BBCがロシアの密告者を取材 何が人々を密告に駆り立てるのか

BBCが「ロシアで増える密告……同僚でも他人でも 国のためか怨恨か」という記事を書いている。ロシアでは密告者が増えているそうだがそのうちのひとりに取材をしている。

アンナ・コロブコワを名乗るこの女性は正体を明かすことを恐れている。だが他人の秘密を暴くことは大好きで、すでに1397通の通報文を書いたという。

密告はソ連や東ドイツではよくみられた習慣だ。このため記事を読むとまずロシアがソ連時代に逆戻りしているというような印象を持つ。だがよく読んでみるとSNSや週刊誌による「密告」が増えている日本にも参考になる何かが見つかるかもしれないと思う。状況が割と似ている。

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「とにかく忙しすぎたから」馳浩石川県知事が2週間現地に行かなかった理由が判明

馳浩石川県知事が2週間現地に行かなかった理由が判明した。「忙しかった」のだそうだ。少なくとも「どうしていいかわからなくなった」からでも「極めて冷たい人」だったからでもなかったことがわかったのはよかった。ただしやはり県知事としての仕事はしていなかったように思える。ポイントになるのは「情報ボトルネック」現象だ。

さらに現在は特有の事情も加わっている。友達同士で喧嘩が始まってしまいLINEでやりとりが送られてくる。中には夢中になって一日中スマホを手放せないという人も出てくるだろう。だが、状況に張り付くと全体像が掴めなくなり却って何が何だかよくわからないということになりかねない。現代の危機対応には現代ならではの危険もあるようだ。トップリーダーたちも我々と同じようにとにかく情報が多すぎるという状況に晒されているようだ。

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東大農正門前無差別刺傷事件・へずまりゅう・ゲームリセット社会

この文章を読む前に考えて欲しい。あなたが「クソゲー」と言われるゲームをプレイしているとする。なかなか勝てない。その場合「どうするのが正解」だろうか?

大学共通テストが行われる東京大学農学部の前の路上で受験に来た高校生二人と高齢男性の一人が刺された。刺したのも受験生なのではと言われていたが高校二年生だったそうだ。自分は東大を受験するんだと言いながらも受験生を刺していて頭の中が整理できていない様子がわかる。ただ彼のやろうとしたことは明白だ。このゲームをチャラにしてやると意気込んでいるのである。彼はその目標は達成した。

社会はそれがうまく理解できない。新聞では容疑者の名前と学校名は伏せられているが世間の関心は「どこの学校の学生がやったんだ」ということになっているようだ。週刊文春は愛知県の名門で偏差値75の東海高等学校の高校二年生だったと報じている。一方で受験生の親は「警備をしっかりして欲しい」と戸惑っている。

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フクシマ差別の次は東京差別

東京アラートが解除されてからまた新型コロナウイルス感染者が増え始めた。だが今度は様子が違っている。東京都は実態隠蔽のために数値目標を撤廃したようだ。だが人々が反発している様子はなく「差別」で対抗している。東京は汚れているから来るなということになっているらしい。ひどい話だが仕方がない。東京には前科がある。

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新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)をめぐる人々のまだらな対応

連日安倍政権批判と絡めて新型コロナウイルス肺炎のことを書いている。今回は批判はお休みにして人々のまだらな対応について書いておきたい。この何が問題なのかと考えていたのだが、おそらく差別・被差別構造が根元にあるからだろう。そして誰もが差別される側になる可能性がある。

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