カテゴリー: 国際政治
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オクラホマ州が聖書教育を義務化と右傾化するアメリカ合衆国
カテゴリー:アメリカの政治オクラホマ州が聖書教育を学校で義務化する。先だってルイジアナ州の教室で十戒の掲示が決まっておりアメリカ合衆国の一部で右傾化・キリスト教原理主義化が進んでいることがわかる。 政教分離原則のあるアメリカ合…
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EU委員長にフォン・デア・ライエン氏が再選へ
カテゴリー:ヨーロッパの政治懸案だったEUの首脳人事が固まった。穏健右派・穏健左派の連立で極右は排除された。ロイターは次のように伝える。フォン・デア・ライエン氏の任期は5年だそうだ。 バランスの取れた人事だが反EU・極右と呼ばれ…
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ボリビアでクーデター未遂 背景は先住民と既得権益の争い
カテゴリー:南アメリカ情勢ボリビアでクーデター未遂事件が起きたが無事に鎮圧された。だがその内容を見ても何が起きているのかがよくわからない。本来大統領選挙に出馬資格がない人が出馬を表明しておりそれを未然に防ぐために軍人が蜂起した…
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ケニアで増税きっかけの暴動が発生 パンに16%の税金
カテゴリー:アフリカ情勢ケニアで議会が襲撃される暴動事件が起きている。5名が亡くなったとされていたが最新情報では23名が亡くなったそうだ。 ルト氏は「自分は庶民の味方」と宣伝し2022年に大統領に就任した。しかしその国家財政…
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ロシア侵攻の事実上容認? トランプ陣営のウクライナ政策が次第に明らかに
トランプ氏のアドバイザーがトランプ氏に進言したウクライナ支援策を公表した。ウクライナ支援を継続するために「和平案を飲むこと」を条件にする。ロシアはクリミア半島情勢の固定化と4州の併合を絶対条件としてい…
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ダゲスタン共和国のテロでプーチン大統領の統治に疑問符
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシア南部のダゲスタン共和国でロシア正教の教会やシナゴーグへの大規模攻撃が行われた。BBCによると犠牲者のほとんどが警官だったが武装組織の男5人も亡くなった。このほかにロシア正教の司祭が1名亡くなって…
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やっとガザ地区に平和が訪れるのか ネタニヤフ首相のトーンに変化
ネタニヤフ首相のトーンに変化が見られる。ガザ地区の作戦を段階的に縮小すると宣言した。ただし時期は明言しなかった。ガザ地区の人々にとっては朗報の可能性はあるが専門家たちはさほど喜んでいないようだ。実はイ…
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アメリカ合衆国憲法のOriginalism(原理主義)とInterpretism(解釈主義)の対立
カテゴリー:アメリカの政治「原理主義」という言葉がある。イスラム教原理主義と言われるように過激思想と結びつくことが多い。ところがアメリカ合衆国の憲法にも原理主義と解釈主義の対立があり、原理主義が台頭しつつある。 権威主義のイラ…
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EUの女傑対決 フォン・デア・ライエンVSメローニの熾烈な争い
カテゴリー:ヨーロッパの政治東京都知事選は小池VS蓮舫の女傑対決と言われている。「日本では女性の地位が低いため目立った女性は女傑などと差別される」という指摘もある。だがこうした「女傑対決」はヨーロッパにも存在する。EU委員長再選…
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まるで教育勅語の復活 ルイジアナ州の学校で十戒の掲示が義務化
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ南部ルイジアナ州の学校で十戒の掲示が義務化される。対象は幼稚園から大学までと幅広いが「ルイジアナ州の支援を受けている学校」のみが対象だ。 ジェフ・ランドリー知事のお気に入りの政策で支援者である…
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ロシアと北朝鮮の同盟は「本当に同盟なのか?」問題
ロシアのプーチン大統領が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とベトナムを歴訪した。西側のロシア包囲網に屈しない姿勢を示すものと考えられている。北朝鮮との間には「包括的戦略パートナーシップ条約」が結ばれたが…
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トランプ氏が大統領になればネタニヤフ氏の「勝ち」 ますます混乱するイスラエル情勢
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢権力者の側から見ると、民主主義は民衆の力を借りた権力の維持だと記述できる。日本では岸田総理と自民党が問題解決能力を失ったまま政権にしがみついており機能不全の状態に陥りつつある。権力維持が民主主義の最大…
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メッカ大巡礼が死者550名以上の惨事に
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラム教ではメッカへの巡礼が信者への義務とされる。特に巡礼月(ズー・アルヒッジャ)に行われる巡礼をハッジ(Hajj)と呼び特に神聖視されているそうだ。アルジャジーラによると今年のHajjの期間は6月…
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投資家は今後一ヶ月フランスの政治動向に注意を
カテゴリー:ヨーロッパの政治NISAの拡充で海外投資に興味を持つ人が増えている。一時は米株・米国債が中心だったが、最近では米国以外の金融商品にも関心が高まる。特にヨーロッパに投資をする人は今後一ヶ月はフランスの政治動向に注目すべ…
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EUはウクライナ支援にはいっさいお金は出しません!
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロイターに興味深い記事が載っていた。「G7のウクライナ融資、EU諸国は直接関与せず=イタリア首相」今回日本で「対ウクライナ大型支援」とされているものは実際にはローンなのだがそのローンにも協力しないとい…
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戦時内閣崩壊がガザの戦闘休止を実現するという皮肉
ついにガザ地区で戦闘がとまったそうだ。全ての地区がというわけでもないようだが一部地域では束の間の平穏が戻ってきた。原因となったのがイスラエル内部の混乱である。IDFと呼ばれる軍隊(イスラエルの軍は「防…
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G7発表のウクライナへの援助は「貸す」だけ 原資はロシアの国家賠償の可能性も
G7首脳サミットが開かれた。初日の話題はウクライナ対策で翌日には中国について議論されることになっている。 日本ではウクライナへの巨額の支援が決定されたと報道されたが、アメリカABCとイギリスのBBCは…
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文明の衝突 ブリンケン国務長官はハマスとイスラエルに振り回され続けている
BBCによるとブリンケン国務長官は同じ24時間を何度も何度も繰り返しているという。そんなブリンケン国務長官が今回は「ハマスが文言を書き換えた」と主張している。背景にあるのがアメリカとイスラエル・ハマス…
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国際政治音痴の岸田政権が「北朝鮮に接近」報道
日本の当局が北朝鮮に接近したと中央日報が伝えているという。日本では各紙が中央日報を引用報道している。この件を問われた林官房長官は報道を否定も肯定もしなかった。だが、ロシアが「新しいチェス」を始めている…
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中東流の「賛成」に振り回される バイデン大統領のロードマップが早くも破綻の危機
バイデン大統領が提案し国連安保理決議まで取り付けたガザ・和平に向けたロードマップが早くも破綻の危機を迎えている。背景にあるのが中東流の交渉術だ。大枠で賛意を示した後で「だがしかし」と条件を加えるやり方…
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西側諸国は中華人民共和国のスパイの脅威を侮っている
カテゴリー:中国の政治経済と持続性BBCが「中国スパイ活動の脅威は拡大中、しかし西側は追いつけていない」という記事を出している。香港返還時の「民主化維持」の約束を反故にされているイギリスは伝統的に中華人民共和国に対する警戒心が強い。過…
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ガンツ氏が戦時内閣から撤退 アメリカはハマスとの直接交渉を示唆
当初予定されていた通りガンツ氏が戦時内閣が撤退した。ラピド氏はもともと戦時内閣に参加していなかったことから、ネタニヤフ首相を中心にリクードと極右・宗教右派が内閣に取り残されることとなった。ネタニヤフ首…
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EU議会選挙で広がる波紋 フランスは議会選挙を選択
カテゴリー:ヨーロッパの政治EU議会選挙の結果が各国の内政に波紋を広げている。極右は心配されていたほど伸びなかった。一方で環境系左派は支持を失った。中道右派もやや右傾化している。今後どの程度EU全体が右傾化するのかに関心が集まっ…
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欧州議会選挙終了 全体的に右傾化が進行
カテゴリー:ヨーロッパの政治日本ではアメリカの大統領選挙に注目が集まっているが、欧州では5年に一度の欧州議会選挙の結果にも同等の注目が集まる。最新の出口調査ではやや右傾化した中道右派政党(欧州人民党)が引き続き勢力を維持するとみ…
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イスラエルが3回目の人質奪還に成功し4人を救出 引き換えに200名以上が死亡
イスラエルが久々に4名の人質を奪還した。喜ばしいと思えるのだがCNNは「Israel rescues four hostages in operation Gazan officials say ki…
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戦術核の使用が現実の脅威に ウクライナの状況がエスカレート
フランスではノルマンディ上陸作戦から80年の節目を迎え、連合国の同盟の大切さ、アメリカも含めた血の犠牲で獲得した民主主義社会の大切さなどを訴える式典が行われた。バイデン大統領が国賓として参加し、イギリ…
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バイデン大統領のレッドラインに挑戦するネタニヤフ首相
イスラエルのネタニヤフ首相が「絶好調」だ。国連組織UNRWAが運営する学校に爆撃を加えた。中部の別の街にも攻撃が加えられ合計110名が亡くなったと伝わる。 おそらく背景にあるのはバイデン大統領の和平提…
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オリンピック目前のフランスでテロ未遂が相次いで発覚
2024年6月6日に連合国はノルマンディ上陸作戦から80年の節目を迎えた。バイデン大統領はこの節目を利用して「民主主義を守るために戦うアメリカ」を強調したい。フランスもまた2024年7月26日からパリ…
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アメリカ下院議会演説中に子供が変顔 ガイ・ローズ君に何が起きたのか?
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ下院で議員が真剣な演説をしている後ろで子供が変な顔をし始めた。中継を見ていた人たちの頭の中にはもはや演説の中身は入ってこない。一体あの子は何をしているのだろう?として騒ぎになってしまう。ただ、…
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インド株急落 出口調査の結果と開票結果がマッチせず
カテゴリー:南アジア情勢「BJPの勝利でインド経済はさらなる成長へ」という見出しから一転してインド株が急落した。BJPの得票率が期待されていたほど伸びなかったためだ。インドの民主主義はこれまで概ね健全なものだったが今回は野党…