ジャニーズ事務所PR会社のNGリストが波紋 井ノ原快彦氏にはトーンポリシング批判も 欠落する「モデレーション」という考え方

ジャニーズ事務所をめぐる問題が新しい展開を迎えている。日本のPRとジャーナリズムの未成熟さが生み出した本来は必要のない混乱とえいえる。

だがおそらくこの批判と騒ぎは今後の日本の芸能記者会見を考える上で非常に貴重な事例となるだろう。これまでの予定調和的で平和な会見は少なくなり、予測不能な悪意をいかに取り除くのかという「モデレーション」スキルが必要とされるようになるのだろう。

その意味では望月衣塑子氏も反面教師として大いに日本の言論空間に貢献していることになる。

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ジャニーズ事務所の「マネージメント料金はいりません」が国際ビジネスを展開する企業に全く響かない明確な理由

ジャニーズ事務所所属タレントをCMから締め出す動きが加速している。この対抗策としてジャニーズ事務所は今後1年間マネージ年と料金はいりませんと宣言した。ジャニーズ事務所が今回の問題を全く理解していないばかりか新社長やそれを支援する法務チームにビジネスセンスが全くないということを露呈している。

藤島ジュリー景子氏と東山紀之氏がこの会社を経営し続けるのはおそらく無理だろうし、周囲にサポートしてくれる人もいないのだろう。ジャニーズ事務所を解体し補償と権利管理に特化した会社にした上で、タレントの受け皿を他に探した方がいい。

だがそもそも「なぜマネージメントフィーを受け取らない」が対策にならないのかがよく理解できていない人も多いのかもしれない。ジャニーズ問題については実にさまざまな記事が出ているが今回の企業のCMからの撤退についてはその理由はよく理解されていないようだ。

当然読者にはもやもやしか残らない。善悪を判断する前に状況を整理してモヤモヤの解消をすべきだろうと感じる。

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コンプライアンス崩壊 有名企業がCMからジャニーズタレントを次々と放逐

コンプライアンスの崩壊とは恐ろしいものだと感じた。これまで頑なに認めてこなかった性加害を認めたことがきっかけにになり帝国が崩壊を始めた。

ジャニーズ事務所がジャニー喜多川氏の性加害を認めたことで有名企業が次々とジャニーズ事務所のタレントとの取引を中止している。長年問題を放置していたツケは非常に大きく取り返しがつかないものになった。外資系企業は行動計画を見るとしているが一部国内企業は風評を恐れてジャニーズから撤退した。

CM契約が先細れば、CMに依存するテレビ局はジャニーズタレントを使うことに「理由」が必要になる。おそらく今後多くのタレントを抱えることも新規タレントを育成することも難しくなってゆくだろう。

その後に補償問題がのしかかる。一説には10億だ、100億だ、1000億だなどいう無責任な数字も飛び交っている。そうなると、今後は会社の資産だけでなく藤島ジュリー景子氏が個人的に引き継いでいるとみられる土地などの資産に注目が集まる。おそらく「性加害からの逃げ得は許さない」という風評にさらされることになるだろう。

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なぜ、ジャニーズの東山紀之新社長は世間を納得させらなかったのに、井ノ原快彦氏には一定の説得力があったのか

ジャニーズ事務所の記者会見が行われた。藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、東山紀之氏が新しい社長に就任した。東山氏は「鬼畜の所業」などと厳しい口調でジャニー喜多川氏を糾弾していたがSNSの「X」では厳しい声が飛び交っていた。特に東山紀之氏が過去に性加害に関わっていたという報道が飛び交っていた。昭和の体育会的な東山新社長はおそらくステークスホルダーを納得させられないだろう。一方で存在感を発揮したのが井ノ原快彦氏だった。今回の会見で最も「株を上げた」といって良い。この2人の違いはどこにあるのかを中心に考えた。その上でなぜ「井ノ原快彦的」な資質が重要なのかについて分析する。

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西武池袋の61年ぶりのストの意味が国民に全く理解されなかった理由

西武池袋本店が1日ストライキを行った。デパートのストに対しては物珍しさもありストのお知らせの写真を撮影する人が多くいたという。と同時にネットでは「ストの意味がわからない」というネガティブな書き込みも多かった。なぜ今回のストが世間から理解されなかったのかを考えてみた。背景にあるのはある差別感情と一つの時代の終わりである。憧れが消費を牽引するという時代が終わりつつあるのだが、その次が見つかっていない。

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