東大前刺傷事件を起こした生徒が通う名門高校が生徒の切り捨てを図る

東大前で受験生らが刺された事件で「殺人未遂容疑で逮捕された少年(17)が通う高校」がコメントを出した。週刊誌報道から愛知県の東海高等学校のことであると思われる。あまりにも明後日の方向を向いているので暗澹とさせられた。中でもいたたまれないと思ったのが状況をコロナと生徒の受け止め方のせいにして事件と向き合わなかったことである。

ただ、考えを進めるとこの高校もまたゲームの中にいることがわかる。彼らもまた抜けられないのだろう。

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東大農正門前無差別刺傷事件・へずまりゅう・ゲームリセット社会

この文章を読む前に考えて欲しい。あなたが「クソゲー」と言われるゲームをプレイしているとする。なかなか勝てない。その場合「どうするのが正解」だろうか?

大学共通テストが行われる東京大学農学部の前の路上で受験に来た高校生二人と高齢男性の一人が刺された。刺したのも受験生なのではと言われていたが高校二年生だったそうだ。自分は東大を受験するんだと言いながらも受験生を刺していて頭の中が整理できていない様子がわかる。ただ彼のやろうとしたことは明白だ。このゲームをチャラにしてやると意気込んでいるのである。彼はその目標は達成した。

社会はそれがうまく理解できない。新聞では容疑者の名前と学校名は伏せられているが世間の関心は「どこの学校の学生がやったんだ」ということになっているようだ。週刊文春は愛知県の名門で偏差値75の東海高等学校の高校二年生だったと報じている。一方で受験生の親は「警備をしっかりして欲しい」と戸惑っている。

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松浦勝人さんの金持ち自慢

松浦勝人さんという人がYouTubeを始めた。貸レコード屋さんから輸入業に転じ有名アーティストのプロデュースなどを手がけたという華麗な経歴がある一方で近年の営業利益が落ち込んでいる。コロナの影響でイベント事業が不振となり本社を売却することで凌いだのだという。

将来に不安を感じるくらいなら新しいことをしてお金を稼いだ方がいいということなのかもしれない。不安を解消するために自ら動くというのは立派なことである。ただそのYouTubeの内容は主に松浦さんの金持ち自慢である。チャンネルが出るたびに消していたのだがどういうわけか次々に出てくる。そこで見だしたところこれが意外と面白かった。

お金持ちで「数千万円のブランド品を一時間もしないうちに買ってゆく」というようなあまり上品とはいえないコンテンツがたくさん出ている。おそらくこれがこれまでも日常だったのだろう。だが実際に自分で見ると文春が伝えるような嫌味さはない。この辺りは松浦さんの人柄なのだろう。

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神田沙也加報道抑制と報復自殺問題

もう去年になってしまうのだが神田沙也加さんと言うミュージカル女優が亡くなった。

非常に違和感のある報道だった。おそらく多くの人が「報道のあり方」には関心があったと思うのだが、全く別の問題について考えていた。それが報復自殺問題だ。

よく読まない人から「神田さんが報復自殺をしたのか」と捉えられかねないので、当時は触らなかったのだが少し時間が経ったので改めて考えを整理することにする。

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SNSで関わってはいけない自己肯定感が低い人

今回はSNSで関わってはいけない人の見分け方を書く。二種類の関わってはいけない人がいる。最初の類型は「やってもらって当然だ」と考える人である。だが二種類目が難しい。彼らは一見慎み深く面倒見も良かったりする。だがあるきっかけで怒りを募らせて関心を持ってくれている人に攻撃性を向ける。

先日は北新地のクリニックの放火事件について調べた。拡大自殺の可能性が高そうだ。仕事ができるという評判は高かったがすぐカッとなる傾向にあるのだという。生活に行き詰まり死にたいと考えるようになったが自分一人では死にきれず家族を巻き添えにしようとした。のちにクリニックにかかるのだがおそらくそこでもこの傾向は収まらなかったようだ。最終的にはクリニックの院長と患者を巻き添えにした。院長はおそらく彼を助けようとしたのだろうが、その善意は彼には届かなかった。

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フジテレビとNHK – テレビ業界を蝕む「老害」の正体

フジレテレビが退職者を募っているそうだ。満50歳以上で10年以上勤めている人が対象だという。フジテレビで終身雇用制が崩壊していることがわかる。

終身雇用制度とは若い人を安い給料で使う代わりに身分を保証して安心して会社に貢献させようという制度だ。つまりこの制度の意味するところは若い人たちに「将来を保証しない」という宣言になっている。実際に多くの若手がやめているそうだが彼らが辞める理由は将来不安ではない。フジテレビにいても作りたい番組が作れないからというのが理由なのだそうだ。

一体何が起きているのかと考えた。キーワードは「ディメンター型老害」である。

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日本から撲滅すべきなのは職人気質なのかもしれない……

オリジナルの講義を全く聞かずに論評を書くというのはおそらくやるべきことではないと思うのだが、先日のエントリーで岡田斗司夫さんの3万円の仕事を10という論について考えた。きっかけになったのYouTube動画は同志社大学でのレクチャーの切り抜きだと思う。学生相手に「1つの仕事に全賭すると危険だから分散化しなさい」というようなことを言っているようだ。

これだけを見ると「さすが岡田さんだ、私も明日からそうしよう!」などと思うわけだが、こういう時こそ「いや待てよ」と思わなければならない。そこでQuoraで聞いてみた。意外なことがわかった。

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普通の子が普通の子を殺す、弥富市の普通の子殺人

愛知県の名古屋近郊に弥富市という普通の町がある。地図で見たら揖斐川・長良川・木曽川が流れ出すところにある。金魚の産地として知られているそうだ。ここで中学生同士の殺人が起きた。加害者の少年は刺身包丁を準備して学校にゆき教室の外から礼儀正しく被害者の少年を呼び出し廊下でまっすぐに肝臓を一突きしたという。

生徒のほとんどは教室に入っていたという頃だから廊下には誰もいなかったのだろう。報道を見ていて日本全国でも積極的に「言語化教育」をやらないと大変なことになるのではないかと思った。アメリカなどではアサーティブネスと呼ばれている「嫌なものは嫌だ」と主張するという教育である。

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アメリカの若者の39%がLGBTQである

アリゾナクリスチャン大学の調査によるとアメリカのZ世代の若者の39%が自分のことをLGBTQであると自認しているそうだ。Z世代とは18歳から24歳の若者だそうで、だいたい大学生くらいの世代だ。調査担当者は彼らにとってLGBTQは「無難でクール」なのだと説明する。クールはわかるのだが無難という表現がよくわからない。

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バ美肉と承認欲求

20代の夫婦が女子高校生を殺害したという事件があった。テレビではその後の動向をあまり聞かないので「何か表で扱いにくい事情があるんだろうな」と思った。パッと見てわかるのは被害者の女性も殺害したという妻も「かなりふくよかなタイプだった」ということである。なんとなく間に挟まれ最終的に殺害に加担した夫が「ふくよかななタイプが好きだったんだろうな」と思った。

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