カテゴリー: 国土防衛
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「内政干渉だ」 ラーム・エマニュエル駐日大使のXのアカウントが一時お祭り状態に
ラーム・エマニュエル駐日大使のXのアカウントが一時炎上した。きっかけは札幌と東京でそれぞれ出された同性婚の制限が違憲または違憲状態という判決だった。ラーム・エマニュエル駐日大使の発言そのものは民主党的…
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トランプ氏の外交政略が判明 同盟国の頭越しにロシアや中国との直接交渉も?
前回はCNNの記事を参考にトランプ氏がNATOなどの同盟国との関係を見直そうとしているという説をご紹介した。ただCNNには一種の偏りがあり必ずしも公平とは言えない。今回は違った角度の記事を紹介する。共…
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「日本とサウジアラビアが我々をカモにしている」 40年変わらないトランプ氏の感覚が日米同盟を再び揺るがす
CNNが「米国のNATO離脱、トランプ氏の本気度はかなりのもの」というオピニオン記事を書いている。社説のような感覚のもので公平な報道記事ではないがトランプ政権でNATO離脱が起こり得るかを分析した内容…
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フィンランドで右派のストゥブ大統領が誕生 核兵器の域内通過を容認
フィンランドで大統領選挙が行われた。昨今の大統領選挙は泥試合になることが多いのだがフィンランドの大統領選挙は国営放送を見ながら「どうやら私が負けたようだ」と素直に認めるという穏健なものであったと伝えら…
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2012年以降のアメリカと日本の同盟関係をあらためて整理する
前回トランプ氏のNATOを軽視する発言を書いた時に安倍総理とトランプ大統領の関係について触れた。この時に「実際にはどういう関係性だったのだろう?」と思った。当時既に安保法制についてのブログ記事を書いて…
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村山政権や菅直人政権との比較 「総理大臣がすぐ現地入りすればいいってもんじゃない」問題を考える
カテゴリー:国土防衛先日来、国と地方行政のトップがなかなか被災地に入らない問題について「どこか冷淡だ」という記事を書いている。冷淡だと思う人もいればマスコミに先導されておかしな政府批判を展開しているのではという人もいるだ…
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羽田空港事故とダイハツ事件 日本に蔓延する「現場に安全対策を押し付ける」失敗とその弊害
【訂正】羽田空港事件では「やっぱり誘導装置は作動していなかった」とする報道が出ている。この記事は「誤誘導装置が作動していた」が「管制官は気がついていなかった」ことを前提に書いているが、当局の発表とマス…
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オスプレイの飛行差し止めについて初動に重大な食い違い 背景にある日米の文化差
カテゴリー:国土防衛オスプレイの飛行差し止めについてようやく国防総省が情報共有を約束し当面の飛行の差し止めを表明した。この間、数日間ではあるが日米政府のコミュニケーションに不安を感じさせる情報の遅れが見られた。つねに遠慮…
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オスプレイの飛行差し止めに関して日米で言い分が食い違う 国防総省は当面は飛行継続の考え
カテゴリー:国土防衛オスプレイの事故後の対応が錯綜している。日本側は原因がわかるまで飛行を中止するように要請したと主張しているがアメリカの国防総省側は「そんな話は聞いていない」と言っている。実際には事故後も飛行が確認され…
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6人を乗せた米軍のオスプレイが屋久島沖で墜落 180度ひっくりかえって炎という報告も
カテゴリー:国土防衛6人を乗せた米軍のオスプレイが屋久島沖で墜落した。1名が救助されたそうだがその後死亡が確認されている。沖縄の問題としての報道が目立つが本土にも飛行区域が設定されており自衛隊も配備している。自衛隊のオス…
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岸田総理がフィリピンの準同盟化を推進 覇権主義的に動く中国への抑止力強化を念頭に
カテゴリー:国土防衛カナダのヘリコプターが中国からフレア弾を打ち込まれたとCNNが伝えている。信憑性は確かではないが独自記事扱いだ。記事によると墜落の危険性もあったという。偶発的な軍事衝突の可能性が高まっていて、日本も対…
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「日米共同ミサイルの共同開発計画」への期待と不安
カテゴリー:国土防衛日米両政府は超音速兵器を迎撃するために新しいミサイルを共同開発することで合意した。18日にキャンブデービッドで行われる日米首脳会議で合意する見通しだ。日米が協力し敵基地に対する反撃能力の保有を両輪とし…
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防衛省の最高機密情報が中国軍にハッキングされるも防衛省は「スルー」の考え
どうやら防衛省のサーバーが中国軍ハッカーに侵入されたようだ。時事通信が報道しX(旧Twitter)でも話題になっていた。この件について聞かれた日本政府は「機密情報が盗まれた形跡はない」と言っている。お…
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松井広島市長が岸田総理の「広島ビジョン」を否定へ
カテゴリー:国土防衛バーベンハイマー騒動ですっかり忘れられない夏になったが、今年も広島に原爆が投下された8月6日がやってくる。岸田総理も出席して原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が行われる。式典には100カ国…
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玉城デニー沖縄県知事の訪中はなぜ危険で軽率なのか 「沖縄の主権」という戦後の積み残し課題
カテゴリー:国土防衛玉城デニー沖縄県知事が中国を訪問した。格式にこだわる中国は地方自治体の長に過ぎない玉城知事を李強首相が迎えるなど歓待ムードだった。中国の厚遇の裏にはもちろん日本政府に対する揺さぶりの意図がある。だが、…
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自衛隊で「支配欲の暴走」が起きている可能性について漫然と考える。
カテゴリー:国土防衛先日、五ノ井里奈さんの事件を取り上げて「これは性被害ではないのではないか?」と書いた。女性運動家の人に言わせると「男性側からの矮小化」だ。 だが、文章の趣旨は おそらく自衛隊の中に何らかの不安定さが存…
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五ノ井里奈さん性被害事件で忘れられがちな「脅かされる男性側」の視点
カテゴリー:国土防衛五ノ井里奈さんの事件の裁判が始まった。「笑いを取るために押し倒した」とする証言が社会的に非難されている。だがここではあえて「男性側の視点」から問題を捉えてみたい。「絶対的加害者である男性の味方をすると…
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「言葉では説明はできないがなんか気持ち悪い」が多かった真駒内自衛官失踪事案報道
カテゴリー:国土防衛お昼に「自衛官が札幌の射撃場から小銃を持っていなくなった」という速報が出た。しばらくして「単に迷子になっただけだ」ということになったのだが、どうもおかしなことが多い。事前の騒ぎと「単に迷子だった」とい…
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バイデン大統領が「日本の防衛費増額に圧力をかけた」と支持者に自慢げに語る
バイデン大統領が「広島を含めて3回岸田総理に防衛費増額の圧力をかけた」と認めた。公然の秘密なので「失言」としてニュースになることはなかったが、日本の官房長官が「防衛費増強は日本が積極的に主張した」と発…
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陸自射場乱射事件で新潮がフライング実名報道 動機も次第に明らかに
カテゴリー:国土防衛陸自乱射事件でフライングの実名報道がでた。新潮を確認するとネットでは実名が出ていないようだ。つまり結果的にこれらの報道は雑誌の宣伝になってしまっている。動機も明らかになっている。どうやら「短期的動機」…
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軍隊のある「普通の国」で同僚兵士を射殺した兵士はどのように処罰されるのか?
カテゴリー:国土防衛自衛官の訓練生が指導役2名を射殺し1名に大怪我を負わせた事件が起きてしばらく経った。任期付自衛官は不足しているため今後は多少問題がある候補者でも育てなければならないという時代がくるだろう。当然「失敗」…
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日本が「やす子」を笑えなくなる日
カテゴリー:国土防衛最近、バラエティ番組やCMで「やす子」というお笑いタレントを見ることが増えた。自衛隊の出身であることが「ウリ」になっているようでCMでは見事な匍匐前進を披露している。 女性お笑いタレントが3名で出演し…
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「再び戦争ができる国に」というよりは防衛産業の介護体制整備。防衛装備品生産基盤強化法の本当の狙い。
カテゴリー:国土防衛防衛産業を支援する「防衛装備品生産基盤強化法」に基づいて防衛大臣が策定する基本方針の原案が明らかになった。あまり兵器や防衛装備品に詳しくないので「国産にこだわるのはいいことなんだろうな」という漠然とし…
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「砂の上にお城を立てる」ような岸田政権の防衛費増額議論
カテゴリー:国土防衛NATOが総合計画を作ろうしているのだがうまくいっていないようだ。このニュースをどうまとめようかと思ったのだが、ここは日本に引きつけて考えることにした。「防衛費の増額議論は一旦立ち止まって考え直したほ…
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マスコミの「卒アル漁り」で浮かび上がる陸自射場乱射事件容疑者の複雑な生育環境とそれでも採用されてしまう事情
カテゴリー:国土防衛陸上自衛隊の日野基本射撃場で銃乱射事件が起きた。予想通り「容疑者の逸脱した行動」という線で世論形成が進んでおり「安全管理とマニュアルの徹底」という線で解決が図られようとしている。そんななか既に週刊誌の…
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岐阜市の陸自射撃場銃乱射事件のあらましと語られないであろうタブー
カテゴリー:国土防衛自衛隊で銃乱射事件が起きた。少年は警察に引き取られ「殺人事件」として取り調べられている。一旦家裁に送られるがその間は少年として扱われる。ここで逆送致されると刑事事件となり実名報道が可能になる。動機は「…
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オーストラリアは憲法改正のためにここまでやっている
カテゴリー:国土防衛憲法記念日に際して各社がアンケートをやっているのだが「政治家が先走っているだけ」という印象がある。つまりあまり憲法改正運動が盛り上がっているという実感はない。これについて考えていたところオーストラリア…
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読売新聞が「防衛費増額はぜひ増税で」と主張
カテゴリー:国土防衛各紙が「財務大臣が防衛費増額を寄付で賄うのには問題がある」とする鈴木財務大臣の発言を伝えている。否定からニュースが広がるのは珍しいなと感じた。各紙の反応を見ていたところ、読売新聞が「増税拒否はポピュリ…
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国防政策のイノベーション劇場化 全く役に立たないJアラートに誰も腹を立てないことの弊害とは?
カテゴリー:国土防衛また役に立たないJアラートが発出された。直後にエムネットで訂正が入ったにも関わらず、テレビ局の緊急放送は即座に解除できなかった。日本のミサイル防衛網に問題があることは間違いがないがそれを指摘する声は聞…