カテゴリー: じっくり分析
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外交青書「中国に対する戦略的互恵」の表現復活 本音ではみんな中国で儲けたい
上川陽子外務大臣が外交青書を閣議に報告した。この中に中国に対する戦略的互恵という文字が入っている。2023年11月に岸田総理が訪中したときに盛り込まれることがわかっており既定路線だった。宏池会はアジア…
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「ネタニヤフの泥沼」に引っ張り込まれるバイデン大統領とそれに引っ張り込まれる岸田総理大臣
日本は不幸な時に不幸な総理大臣を選んでしまったようだ。 岸田総理が日本を泥沼に引き込むかもしれない。NBCが「ネタニヤフ首相がバイデン大統領を泥沼に引っ張り込もうとしている」と書いている。岸田総理はB…
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共同親権導入は事実上の離婚禁止法案?
日本社会は崩壊に向けて動いている。これがよくわかるニュースがあった。共同親権の問題が大きな反発を呼んでいる。 本来ならはこの手の問題は大きな保守・リベラルという動きに集約されてゆくのだが日本はそうなっ…
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153円突破 円安によるインフレ継続か金利上昇による倒産か 二択を迫られる日本銀行
アメリカで消費者物価指数(CPI)が発表された。インフレが再加速する兆しがあり年内に利下げが始められるかが怪しくなっている。 アメリカの経済は比較的順調な状態が続いているが、日本経済は大きな影響を受け…
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岸田総理の「国賓待遇」の嘘が完全崩壊
つくづく恐ろしい時代になったものだと感じる。 かつて日米同盟が持っていた力は完全に失われた。支持率向上を狙って魔力にあやかろうとした岸田総理だが、「国賓待遇」という事実とは異なる説明をしたことが逆効果…
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この混乱をどう収拾するの? 「河野太郎大臣主導で10基金から国庫返納」報道で忘れ去られている諸問題
河野太郎大臣が主導して国の基金を廃止するという。政府もいよいよ行政改革に本腰かと考えたのだが内容を見て愕然とした。廃止される基金は16兆円中のわずか千数百億円だった。政府は国民の負担増を減らすために行…
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岸田総理が訪米を開始 CNNは防衛費GDP比2%の実現を確信
岸田総理の訪米が始まった。日米同盟の堅固さをアピールし岸田政権の支持率アップにつなげたい考えだ。アメリカのメディアは日本がアメリカ陣営を経済的に支えてくれることに期待しており、岸田総理がCNNに対して…
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ああ誰も責任は取らないんだ…… 小林製薬の紅麹問題
身も蓋もないのだが、安倍政権下で中小企業向けに野放図にモノづくりをさせることを「成長戦略」と言っていたツケが回った。当時の政府は「国はもう管理しなからあとは消費者が自己責任で身を守るように」と注意喚起…
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イスラエル軍が南部ハン・ユニスから撤退で逆に高まる緊張 合衆国はテロに警戒
イスラエル軍がガザ地区の南部ハン・ユニスからの撤退を始めた。日本ではロイターなどの外国通信の伝聞報道が主になっていて事情がよくわからないが「イスラエルがバイデン大統領のメッセージを深刻に受け止めたので…
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悪性インフレの影響でパン屋とラーメン屋がバタバタと廃業 プチ贅沢が成り立たない経済状況
東京商工リサーチが2つの記事を書いている。パン屋とラーメン屋がバタバタと潰れているというのだ。この話からは二つの情報が読み取れる。一つは岸田政権下で国民の負担を増加させる悪い政策が着々進行しているとい…
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内部崩壊状態の自民党を岸田総理が伝書鳩のように飛び回る
自民党は厳密に言えば近代政党ではなく個々の人間関係によって成立する派閥の集合体である。ここ最近さらにその状態がひどくなっている。岸田総理が派閥を部分的に破壊したことで人間関係が崩壊された。 岸田総理は…
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自民党執行部「処分を調整」に感じる違和感の正体
4月4日に自民党の執行部が安倍派と二階派の処分を発表する。渡米を前にして政治と金の問題の幕引きを図ろうとしているのだろう。個人的にはこの問題に対する関心は薄れていて「処分が決まってから発表してくれれば…
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自民党の凋落に酷似 トルコの地方選挙でエルドアン大統領率いる政党AKPが大敗
トルコで地方選挙でAKPが大敗しエルドアン大統領にとっては大きな痛手となったなどと各紙が伝えている。 この地方選挙での大敗の状況は日本とよく似ている。改革を先延ばしにしてきたが金利を抑えていたために地…
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アメリカの現在は日本の未来? 低所得層がファストフードを食べられなくなっている
ロイターが「アングル:米ファストフード業界、アプリ利用の割引で低所得層つなぎとめ」という記事を出している。タイトルだけを読むとインフレのせいで低所得者はファストフードしか食べられなくなっていると解釈し…
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イスラエルが内閣崩壊の危機 最高裁判所が超正統派の優遇措置に是正勧告
ネタニヤフ首相が率いる内閣が崩壊の瀬戸際に立たされている。最高裁判所がユダヤ教学院(イェシヴァ)への補助金中止の仮処分を出した。なぜこの仮処分が政権の崩壊につながるのかをわかりやすく見てゆく。
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大阪は日本型ポピュリズム社会実験中 維新の改革で半数の公立高校が統廃合の危機に
大阪は日本型ポピュリズムの実験室だ。そんな大阪で半数の公立高校が統廃合の危機にある。民意で選ばれた政策の結果なので「選挙による選択」といえるが大阪府庁では激震が走っているそうだ。なぜそうなったのか。わ…
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悪性インフレによる物価高に悲鳴をあげ、怒り、そして諦めてゆく なぜ日本人は諦めてしまうのかを考える
テレビ朝日が「物価高に悲鳴」という記事を出している。コメント欄はお祭り状態だったのだがなぜか「コメンテータ状態」の人が多かった。断片的な知識をもとに語り諦念と共に状況を受容している。なぜこうなるのだろ…
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アメリカ合衆国は依然として超過準備の状態にある
ロイターが「アメリカは超過準備の状態にある」という記事を出している。2022年よりはマシな状態になっているが正常化にはしばらく時間がかかりそうだという。日本の経済状況を知る上でもこの記事について理解す…
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政治と金の問題が解決せず派閥政治からも脱却できない理由を政権批判抜きで考えてみる
TBSに松原耕二氏司会の報道1930という一時間の番組がある。非常に長いプログラムなのであまりみる気になれないのだが森元総理の力の源泉というプログラムをやっていたので「一体何が力の源泉なのか」と興味を…
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「いつか財務省が介入して円高にしてくれるはず」は本当なのか-予想される介入線は154円から155円
日本銀行が金融政策を変更し「マイナス金利」を解除した。このニュースで「いよいよ日銀も政策変更か」という期待が集まった。だが、実際には「金融緩和継続」と受け止められ逆に円安が進行している。 財務省・金融…
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大林ミカ氏辞任で幕引きを許すな 河野太郎大臣に求められる説明責任
中国ロゴ問題に進展があった。産経新聞が【独自】として中国企業のロゴが入った書類が国連やEUの機関の資料にも使われていたと伝えている。産経新聞は優しげに「浸透したと誤解される可能性がある」と表現している…