カテゴリー: アメリカの政治
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トランプ氏の外交政略が判明 同盟国の頭越しにロシアや中国との直接交渉も?
前回はCNNの記事を参考にトランプ氏がNATOなどの同盟国との関係を見直そうとしているという説をご紹介した。ただCNNには一種の偏りがあり必ずしも公平とは言えない。今回は違った角度の記事を紹介する。共…
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「日本とサウジアラビアが我々をカモにしている」 40年変わらないトランプ氏の感覚が日米同盟を再び揺るがす
CNNが「米国のNATO離脱、トランプ氏の本気度はかなりのもの」というオピニオン記事を書いている。社説のような感覚のもので公平な報道記事ではないがトランプ政権でNATO離脱が起こり得るかを分析した内容…
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ネタニヤフ首相を扱いかねるバイデン大統領 ついに口汚い言葉で周囲に苛立ちをぶちまける
カテゴリー:アメリカの政治NBCが短い記事を書いており日本の媒体もこの話題を多く取り上げていた。バイデン大統領が周囲に苛立ちをぶちまけネタニヤフ首相をAss holeと呼んだという内容だ。一体何があったのか。
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2012年以降のアメリカと日本の同盟関係をあらためて整理する
前回トランプ氏のNATOを軽視する発言を書いた時に安倍総理とトランプ大統領の関係について触れた。この時に「実際にはどういう関係性だったのだろう?」と思った。当時既に安保法制についてのブログ記事を書いて…
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「その時は好きにすればいい」トランプ氏がロシアのNATO攻撃を奨励 この発言は日米同盟にどんな影響があるのか
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏が演説を行い「ロシアのNATO攻撃を容認する発言をした」として話題になっている。アメリカ国民の中には自分達ばかりが負担を押し付けられNATOなどの同盟国が相応の負担をしていないと考える人が多…
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トランプ氏が銃規制の即時撤廃を表明 なぜアメリカ人は銃により自らを守らなければならないと考えるのか
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏がペンシルベニア州で行われたNRAの集会に参加にし「自分が大統領になったらバイデン政権の銃規制を全て撤廃する」と宣言し拍手喝采を浴びた。またバイデン大統領が再選されればペンシルベニア州の名前…
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彼の記憶力は著しく限られている バイデン大統領が高齢による記憶力の低下を理由に訴追を免れる
カテゴリー:アメリカの政治「記憶にございません」は日本の政治家が嘘をつくときによく用いられるフレーズだ。だがアメリカのバイデン大統領にも記憶力の低下問題が浮上した。大統領の場合は嘘をついているわけではなく老化現象と見られている…
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大統領選挙が行われる11月まで「決められない米国政治」が続く見通し
カテゴリー:アメリカの政治今回のエントリーはニュースをまとめたものではない。主題になっているのは決められないアメリカ政治だ。「どうしてこうなったのか」を理解したいと思いアメリカの議会情勢を見た上で、Quoraなどで質問をした。…
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プーチン大統領が公然とアメリカ世論への浸透を図る 橋渡し役はあのタッカー・カールソン氏
カテゴリー:アメリカの政治ある男のXの投稿が物議を醸している。FOXニュースの名物司会者として知られた「あの」タッカー・カールソン氏がクレムリンに行きプーチン大統領との単独インタビューに成功した。 カールソン氏は自費で渡航した…
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トランプ氏が日本製鉄のUSスチール買収をブロックすると宣言 高まる保護主義化の懸念
カテゴリー:アメリカの政治トランプ氏が「自分が大統領になったら日本製鉄のUSスチール買収をブロックする」と宣言した。日本企業に関連するニュースということもあり「トランプ氏が大統領になったらアメリカが保護主義化するのではないか」…
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いよいよ始まったアメリカの報復 従来の「世界大戦」とは異なるいびつな衝突の構造
いよいよアメリカが親イラン勢力に報復を始め、SNSのXでは一時「第三次世界大戦」がトレンドワード入りしていた。「いよいよ第三次世界大戦が始まったのか?」などという懸念が広がっていることがわかる。 しか…
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セサミストリートのエルモが期せずして可視化したSNSの「おおきいおともだちたち」の不安
カテゴリー:アメリカの政治BBCに「セサミストリートのエルモ、「みんなが大好き」 SNS上であふれる不安の声に反応」と言う記事が出ている。エルモが「ねえみんなどうしてる?」と問いかけたところ「全然大丈夫じゃない」と声が次々と寄…
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ニューハンプシャー州でバイデン大統領のAI偽電話が広がる
カテゴリー:アメリカの政治ニューハンプシャー州の予備選挙でバイデン大統領の声色に似せた自動音声通話が流されて混乱が広がった。もはや何でもありになったアメリカ大統領選挙だがついに何者かがフェイクのAI音声電話をかけて選挙を混乱さ…
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トランプ氏が日本の原爆投下を引き合いに「アメリカの大統領は何をやってもいいんだ」と主張
カテゴリー:アメリカの政治時事通信が「トランプ氏、原爆例に大統領免責主張 特権なければ「落とさなかった」」という記事を書いている。被爆国の日本としては「なんというひどいことを言うのだ」と言う気持ちになる。ましてやそのような認識…
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アイオワ州のコーカスでトランプ氏が圧勝 11月の大統領選に向けて好調な滑り出し
カテゴリー:アメリカの政治アイオワ州のコーカスでトランプ氏が圧勝した。ヘッドラインだけで記事を書くと「極端な人たちが極端な候補者を選んだ」と書きそうになるが今回は全く違った印象を持った。YouTubeでABCの報道を見ていたか…
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そういえばあいつどこいった? オースティン国防長官がバイデン大統領に報告せず数日間入院
カテゴリー:アメリカの政治オースティン国防長官がバイデン大統領に報告せずに入院していたとして話題になっている。ポリティコが伝え各紙が追従したようだ。選挙キャンペーンに忙殺されているバイデン大統領は数日の間気が付かなかったようで…
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イエレン財務長官が勝利宣言か ソフトランディングをめぐり思惑が交錯
イエレン財務長官が「ソフトランディング達成」を宣言したと読める記事がBloombergに出ている。だが、どうもこの記事のタイトルがおかしい。ロイターの表現は控めに「米経済「ソフトランディング」に向け進…
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ついに「白人のための純血のアメリカ」という議論まで 2024年の主役はやはりトランプ氏なのか
カテゴリー:アメリカの政治民主主義擁護が国是のアメリカの大統領選挙が揺れている。 トランプ氏が「移民はアメリカの血を汚す」と発言した。ヒトラーを思わせる議論だが本人は「我が闘争」など読んだことがないからヒトラーの主張とは違って…
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国防権限法が議会通過 アメリカ合衆国はウクライナを見捨てつつあるのか
カテゴリー:アメリカの政治年内に援助資金が枯渇するとされていたが、アメリカ合衆国でウクライナ支援を含む防衛関連予算(国防権限法)が可決された。すでに上院を通過しており大統領もサインする予定だ。だがその予算はバイデン大統領が期待…
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ペンシルヴェニア大学の学長と理事長が議会の吊し上げ後に解任 「言論の国アメリカ」で今起きていること
カテゴリー:アメリカの政治ペンシルヴェニア大学の学長と理事長が辞任した。学内に蔓延る「反ユダヤ主義」を放任したというのが理由だった。日本ではあまり伝えられないニュースだがアメリカの政治がどんな状況に置かれているのかがわかる。選…
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オスプレイ墜落事故についてアメリカ合衆国が気にしていることをエマニュエル駐日大使の発信から探る
オスプレイの墜落事故についてラーム・エマニュエル駐日大使がステートメントを出している。これを読むとアメリカの外交筋が何を恐れているのかを理解できる上「事実上の占領状態」を作っている原因は実は日本人のマ…
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南米に新たな領土紛争の萌芽 ベネズエラがガイアナの一部を巡り住民投票を計画
ある国の支配者が別の国を併合したい時に「民主的に選ばれた」と主張することがある。この時に便利に使われるのが国民投票だ。ベネズエラがガイアナの7割を占めるエキセボ地区を狙っている。沖合に次々に油田が発見…
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車が空を飛び爆発 米加国境のレインボーブリッジの事故でメディアは一時騒然
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国は感謝祭の移動シーズンに入った。感謝祭は11月第4木曜日なので今年は23日が感謝祭当日に当たる。コロナ明けの本格旅行シーズンということもあり数百万人が移動したものと見られている。そんな中…
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ChatGPTのOpenAI社で「意識高い系」の取締役会が敗北 アルトマン氏がCEOに復帰へ
OpenAIでアルトマンCEOと取締役会の内乱が起きた。ロイターの記事をもとに構図を単純化すると、早いうちから一般に技術を解放してストレステストを行うべきだとするアルトマンCEOと功利的利他主義という…
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「習近平は独裁者だ!」にブリンケン国務長官が頭を抱える
カテゴリー:アメリカの政治習近平国家主席とバイデン大統領の会談が終わった。表向きは関係修復のための会談だったが「目立った成果に乏しかった」と評価されている。そんななか、カメラに収められたブリンケン国務長官のある表情が注目を集め…
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アメリカ合衆国下院で予算案が通過し連邦政府閉鎖は回避 利上げ観測も弱まり日本にも株価上昇の波及効果
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国関連で2つのニュースがあった。 一つ目のニュースはCPIの伸びが収まりつつあるというものだ。これで利上げは終わりだろうという希望観測的な安堵感が広がり株価上昇・債権価格回復という流れにな…
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中国発の化学物質がアメリカ人を蝕む アメリカで社会問題化するFentanyl(フェンタニル)とは
アメリカのニュースを見ていると、最近Fentanylという言葉を聞くことが増えた。日本語ではフェンタニルと表記されるそうだがTBSは「アメリカでは年間11万人の死者が出ている」という。米中首脳会談でも…
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移民奔流 中南米からアメリカ合衆国への移民の流れが止まらない
カテゴリー:アメリカの政治ロイターがグアテマラからアメリカ合衆国に流れてゆく移民の問題について書いている。土地を売ってブローカーにお金を払いアメリカ合衆国に渡る人についてのルポである。 成功すれば故郷に立派な家が建てられるが無…
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ジョンソン下院議長のきわめて政治的なイスラエル支援提案とウクライナに広がる厭戦気分
ジョンソン下院議長が新しいイスラエル支援策をまとめた。上院で抵抗されることは間違いがない。だがこの動きは極めて政治的だ。上院を通らないことでジョンソン下院議長の政治的なメッセージを浸透させる効果がある…
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戦後のガザ地区に多国籍軍管理構想 ホワイトハウスは否定
ガザ地区に対する攻撃が激化している。ラファからの外国人と傷病者の退避も始まったが、地区の内情はかなり混乱しているようだ。医療体制崩壊目前という報道も見られるようになった。イスラエルは停戦に応じるつもり…