カテゴリー: 心理学・社会学
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ギッシュ・ギャロップ トランプ氏はなぜ今回のディベートで負けたのか
CNNの世論調査の結果、今回のトランプ氏はハリス氏に討論で負けたと言われている。前回の調査と判断が逆転した背景にはトランプ氏の戦略の有効性と限界がある、それがギッシュ・ギャロップ(Gish Gallo…
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中東・ロシアで書き換わる「戦争」の定義
カテゴリー:議論と対話小泉今日子氏が憲法改正をすると戦争になると言っている。 小泉今日子 改憲の動きに「戦争に進んでしまう可能性が…」戦争知らない若い世代には「知る機会がない」」 小泉氏がどのような戦争を念頭にこの発言をし…
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噛み合わないSNSの議論 日本語が読めない日本人が増えているらしい
カテゴリー:議論と対話AbemaTVで「学生の国語力が落ちている」という特集をやっていた。この中に出てきたテストを見て「ああそうだったのか」と納得した。長い文章が読めないのではと思っていたのだが文章自体が理解できない人が増…
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岸田総理と交渉する維新の恐怖体験はサイコパス対応に似ている
「平気で嘘をつく人たち」という本が流行したことがある。岸田総理の行動を見ているとこの本を改めて読み返したくなる。維新から嘘つき呼ばわりされたあと改めて文通費改革に意欲を表明した。普通の人は嘘をつくと罪…
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悪性インフレによる物価高に悲鳴をあげ、怒り、そして諦めてゆく なぜ日本人は諦めてしまうのかを考える
テレビ朝日が「物価高に悲鳴」という記事を出している。コメント欄はお祭り状態だったのだがなぜか「コメンテータ状態」の人が多かった。断片的な知識をもとに語り諦念と共に状況を受容している。なぜこうなるのだろ…
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成田悠輔氏もびっくり? フランスのマクロン大統領が「人生の終末法」を支持
SNSのXで成田悠輔氏が炎上している。過去の「老人集団自決」発言がキリン氷結無糖のコマーシャルをきっかけに再炎上しているそうだ。そんな成田さんもびっくりするかもしれない法律がフランスで議論されている。…
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BBCがロシアの密告者を取材 何が人々を密告に駆り立てるのか
BBCが「ロシアで増える密告……同僚でも他人でも 国のためか怨恨か」という記事を書いている。ロシアでは密告者が増えているそうだがそのうちのひとりに取材をしている。 アンナ・コロブコワを名乗るこの女性は…
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「とにかく忙しすぎたから」馳浩石川県知事が2週間現地に行かなかった理由が判明
馳浩石川県知事が2週間現地に行かなかった理由が判明した。「忙しかった」のだそうだ。少なくとも「どうしていいかわからなくなった」からでも「極めて冷たい人」だったからでもなかったことがわかったのはよかった…
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羽田の事故での犯人探しはいますぐやめてくれ! 民間航空関係者が悲痛な叫び
航空安全会議(JFAS)が「犯人探しはやめてくれ!」と悲痛な叫びをあげているというXの投稿を見つけた。聞きなれない団体だが民間航空会社の関係者で組織した団体なのだそうだ。 羽田の事故では警察が捜査に入…
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腐敗と疲弊の原因と指摘されるダイハツの「白水天皇」 わかったこととますますわからなくなったこと
「トヨタは悪くない、全て現場のせいだ」と総括されたダイハツ問題だが、管理職側にかなり問題があったことがわかってきた。週刊文春が「「開発スケジュールが過度にタイト」ダイハツ“不正の温床”を生み出した「天…
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何のために働いているのかわからない 日米で本当に始まっているゲーム的雇用という現実
前回、雇用がゲーム化することで規範意識が薄れているのではないかと書いた。あくまでも象徴的な意味合いしかなかったのだが、実際に雇用はますますゲーム化してゆくかもしれない。アメリカでは看護師が「ギグワーカ…
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田崎史郎氏 検察と「この辺でね」という手打ちがないのが岸田政権の問題と指摘
田崎史郎氏が岸田政権の問題について興味深い指摘をしている。検察との間で「手打ちをやらないのが問題だ」と言っている。極めて問題が大きい発言だが、最も深刻なのは田崎氏がこれを問題だとは感じておらず、おそら…
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宝塚歌劇団の生徒さんたちが「実は私たちは異常な状態にあった」と気がついてしまう 報道の激化で広がり続ける動揺
宙組25歳の劇団員(宝塚歌劇団では「生徒さん」と呼ぶ)の不幸な事故をきっかけにした報道の波紋が広がり続けている。中でも深刻なのは宙組の中に動揺が広がっているという点だ。「実は私たちは「生徒」というなの…
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「日本人が変われない理由」がもれなく網羅された、宝塚歌劇団の0点記者会見
「名ばかり管理職」となっていた25歳の宙組劇団員が亡くなった事件が発端となり、宝塚歌劇団が会見を行った。予想されていたことではあるが「日本人が変われない理由」が全て網羅されていると言っても良いダメな会…
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高市文書問題で考える日本人が議論ができない理由
参議院予算審議が終盤に差し掛かり高市問題はうやむやのまま終わりそうだ。もう一度冷静になってみよう。高市放送法文書問題で我々が知りたかったのは何なのか。実はこの単純なことがわからない。ここから、日本人が…
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PTAという日本の理不尽
PTAはアメリカで作られた仕組みである。この仕組みが日本では独特の進化を遂げている。端的に言えば村社会の陰湿な同調圧力の温床になっているのだ。PTAが問題になるのは学校側のメンバーに入れ替わりがなく保…
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国家主義の犠牲者 – カミラ・ワリエワと羽生結弦
カミラ・ワリエワ選手がドーピング騒動の渦中にある。トリメタジジンを服用していた疑惑があるのだそうだ。これを見て「ワリエワ選手と羽生結弦選手は同じ構造の犠牲者だな」と感じた。さらに検体に複数の治療薬が使…
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おそらくは誰にでも起こる可能性がある – 埼玉県ふじみ野市の医師殺し
カテゴリー:生き方と幸せ朝テレビをつけたら「男が猟銃を持って医療関係者を人質に立てこもっている」というニュースをやっていた。「猟銃」ということだったが意外と驚きはなかった。同時にまたお医者さんかと思った。大阪の精神科病院の事…
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東大前刺傷事件を起こした生徒が通う名門高校が生徒の切り捨てを図る
東大前で受験生らが刺された事件で「殺人未遂容疑で逮捕された少年(17)が通う高校」がコメントを出した。週刊誌報道から愛知県の東海高等学校のことであると思われる。あまりにも明後日の方向を向いているので暗…
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東大農正門前無差別刺傷事件・へずまりゅう・ゲームリセット社会
この文章を読む前に考えて欲しい。あなたが「クソゲー」と言われるゲームをプレイしているとする。なかなか勝てない。その場合「どうするのが正解」だろうか? 大学共通テストが行われる東京大学農学部の前の路上で…
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SNSで関わってはいけない自己肯定感が低い人
カテゴリー:生き方と幸せ今回はSNSで関わってはいけない人の見分け方を書く。二種類の関わってはいけない人がいる。最初の類型は「やってもらって当然だ」と考える人である。だが二種類目が難しい。彼らは一見慎み深く面倒見も良かったり…
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フジテレビとNHK – テレビ業界を蝕む「老害」の正体
カテゴリー:生き方と幸せフジレテレビが退職者を募っているそうだ。満50歳以上で10年以上勤めている人が対象だという。フジテレビで終身雇用制が崩壊していることがわかる。 終身雇用制度とは若い人を安い給料で使う代わりに身分を保証…
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日本から撲滅すべきなのは職人気質なのかもしれない……
カテゴリー:生き方と幸せオリジナルの講義を全く聞かずに論評を書くというのはおそらくやるべきことではないと思うのだが、先日のエントリーで岡田斗司夫さんの3万円の仕事を10という論について考えた。きっかけになったのYouTube…
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普通の子が普通の子を殺す、弥富市の普通の子殺人
カテゴリー:生き方と幸せ愛知県の名古屋近郊に弥富市という普通の町がある。地図で見たら揖斐川・長良川・木曽川が流れ出すところにある。金魚の産地として知られているそうだ。ここで中学生同士の殺人が起きた。加害者の少年は刺身包丁を準…
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アメリカの若者の39%がLGBTQである
アリゾナクリスチャン大学の調査によるとアメリカのZ世代の若者の39%が自分のことをLGBTQであると自認しているそうだ。Z世代とは18歳から24歳の若者だそうで、だいたい大学生くらいの世代だ。調査担当…
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大坂なおみ選手の報道が180度変わったことの危険性について考える
カテゴリー:生き方と幸せ大坂なおみ選手をめぐる報道が180度変わった。これはかなり危険なことだと思った。 ことの発端は大坂選手が全仏オープンの記者会見を拒否したことだった。日本円で165万円と言われる罰金が話題になり、前から…
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心情的に政治を語ることしかできない日本人
SNSで政治議論を見ることが増えたのだが問題が解決するのを見たことがない。これまで「これはなぜだろうか」と漠然と考えてきたのだがある日「正解がわかった」と感じた。最初に書いてしまうと日本人はSNSで政…
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神輿論
前回まで、白河院政から江戸時代が成立するまでの間の歴史を「周縁とタンデム」というキーワードで見てきた。日本の権力構造を評価する時に「これはいいことなのか悪いことなのか」ということが見たいのだ。例えば「…
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白河院政から江戸幕府までの政権以降の歴史を超特急でおさらいする
前回「周縁論とタンデム構造」を書いて日本の歴史を知らないなと思ったのでおさらいして見た。