カテゴリー: じっくり分析
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ラファ惨劇でついにエジプト側に死者が発生 現在状況調査中
当ブログではイスラエルがガザ地区で「飢餓」を武器にしたパレスチナ人の一掃を図っている状況を「ラファ惨劇」と命名し事態を記録している。 これがラファ惨劇と呼ばれないのはアメリカ合衆国が国内情勢に配慮する…
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静岡県知事選挙で自民党系候補が敗北 岸田総理の解散はますます難しく……
静岡県知事選挙で自民党系の候補が敗北した。一般には「政治と金の問題で逆風が吹いている」と解説されているようだ。確かに岸田総理・総裁のもとで選挙をやることは難しくなったが「野党が勝った」というわけでもな…
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ケニアとアメリカの同盟関係からわかる日米同盟+憲法第9条という既得権益のありがたみ
アメリカ合衆国とケニアが非NATO同盟関係を結んだ。 Politico, BBC, CNNの記事を読みながら安倍政権下での集団的自衛権の一部解禁の議論を思い出した。おそらく当初の狙いは自衛隊のアメリカ…
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現在の日本経済はどのような状況にあるのか 鍵を握るのは現役世代の意識と意欲
本日は強欲インフレの記事をきっかけに「岸田総理を退陣させることが日本を救う」というテーマでお送りしている。背景情報の中で経済概況を書いているのだが「良い材料がなく不安になるからもう読みたくない」と考え…
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岸田さんに降りてもらう以外に選択肢はなし 国内消費の拡大こそが重要
朝日新聞の「物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析」という記事が話題になった。岸田総理の虚偽の説明をよそに日本でも強欲インフレ(グリード・フレーション)が進んでいるという内容…
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トランプ氏陣営の「ナチスドイツを思わせる動画」が波紋
トランプ氏の陣営がナチス・ドイツ時代を思わせる動画を掲載したとして波紋が広がっている。アメリカの政治はユダヤよりと言われることが多いのだが実は歴史にはあまり興味がないと言うことがわかる。覇権国家だった…
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石丸伸二安芸高田市長が東京都知事選に出馬 意義と懸念事項
石丸伸二安芸高田市長が東京都知事選挙への立候補を表明した。マスメディアへの露出はそれほど多くないがネットではかなり有名人なのだそうだ。出馬の意義と問題点について考察してみた。氏が選挙戦に参加することで…
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物語の破綻 トランプ大統領の2期目には韓国の核武装論が再燃するかもしれない
東洋経済が「日本人を襲う「トランプ2期目」に起こるヤバい事」という記事を出している。トランプ大統領が在韓米軍を撤退させると韓国で独自核開発議論が起きるだろうという記事だ。そしてこの不測の事態に対してラ…
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不公正な中国に鉄槌 バイデン政権が新しい対中国関税を発表
中国の不公正な過剰生産に対応するためにバイデン政権が新しい関税政策を発表した。国家安全保障に関わる分野の製品(電気自動車や太陽光パネルなど)に高い関税をかける。このニュースの消費の仕方はいくつかある。…
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東西冷戦の一部熱戦化 ショイグ氏が更迭され戦争はまだまだ続く
ショイグ国防大臣が更迭された。形式的には安全保障会議の重要メンバーとなったが「閑職」と見做されているようだ。この人事は日本では政局として扱われたがロイターとBBCは戦争の効率化を図ったものと見ているよ…
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高金利でもアメリカ経済が好調な理由と今後
アメリカではFRBが金利を引き上げて経済を沈静化させようとしている。だがそれが必ずしもうまくいっているとは言い切れない。これまではミステリーのように扱われてきたが徐々にそのメカニズムがわかってきた。と…
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なぜ政府は共同親権の議論だけを急ぐの? NHKが言えなかったウラ事情
博多大吉さんが「このような声が国会に届くといいんですけどね」と閉めていた。もはやNHKでさえも「国会は国民の声を聞いてくれていない」というのが通り相場になっているようだ。 NHKのあさイチが共同親権に…
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自民党はいじめられている? 政治と金の問題で鈴木馨祐氏が二つのやらかし
岸田政権が景気対策に後ろ向きなこともあり、政治と金の問題と解散総選挙の有無だけが後半国会の争点になりそうだ。この政治と金の問題で実務を担当する自民党の鈴木馨祐氏がテレビに出演し2つの失態を犯した。鈴木…
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なぜ公明党は政治資金規正法の議論で揺れるのか 背景にある維新の影
政治資金規正法の議論が難航している。自民党は全面公開には後ろ向きなので公明党の石井幹事長は「いつまでも自民党の抵抗につきあってはいられない」と苛立ちを募らせる。ところが山口那津男代表は「与党協議も重要…
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イスラエル・ハマス交渉は和平案なくいったん終了
イスラエル・ガザ問題の和平交渉が最終的に決裂した。アメリカは関係各国と引き続き協議再開を目指す。バイデン政権は中途半端にイスラエルを追い込んだが支援停止にも踏み込んでいない。イスラエルはアメリカの顔色…
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どうしてみんなが騒いでいるか理解できない 森喜朗氏は今日も舌好調だった
最近「日本人は自分で物事を考えたり判断したりするのを怖がるようになった」と感じる。だがその理由がよくわからない。 政治家もそこは同じのようだ。森喜朗氏が文藝春秋で塩谷立氏をスケープゴートにするに至った…
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謝罪に滲む国民軽視の姿勢 伊藤信太郎環境大臣の水俣病被害者対応に批判
1週間くらい前から環境省の水俣病被害者団体への対応はひどいという批判が出ていた。環境省が謝罪に動いたことでようやくニュースになったがその対応があまりにも心ないものだった。伊藤大臣は父親が衆議院議長でハ…
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イギリスの地方選挙で保守党が大敗
イギリス(イングランド地方のみ)で地方選挙が行われ、与党保守党が大きく議席を減らした。野党は総選挙を求めている。スナク政権は1月まで選挙を引き伸ばすことができるがこれといった政権浮揚の材料を見つけるこ…
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アベノミクスと安倍晋三はどのようにして日本に大災厄を引き起こしたのか
この文章は「ラディカル・マーケット」とReHacQの河野龍太郎氏の経済概況を合成している。主題はアベノミクスがなぜ日本に大災厄を引き起こしたかであるが、特に河野さんがアベノミクスを批判しているというわ…
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ジャーナリズムの自由を守るために奮戦するアメリカの学生記者
アメリカでは親イスラエル・親パレスチナのデモ隊が激しく衝突している。外からの侵入を防ぐためにジャーナリストたちの立ち入りも制限されているという。そんな中で唯一の希望となっているのが学生ジャーナリストた…
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岸田総理の主張の根拠が崩れる中、最後の望みはデフレ脱却宣言
大河ドラマ「光る君へ」をみている。京の都に疫病が流行するが朝廷には打ち手がない。そこで関白殿が考えたのが「改元」だった。ところが新しい元号の長徳は「長い毒(ちょうどく)」に通じるため「関白殿は物事の是…
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どうにかしてあいつを落選させたい 不支持票投票の理論的支柱
小選挙区制が採用されるようになってから投票率が下がり続けている。同時に「当選させたい政治家はいないが落選させたい人は大勢いる」という人々の声を聞くことが増えた。これまでは「民主主義ではそんなことはあり…
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アメリカの権威主義的ポピュリストは「妊婦の監視」を議論
本日は権威主義的ポピュリズムについて書いている。権威主義的ポピュリストは人々の主観的判断に科学的・宗教的な権威を与え支持を集めるという手法と定義している。 日本でも一部権威的ポピュリズムの動きが出てい…
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第二のナクバだ! アメリカで進行する権威主義的ポピュリズム
昨日のアメリカのニュースでは大学紛争の話題が多く取り上げられていた。ニューヨークのコロンビア大学には警官隊が踏み込み、LAのUCLAでは親イスラエルと親パレスチナの集団が激突した。「第二のナクバだ!」…
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急激な円安に対して政治サイドからのコメントなし 神田財務官は多幸感
政策会合後の植田総裁の発言がきっかけとなり急激な円安が進んだ。もともと150円付近が介入ラインと言われていたが155円線での介入もなくついには160円線を超えてしまった。ここで介入が行われ154円まで…
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残念な人どまりだった玉木雄一郎代表 乙武洋匡氏の得票は伸び悩み
やはり「残念な人止まりだったか」と思った。国民民主党の玉木雄一郎氏である。長崎3区・島根1区・東京15区で補欠選挙が行われた。投票が終わった午後8時に開票結果が出ることをゼロ打ちというそうだが3選挙区…
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立憲民主党の大勝利……とは行かなかった衆議院補欠選挙
長崎3区・島根1区・東京15区で補欠選挙が行われた。投票が終わった午後8時に開票結果が出ることをゼロ打ちというそうだが、3選挙区ともにゼロ打ちとなり立憲民主党の勝利ということになっている。おそらく立憲…
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本日も反省ナシ 森元総理が裏金問題で「岸田総理大臣に聞かれていない」と悪びれずに発言
森元総理が裏金問題について発言した。文藝春秋に記事が出ているそうだ。関連報道を整理すると全く悪びれた様子は見せていないようである。裏金問題は自然発生的に発生し誰かが自分を陥れるために森主犯説をでっちあ…
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救済はなかった ドル円157円も植田総裁は「物価高には影響がない」と冷淡な発言
お昼頃の為替変動を見て「あ、植田さんは何もしないんだ」と思った。 政策決定会合後の植田総裁の会見ではハト派的な姿勢と円安による物価高の影響に対して冷淡で突き放したものだったとロイター通信がまとめている…
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人権擁護派エマニュエル駐日大使が不倫? トランプ氏の裁判が思わぬところに飛び火
エマニュエル駐日大使は、オバマ大統領の秘書官を務めシカゴ市長も経験した民主党の大物政治家だ。日本国内では人権派・多様性重視派として知られ「ネット系保守」空は目の敵にされている。そんなエマニュエル駐日大…