カテゴリー: 国際政治
-
カジノのチップは誰が配る? アメリカでアファーマティブアクションに違憲判決
カテゴリー:アメリカの政治アメリカの最高裁判所が2つの重大な判断を下した。アファーマティブアクションが違憲だという判断はすでに報道されているが、今朝のニュースではバイデン政権の「ローン減免」も違憲だとされたようだ。終身の最高裁…
-
フランスで警察官の少年殺害が暴動に発展 その複雑な事情
カテゴリー:ヨーロッパの政治パリ郊外の警察官が交通検問を無視した少年(ナエル・M)を殺害した。この時点では「ああまたか」と思った。アメリカではこの手の事件が頻発しているためなんとなく慣れてしまっている。しかしあれよあれよという間…
-
共和党の主要候補がアメリカ出生地主義の転換を改めて提案
カテゴリー:アメリカの政治元々のニュースは大統領選挙キャンペーンを開始した。バイデン大統領が「バイデノミクス」という新しい政策を提案する。バイデノミクスはアメリカ時間の28日に発表されるものと見られている。 こうなると共和党で…
-
プリゴジン氏をめぐるプーチン大統領とルカシェンコ大統領の反応をまとめる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢プリゴジンの乱についてはさまざまな憶測が飛び交っている。ここでは切り口を少し変えて、今回の件に関するロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領の反応を見てゆきたい。普段はルカシェンコ大統領…
-
ギリシャでNDが政権を維持 経済に弱い左派は「政府批判ばかり」として支持を失う
カテゴリー:ヨーロッパの政治ギリシャで再選挙が行われND(ニューデモクラシー)が大勝した。直前に移民を大勢乗せた船が転覆していたがギリシャ国民はこの事件にさほど関心を寄せなかったようだ。SYRIZAのチプラス氏は焦りを募らせ政権…
-
ワグネルの扱いに苦慮するプーチン大統領と危惧されるロシアの特攻メンタリティ
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ワグネルの指導者プリゴジン氏が声明を発表した。彼の主張は終始一貫しているがそれを扱うロシア指導部のメッセージは二転三転しており、ロシアの「脆弱性」が改めて浮き彫りになった。この混乱は問題解決につながら…
-
プリゴジンの乱に見るロシアの危険なメンタリティと「弱腰プーチン」の今後
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢プリゴジンの乱から一夜が経った。アメリカは事前に動きを予測していたようだが急速な展開にやや混乱気味だったようだ。最終的にロシア内部の亀裂が原因で起きたと言う分析になっており「そもそもロシアのウクライナ…
-
ロシアで「プリゴジンの反乱」 経緯と現況を簡単におさらい
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアでワグネルのプリゴジン氏が反乱を起こした。当初は簡単に鎮圧されるものと思われていたがプリゴジン氏はロストフ州とヴォロネジ州の軍事施設を制圧しモスクワに向かっている。プーチン大統領はしばらく反応し…
-
バイデン大統領が「日本の防衛費増額に圧力をかけた」と支持者に自慢げに語る
バイデン大統領が「広島を含めて3回岸田総理に防衛費増額の圧力をかけた」と認めた。公然の秘密なので「失言」としてニュースになることはなかったが、日本の官房長官が「防衛費増強は日本が積極的に主張した」と発…
-
「ウクライナの支援」にポーランドが参戦するかもしれない、とエマニュエル・トッド氏が指摘
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢電車の中で暇つぶしにYahoo!ニュースを見ていたところ気になる記事を見つけた。「ポーランドがウクライナの戦争に参戦するかもしれない」という指摘である。もちろんすぐにではなく「可能性」の話でしかないの…
-
アメリカの不肖の息子ハンター・バイデン氏の中年の危機
カテゴリー:アメリカの政治ハンター・バイデン氏の5年にわたる疑惑に決着がついた。BBCが「バイデン米大統領の息子、税金未納と銃所持で罪を認める」という記事を書いている。ハンター・バイデン氏は長い間民主党と共和党の政争の中心課題…
-
スコットランド国民党は独立運動のた目に集めたお金をどうしようとしているのか?
カテゴリー:ヨーロッパの政治スコットランド行政府のスタージョン元首相が一時拘束された。疑惑はSNPが集めた資金に関するものだったが一時釈放されたことから逮捕のために十分な証拠を集めることができなかったものと思われる。特定の政党が…
-
連邦レベルで起訴されてもトランプ氏の人気が衰えない3つの理由
カテゴリー:アメリカの政治トランプ元大統領が文書持ち出し疑惑で起訴された。「安全保障上の重大情報が含まれていた」などとして大騒ぎになっている。だがこれはトランプ氏の政治生命の終わりとは見做されておらず「新しいエンターティンメン…
-
ボリス・ジョンソン英国元首相が押される前に自ら崖を飛び降りる
カテゴリー:ヨーロッパの政治ボリス・ジョンソン元首相が議員辞職した。ロックダウン破りのパーティーの後の「言い訳」が虚偽答弁であったと問題視された。ただこれが直ちに議員資格の停止に結びつくことはないはずだった。このためジョンソン氏…
-
CNNのリクトCEOの退任が示すアメリカリベラルの退潮
カテゴリー:アメリカの政治CNNのリクトCEOが退任した。このリクトCEOの退任によってアメリカの左派が置かれている厳しい状況がわかる。穏健リベラルの退潮は世界的な傾向だが、豊かな国アメリカも例外ではないようだ。
-
日本では詐欺電話の掛け子は逮捕されるだけだが、メキシコでは殺されて埋められることもある
カテゴリー:アメリカの政治CNNの日本語版が「メキシコでコールセンターの従業員が袋詰めの遺体になって見つかった」という短い記事を書いている。どうやら不動産詐欺に関わっていたようだ。コールセンターというと整備された職場のように思…
-
カホフカのダム破壊からわかるプーチン政権を放置する危険性
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢小麦相場が3%程度上昇した。原因はウクライナにあるカホフカ水力発電所の爆破だった。さらにしばらくして「ウクライナの国土は長期間深刻なダメージを受けるだろう」と伝わってきた。この一連の出来事から世界がプ…
-
カホウカ水力発電所が何者かに破壊されるがザポリージャ原発はかろうじて制御されている
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「ウクライナのカホウカでダムが破壊されたらしい」という一報があり昨日の午後はちょっとした大騒ぎだった。一夜明けて少し落ち着いたので情報を整理したい。 最初は軍事ブロガーたちの発信だったようだがそのうち…
-
マクロン大統領はなぜNATO東京オフィス開設を「妨害」するのか?
カテゴリー:ヨーロッパの政治マクロン大統領がNATOの東京オフィス開設に反対している。Financial Timesが伝え各紙が引用報道している。「中国との関係悪化を恐れているのだろう」とする観測が多い。フランスは国内に経済問題…
-
ギリシャで「ボーナスの50議席」を期待したやり直し総選挙が行われる背景
カテゴリー:ヨーロッパの政治ギリシャで総選挙が行われた。1回目の投票で右派与党が躍進したが過半数を獲得できなかった。右派与党は連立政権を組むという選択肢があったがこれを選ばず再選挙を行うことになっている。選挙結果は6月25日に出…
-
ユタ州のある学区が「聖書は下品で暴力的」として小学校と中学校から撤去
カテゴリー:アメリカの政治アメリカで面白い動きが起きている。キリスト教の聖典である聖書がある学区から撤去された。撤去の理由は聖書は下品で暴力的だからである。小中学校の児童と生徒が読むにはふさわしくないという。行きすぎた二大政党…
-
BRICS外相会合のテーマは「プーチン大統領の逮捕問題」と勢力圏の拡大
カテゴリー:アフリカ情勢南アフリカのケープタウンでBRICSの外交大臣会合が行われた。今回のテーマは勢力圏の拡大である。G7広島サミットに反発する国が増えており「いわゆるグローバルサウスとの対話」が失敗に終わったことがわかる…
-
共和党が学級崩壊状態に陥るも、債務上限問題は無事下院採決へと向かう
カテゴリー:アメリカの政治アメリカでは債務上限問題が話し合われている。共和党が議案を通さない限り「共和党が大惨事をもたらした」といわれかねない。つまりどっちみち下院共和党は議案を通す必要があった。ところが一時議会共和党は学級崩…
-
アメリカ債務上限問題の最初の関門は火曜日の規則委員会
カテゴリー:アメリカの政治バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で交渉がまとまり債務上限問題が一歩前進した。このニュースによって日経平均は600円ほど値上がりしたそうである。ただこれで問題がすべて解決したと考えるのはまだ早い…
-
ベラルーシのルカシェンコ大統領が新しい核保有国「ロシア・ベラルーシ連合国」構想を明らかに
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢今日「ルカシェンコ大統領がプーチン大統領と会談した後に倒れた」と言うニュースを伝えた。この記事では反体制派のツェプカロ氏の情報であるため「すぐには飛びつかないほうがいい」と言うようなことを書いた。 だ…
-
「ルカシェンコさんがクレムリンで倒れたってよ」
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアに近い立場にいるルカシェンコ大統領がクレムリンで倒れたという「ニュース」が広がっている。ロシアでは要人が不審死がたびたび起きているため「ついにルカシェンコ氏もプーチン大統領の毒牙にかかったのか」…
-
トルコのエルドアン大統領が大統領選挙に勝利宣言
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢トルコのエルドアン大統領が勝利宣言を行ったと複数のメディアが伝えている。トルコはNATOの枠内にありながらEUの外にある。この特異なポジションのため、エルドアン大統領はたびたび「親ロシア的」な発言で欧…
-
アメリカ合衆国がウクライナの動きを不安視しはじめる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「マスコミが伝えない真実」という言葉がある。ウクライナで進行しつつある出来事に対してアメリカ合衆国サイドの懸念が強まっている。だが地上波を見ていてもあまりそのような報道は見られない。もちろん丹念に情報…
-
フィッチがアメリカの格付けを引き下げ検討対象(レーティング・ウオッチ・ネガティブ)に 債務上限問題の期限内合意は絶望的に
NHKなど国内メディアが一斉にフィッチ・レーティングスがアメリカ国債の格付けを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと伝えている。ロイターなどはあまりこのニュースを大きく取り上げておらず、Bloom…
-
ウクライナからロシア側に侵入した自由ロシア軍団(The Liberty of Russia Legion)とはどんな人たちなのか
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ゼレンスキー大統領のG7訪問と時を同じくして「ロシアによるウクライナ侵攻」が新しいフェイズに入った。The Liberty of Russia Legionと呼ばれる集団がロシア領内に侵入したのである…