カテゴリー: 日本人論
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心情的に政治を語ることしかできない日本人
SNSで政治議論を見ることが増えたのだが問題が解決するのを見たことがない。これまで「これはなぜだろうか」と漠然と考えてきたのだがある日「正解がわかった」と感じた。最初に書いてしまうと日本人はSNSで政…
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神輿論
前回まで、白河院政から江戸時代が成立するまでの間の歴史を「周縁とタンデム」というキーワードで見てきた。日本の権力構造を評価する時に「これはいいことなのか悪いことなのか」ということが見たいのだ。例えば「…
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白河院政から江戸幕府までの政権以降の歴史を超特急でおさらいする
前回「周縁論とタンデム構造」を書いて日本の歴史を知らないなと思ったのでおさらいして見た。
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周縁論とタンデム構造
明智光秀を扱った大河ドラマ「麒麟がくる」が山場にきている。これを見ていて周縁について考えた。中心部がうまくゆかなくなると周辺から別の勢力が出てきてそれを代替するという構造があるようだ。さらに中心部にも…
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野田洋次郎の「個人の見解」を炎上させた死生観を扱えない社会
野田洋次郎さんの個人の見解がまた炎上しているそうだ。もともと「この人はすごいなあ」という感想だったと思うのだが、おり悪く難病ALS患者の嘱託殺人事件で「優生的思想」が話題になったために炎上したのだろう…
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GoToトラベルキャンペーンとQuoカードの関係とは……
カテゴリー:日本人論GoToトラベルキャンペーンの詳細が決まった。東京を除外しホテル代の補助だけを先行するそうである。この決定が出てからどんなリアクションがあるのかと思ったのだが細かいルールを攻略しようとするものが多い。…
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新型コロナウイルス流行下でも夜の街に繰り出す大人たちは何を求めているのか?
カテゴリー:日本人論世界中で新型コロナウイルスが再流行の兆しを見せている。東京でも「夜の街」を中心に感染が拡大しているようである。中でも目立っているのがホストクラブとガールズバーだ。 日曜討論でも新型コロナは夜の街の病気…
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集団主義の国の意思決定プロセスと専門家会議の廃止
日本型の意思決定を見ていると、誰が何を決めているのかよくわからないと思うことがある。そういう組織が「状況が刻々と変わる上に専門性が強い」事象に対応するとどうなるのだろうかという疑問がある。新型コロナウ…
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テラスハウスの出演者が亡くなったという話
カテゴリー:日本人論テラスハウス(Netflix)に出演していた木村花というプロレスラーが亡くなった。死因は発表されていないが自殺だと考えられているようだ。ネットには「SNSでの誹謗中傷はやめるべきである」という声が多数…
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新型コロナを巡る検査議論の混乱 - 日本の縮み志向の原因を探る
今回はまず、緊急事態と権力のロックダウンというところから始めて自己愛的な万能感がシステムを破壊するところをみた。三番目の要素は縮み志向である。この縮み思考を観察するために検査を巡る議論の混乱を観察する…
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意外と複雑な日本語の母音体系とアクセントの広がり
先日来日本語の由来について勉強している。前回は九州の言語と東北地方の言語が二つのセンターを作っていて日本語に影響を与えているという話を読んだ。今回はその続きだ。
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縄文人・弥生人という神話
新日本人の起源という本を読んだ。「縄文・弥生」というのは神話であると書いてあり面白かった。副題に神話からDNA科学へと書いてあったので比較神話学の話からDNA研究を結びつけているのだと持っていたのだが…
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平時から戦時へというとフリーズする人たち
カテゴリー:日本人論新型コロナウイルス対策について「平時から戦時へ」と書いたところレスポンスが悪かった。なぜなんだろうかと考えた。おそらく正常性バイアスなんだろうなという結論に達した。正常性バイアスは誰もが持つ傾向であり…
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日本は印象で騒ぎ、ドイツやアメリカは問題解決を目指す
今回も新型コロナウイルスについて書く。テーマは印象で騒ぐ国とエビデンスを求める国の違いである。その違いは歴然としていて、時に顕著な違いをもたらす。
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日本で新型コロナウイルスが蔓延しないという謎
世界各地で新型コロナウイルスが猛威を振るっている。アメリカではニューヨークが封鎖された。ヨーロッパではイタリアから広がりフランス・スペイン・ドイツと上がって行き最終的にイギリスも封鎖されることになった…
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日本人はいかにして日本の心を捏造するのか
演歌の成り立ちについて調べたことがある。日本人が伝統をどうやって捏造するのかということがわかる。おそらくネトウヨが考える日本の伝統というのも同じように捏造されたものなのだろう。「日本の伝統」にすがって…
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「キャラ」は日本語では悪口
カテゴリー:日本人論Quoraで面白い発見をした。本当は原文を引用したいのだが回答をくれた人をさらすことになってしまうのでそれは避けることにした。今回考えるのはなぜ日本型の組織から突出した才能が消えてしまったかということ…
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なぜ日本人は承認欲求をネガティブに捉えるのか
本日のテーマは日本人と承認欲求である。日本人は承認欲求をネガティブに捉えることが多いと思う。この理由と意味づけについて考える。最終的に行き着いたのは「個人主義」である。
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延期される憲法改正 – 日本人は意地悪なので一番欲しいものは他人には与えない
護憲派の毎日新聞社が「首相、憲法改正「20年施行」を断念」と伝えている。護憲派・毎日新聞社の高笑いが聞こえてきそうである。いわゆる読者のメシウマ感情を刺激する記事だ。事実上断念ということなので総理の口…
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時代とともに移り変わるべき大嘗祭
令和に代替わりして初の新嘗祭である「大嘗祭」が行われた。Twitterで島田裕巳さんが大嘗祭を経ない天皇は「廃帝」とか「半帝」と呼ばれたと言っていたので「例外を除いては大嘗祭をやってきたのだろう」と思…
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2020東京オリンピック札幌マラソンと庶民の嫉妬
IOCの鶴の一声から始まった「2020東京オリンピック札幌マラソン」騒動がひと段落したようだ。これを見ていると日本人の村落的な問題解決方法とその欠点がよくわかる。日本は「協力してはいけない社会」になっ…
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日本人には表現の自由は扱えず、自主憲法を制定することもできないだろう
スーパーの前でソルティーライチを飲んでいたところ女子中学生(もしくは小学校高学年くらいか)二人組みに睨まれた。自転車を停める場所がないのが気に入らなかったらしい。慌てて横に避けた。学生二人は無表情だっ…
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日本人の表現の自由は個室の中でしか許されない
あいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」は結局関係者が全部逃げ出してしまい終わりになったようだ。 中でもひどかったのが東某という人で「責任は全て津田大介にある」とした上でTwitterで宣言し…
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おかもっちゃん(岡本昭彦)と憲法改正議論
吉本興業の闇営業問題がなぜか社内内紛に発展してしまった。後からニュースを見ると、なぜ芸人のスキャンダルが経営内紛に発展したのかを誰も思い出せないのではないかと思う。それくらいわけがわからない。 日本で…
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勝ちたい日本人が夢中になる「抜け感」
先日来、劇場型政治を燃え上がらせる日本人の勝ちたい感情について書いている。が街に出て一味違ったキーワードを見つけた。それが「抜け感を出すためのテクニック」である。これは勝ちたい日本人の屈折した感情を表…
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悪いことを悪いと思わない日本人
JOCの竹田会長がフランス当局から「東京オリンピック招致について賄賂を送ったのでは?」として訴追される見込みだという。長い間捜査が行われていたようだがついに実際に竹田さんのところにまで手が及んだ形であ…
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国家としての背骨がないのに日本はなぜ崩壊しなかったのか
背骨がない国家を支える非公式な村組織。しかし、これはいつまでも存続しているわけではない。