カテゴリー: 国土防衛
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アメリカ・トランプ次期政権の「意識高い系追放運動」は日本にどのような影響を与えるか
次期トランプ政権の人事の概要が出てきた。これを概観する中で一つの傾向が見えてきた。反意識高い系・反知性がイデオロギー化しているようだ。 Bloombergが次のように書いている。閣僚指名にあたっては「…
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石破茂総理の人を見る目のなさがわかる川上高司氏の任用
カテゴリー:国土防衛先日「ご意見募集」とした川上発言だがコメントは付かなかった。専門家たちは動揺したようだが一般には伝わらなかったようだ。実は「石破茂氏が実はアメリカから独立したがっているのでは?」という問題だった。 石…
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石破茂新総理が始めた議論が日本の安全保障界隈を動揺させる
カテゴリー:国土防衛前回の「産経新聞」の件では石破茂新総理によって議論を取り扱っている人たちが動揺しているのではないかと書いた。ただ「産経新聞の記事だけでそう断じるのはいかがなものか」と感じる人もいるだろう。 これまで日…
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石破茂新総裁が固執するアジア版NATOの代償
カテゴリー:国土防衛ハドソン研究所が27日に石破茂氏の新構想を発表した。執筆時期は不明だそうだ。この内容を見て「自分が売り込む側だったら石破氏は簡単な相手だろうなあ」と感じた。NATOのような集団安全保障の枠組みはすでに…
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石破新総裁特集(2/3)アジア版NATOが実現しない理由
カテゴリー:国土防衛石破新総裁の抱負には安全保障関係の提言がかなり目立っていた。アジア版NATO・自衛隊のアメリカ駐留・地位協定の改善などの提案が含まれる。石破氏はこれまでの日米関係を従属的(片務的)なものと見ていて「対…
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レバノン南部の情勢が緊迫 地上部隊の派遣も
レバノン南部の情勢が緊迫している。この記事には2つのねらいがある。1つはそもそもなぜレバノン南部がガザ地区のような状態になっているのかについて純粋に探求することである。もう1つは日本の防衛戦略に関わる…
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安全保障戦略の不在 自民党の支配体制が終わるとき
カテゴリー:国土防衛中国がICBMを発射した。核爆弾を管理する部隊の発射だそうで、狙いは太平洋島嶼地域だった。ホワイトハウスから反応はない。イスラエル情勢で頭が一杯になっている。日本政府は「注視」を繰り返すのみである。た…
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無能な岸田外交の総決算 ロシアの哨戒機の領空侵犯事件
カテゴリー:国土防衛ロシアの哨戒機が領空侵犯を行った。「対話路線」の岸田外交の手詰まりが招いた総決算のような事件だ。日本政府には言葉ではなく実行力のある行動が求められる。 こう書くと「この人は対立の激化を望んでいるのでは…
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「中国が我々を試している」とバイデン大統領が失言
バイデン大統領が「中国が我々を試している」という認識を示した。ああそうなんだろうなとは思うのだが、メディアによっては失言扱いされている。 これについて考えてゆくと試されているのは、実はアメリカと同盟国…
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バイデン大統領の庇護のもとイスラエルが暴走
本音ではパレスチナ国家との平和共存を認めないネタニヤフ政権のもとでガザ地区と西岸に対する攻撃が加速している。西岸ではかつてない規模でイスラエル軍が展開している。ガザ地区では国連の支援部隊が攻撃され、ポ…
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男女群島領空侵犯で高まる中国の脅威 日本政府は毅然とした対応を
カテゴリー:国土防衛中国軍機が長崎県男女群島付近の日本の領海を侵犯した。 国際秩序を無視する中国の力による現状変更は中国の覇権主義的野望の現れであり決して容認すべきではない と、多くの政治家が発言している。 心情的にはこ…
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「一体何に注意すればよいのかわからない」巨大地震注意報に戸惑う外国人
カテゴリー:国土防衛巨大地震注意報について読売新聞が「一体何に注意すればいいかわからない」と戸惑う外国人の声を拾っている。これを読んで「一体何に注意すればいいかわかっている」日本人がいたら連れてきてほしいものだと思った。…
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「とりあえず警告はした」 極めて曖昧な南海トラフ地震注意報
カテゴリー:国土防衛宮崎県の日向灘沖で震度6弱の地震が発生した。人的被害は確認されていないそうだが「南海トラフ地震の兆候なのではないか」として警戒が高まっている。だがその警告を見ても一体どの程度心配しなければならないのか…
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アメリカ合衆国が在日米軍に作戦権を付与 日本への揺るぎないコミットメントを約束
カテゴリー:国土防衛防衛大臣と外務大臣が参加する日米2+2が開催された。今回のメインテーマはアメリカ側の在日米軍の権限拡大だった。時事通信が報道しているが日本側の報道を見ても一体何が行われたのかがよくわからない。なお指揮…
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在日米軍が統合新組織を設立 一段と進む米軍の自衛隊支配
カテゴリー:国土防衛共同通信が「在日米軍司令部に新組織 自衛隊との連携機能強化」という記事を出している。有事の際に在日米軍が効率的に自衛隊を管理できるような体制づくりが進んでいるという内容だ。うっすらと左派色が乗る共同通…
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自衛隊の軍隊化を総裁選で議論せよと石破茂氏が提案
カテゴリー:国土防衛今週のテレビ報道はアメリカ大統領選挙の行方と今週末に始まるパリオリンピック・パラリンピックの話題一色になると予想される。そんななか、YouTubeの片隅で「石破茂氏が憲法九条二項」の削除を訴えたという…
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戦略なき岸田政権下で中国の脅威にさらされる日本の海上権益
カテゴリー:国土防衛戦略なき岸田政権下で日本の海上権益が中国の脅威にさらされている。今回は尖閣諸島で起きている駆け引きを見つつ「日本の戦略のなさ」について改めて確認する。そのうえでなぜ日本が独自戦略を持てないかについても…
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川崎重工の接待疑惑問題は岸田政権にとって次の火種になるだろう
カテゴリー:国土防衛海上自衛隊を中心に218名の処分がでた。うち181名が海上自衛隊であり懲戒免職も11名含まれるという。自衛隊になにか問題が起きていることはわかるが退任する酒井海上幕僚長は「遵法精神がなかった」とのみ総…
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「すずつき」の問題を放置すれば中国に有利な状況が生まれるだろう
カテゴリー:国土防衛海上自衛隊を中心に218名の処分がでた。うち181名が海上自衛隊であり懲戒免職も11名含まれるという。自衛隊の中に問題が起きていることがわかるが退任する酒井海上幕僚長は「遵法精神がなかった」とのみ総括…
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護衛艦すずつきの中国領海航行に快哉を叫ぶ人々
カテゴリー:国土防衛海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が今月4日、中国浙江省沖の中国領海を一時航行したと共同通信が伝えている。ネットでは「中国に一泡吹かせてやった」とする声が多かった。だがなぜ遅れて報道されたのか、なぜ外務省…
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岸田世間の「増税ありき」の議論が破綻 統治崩壊が進む海上自衛隊
カテゴリー:国土防衛岸田総理の「増税ありき」の防衛費増額の議論が事実上破綻した。そればかりか海上自衛隊を中心に芋づる式に問題が露見しており自衛隊のガバナンスの再構築が求められている。問題は複合的な環境(エコシステム)の崩…
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防衛省も蚊帳の外だった 沖縄の米兵性的暴行事件
カテゴリー:国土防衛沖縄の米兵による性的暴行事件に進展があった。立憲民主党の調査で外務省は知っていたが防衛省にも連絡が行っていなかったことがわかっている。外務省がなぜ防衛省に知らせなかったのかは不明だ。背景には揉め事を避…
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野党の鼎の軽重が問われる沖縄米兵の性犯罪事件対応
カテゴリー:国土防衛沖縄県で米兵による不同意性交事件が一部で波紋を広げている。警察・検察は外務省には報告したものの県には三ヶ月報告されていなかった。実は5月にも同様の事件が起きていたがこちらも報告されていなかった。さらに…
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ロシアと北朝鮮の同盟は「本当に同盟なのか?」問題
ロシアのプーチン大統領が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とベトナムを歴訪した。西側のロシア包囲網に屈しない姿勢を示すものと考えられている。北朝鮮との間には「包括的戦略パートナーシップ条約」が結ばれたが…
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戦術核の使用が現実の脅威に ウクライナの状況がエスカレート
フランスではノルマンディ上陸作戦から80年の節目を迎え、連合国の同盟の大切さ、アメリカも含めた血の犠牲で獲得した民主主義社会の大切さなどを訴える式典が行われた。バイデン大統領が国賓として参加し、イギリ…
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物語の破綻 トランプ大統領の2期目には韓国の核武装論が再燃するかもしれない
東洋経済が「日本人を襲う「トランプ2期目」に起こるヤバい事」という記事を出している。トランプ大統領が在韓米軍を撤退させると韓国で独自核開発議論が起きるだろうという記事だ。そしてこの不測の事態に対してラ…
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中国のSNSにアップされたドローン空撮が波紋 岸田政権では日本国民の安全を守れない
中国のSNSに横須賀基地(自衛隊・米軍)の空撮写真が投稿された。その後の経緯をみて「岸田政権では日本国民の安全は守れないのだろうなあ」と確信した。世襲を中心に構成される政権は日本を統治対象としかみてお…
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【速報 詳細なし】2機のSH60Kが伊豆諸島沖で墜落の模様
深夜の防衛省は記者たちで騒然としているようだ。伊豆諸島の東方海域で2機のSH60Kが墜落した模様。既に機体の一部が発見されており8名のうち1名は救助された。残り7名は行方不明である。
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岸田総理の日米グローバル・パートナーシップはやはりハッタリだった
アメリカから帰国した岸田総理大臣に対して各党が質問を行った。岸田総理大臣の掲げるグローバル・パートナーシップが実はハッタリであるということがわかった。「相手が喜ぶからそういう意気込みを見せただけ」と説…
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記者は「自衛隊は米軍の指揮下に入るんですか?」と真顔で質問 ホワイトハウスは表現を軌道修正
岸田総理が訪米している。日本では国賓待遇ということになっていて、バイデン大統領もそれなりに注目を集めようとしていたようだ。だが、日米のメディアの関心は総じて低い。内容は中国を念頭においた安全保障環境の…