
ロシアと北朝鮮の同盟は「本当に同盟なのか?」問題
ロシアのプーチン大統領が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とベトナムを歴訪した。西側のロシア包囲網に屈しない姿勢を示すものと考えられている。北朝鮮との間には「包括的戦略パートナーシップ条約」が結ばれたが…
-
EUはウクライナ支援にはいっさいお金は出しません!
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロイターに興味深い記事が載っていた。「G7のウクライナ融資、EU諸国は直接関与せず=イタリア首相」今回日本で「対ウクライナ大型支援」とされているものは実際にはローンなのだがそのローンにも協力しないとい…
-
国際政治音痴の岸田政権が「北朝鮮に接近」報道
日本の当局が北朝鮮に接近したと中央日報が伝えているという。日本では各紙が中央日報を引用報道している。この件を問われた林官房長官は報道を否定も肯定もしなかった。だが、ロシアが「新しいチェス」を始めている…
-
東西冷戦の一部熱戦化 ショイグ氏が更迭され戦争はまだまだ続く
ショイグ国防大臣が更迭された。形式的には安全保障会議の重要メンバーとなったが「閑職」と見做されているようだ。この人事は日本では政局として扱われたがロイターとBBCは戦争の効率化を図ったものと見ているよ…
-
想定通り プーチン大統領はモスクワで133名が亡くなったテロを政治利用する考え
モスクワ郊外で発生したテロ事件の犠牲者は133名になった。今後もさらに増える可能性がありそうだ。 日本では「真実を特定せよ」という人たちが増えているが、おそらく現時点ではこれはあまり重要ではない。重要…
-
【速報】モスクワのコンサートホールで40名が死亡 当局はテロと断定
モスクワのコンサートホールで乱射事件が起きた。当局は40名が死亡したと伝えている。アルジャジーラの報道は次の通り。ウクライナ側は関与を否定しているがロシア側が対ウクライナのプロパガンダに利用するシナリ…
-
「ウクライナに白旗を勧める」ローマ教皇の踏み込んだ発言が波紋
ローマ教皇がウクライナに白旗を勧めた。この「政治的発言」の背景について波紋と憶測が広がっている。特にヨーロッパには「教皇は実はロシア寄りなのではないか」という懸念がある。教皇フランシスコは歴史的に極め…
-
ドイツとウクライナの秘密協議がロシアに抜かれドイツ政界に激震 原因は長距離巡航ミサイルタウロスの供与問題
AFPの記事を読んだときには「リークされたことが問題なのかリークされた内容が問題なのか」がよくわからなかった。ドイツとウクライナの秘密の電子会議の内容がロシアにリークされショルツ政権に激震が走っている…
-
マクロン大統領の「ウクライナへの地上軍派遣の可能性も排除しない」発言が波紋 実現すればNATOとロシアの直接対決も
今回のテーマは「狂人理論」と「理由なき反抗」の対立である。 フランスがウクライナへの地上軍派遣を示唆したとしてニュースになっている。普通に考えるとこれはNATO加盟国とロシアが直接対峙することを意味す…
-
BBCがロシアの密告者を取材 何が人々を密告に駆り立てるのか
BBCが「ロシアで増える密告……同僚でも他人でも 国のためか怨恨か」という記事を書いている。ロシアでは密告者が増えているそうだがそのうちのひとりに取材をしている。 アンナ・コロブコワを名乗るこの女性は…
-
ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退 13,000人の兵士を使い捨てにして戦果を買ったプーチン大統領
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナ軍が東部のアウディーイウカという要衝から撤退したそうだ。周りをロシア軍に取り囲まれそうになり「このままでは大勢の兵士が犠牲になる」として現地司令官の決断で撤退を決めた。西側の弾薬支援が滞る中…
-
単に政敵を消すだけではなくなぶりものにして抹殺 ロシアでプーチン大統領の政敵だったナワリヌイ氏が亡くなる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「猫が捕まえた獲物をいたぶるように」そんな表現がまず頭に浮かんだ。 ロシアの野党指導者ナワリヌイ氏が亡くなったとロシア当局が発表した。ロシア当局は死因はこれから調べますとしているが、プーチン大統領は大…
-
行き詰まりを見せるウクライナ情勢 ザルジニー軍総司令官に突如の交代報道
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカの議会で予算が通らずウクライナは依然厳しい状況に置かれている。数日前からザルジニー総司令官とゼレンスキー大統領の間に緊張が高まっていたが、ついにザルジニー総司令官が退任することになった。日本メ…
-
ウクライナの軍総司令官に解任報道 日本の防衛戦争の将来が見えるウクライナ防衛をめぐる路線対立
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アメリカが親イラン勢力に攻撃されたと言う報道を受けてさまざまな記事を探した。その中にたまたまウクライナの軍総司令官の独占寄稿を見つけたので構造分析の参考にした。ところがこのザルジニー軍総司令官に解任報…
-
誰の金で何のために防衛戦争を続けるのか ロシアの資産没収をめぐる議論
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロイターに「コラム:ウクライナ支援金の捻出、有力な次善策は「賠償担保債」」という記事を見つけた。落ち着いて読んでみると「オピニオン」なので単なるアイディアの一つなのだが、そもそもなぜそんな議論が出るの…
-
「ちょっとコーヒーでも飲んできては?」でハンガリーが妥協 ウクライナのEU加盟交渉がスタート
歴史的な会合だった。EUで首脳会議が開かれウクライナとモルドバのEU加盟交渉がスタートすることが決まった。ハンガリーのオルバン首相は反対を表明していたがドイツの首相に「ちょっとコーヒーでも飲んできては…
-
NATOは「ウクライナからの悪いニュース」に備える必要がある 西側支援に滞り
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢このところの国際ニュースはイスラエルのガザ侵攻一色になりウクライナのニュースのウェイトは低いものになっている。NATOのストルテンベルグ事務総長が「NATOはウクライナからの悪いニュースに備える必要が…
-
「誰も私のようには我々の勝利を信じていない。誰もがだ」焦りを募らせるゼレンスキー大統領と滞るアメリカの支援
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢世界の関心がイスラエルに向かう中、ゼレンスキー大統領が焦燥感を強めている。関連記事を集めウクライナの現在地を確認しておきたい。秋の泥濘期に入りこれまでの支援と徹底抗戦のあり方を再考する動きが出ている。
-
ジョンソン下院議長のきわめて政治的なイスラエル支援提案とウクライナに広がる厭戦気分
ジョンソン下院議長が新しいイスラエル支援策をまとめた。上院で抵抗されることは間違いがない。だがこの動きは極めて政治的だ。上院を通らないことでジョンソン下院議長の政治的なメッセージを浸透させる効果がある…
-
アゼルバイジャンとトルコ 次の狙いはナフチバン回廊
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢国際政治というのは残酷なものだと思う。ロシアに傾倒していたアルメニアが国際的に孤立しつつある。アゼルバイジャンとトルコの次の狙いはナフチバン回廊だ。梯子を外されたアルメニアは実質的な救済を得られずナゴ…
-
ロシアのラブロフ外務大臣によると「西側とロシアはすで戦争状態」にある
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ラブロフ外務大臣が「西側とロシアはすでに事実上の戦争状態にある」と宣言した。極めてわかりやすい「ならず者」の論理という気がする。例えていえば「俺は殴ったけど喧嘩をしているとは言っていない。だがお前らが…
-
ナゴルノカラバフでアゼルバイジャンが一定の成果 一時は「新しいコーカサスの戦争」の指摘も
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢アゼルバイジャンの攻撃をきっかけにナゴルノカラバフにいた分離派が掃討されたようだ。厳密には「アゼルバイジャンの内政問題」だが、一時は「新しいコーカサス戦争の危機」が高まっているなどと囁かれていた。次の…
-
クリミア半島でのStarlink利用拒否 戦争の範囲をも支配するイーロンマスク氏
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢イーロン・マスク氏がクリミア半島におけるStarlinkの提供を拒否していたとして話題になっている。反対派は「一民間企業のCEOが戦争の範囲をコントロールすべきではない」と考えるが、実際の政治言論や戦…