カテゴリー: 国際政治
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アメリカ合衆国の株価下落は最悪期を脱したか?
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国でトランプ大統領をきっかけとした株価下落が止まらない。マスコミは連日「トランプ大統領の関税政策が庶民の財布を直撃するであろう」という不吉な予言を流しており、世論調査でも経済政策を支持しな…
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日本は米に700%の関税をかけている!
アメリカのレビット報道官が得意げに手元のカードを読み上げた。その中に「日本の米の関税は700%」という主張が含まれており波紋が広がっている。 「そんな無茶苦茶な」と思う人もいるだろうが、実際に日本政府…
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ドゥテルテ前大統領が逮捕されハーグ送りに
カテゴリー:東南アジアフィリピンのドゥテルテ前大統領が逮捕されハーグ送りになった。事前に「逮捕される準備はある」としておりアジア型の義侠心が感じられる。みんなのためにあえて泥をかぶるということだ。だがヨーロッパ型の法治主義…
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株価を破壊し貿易戦争に邁進するトランプ大統領
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国の株価が絶賛暴落中だ。「このままではトランプセッション=トランプ氏が原因になって起きるリセッション」間違いなしと市場は考えている。かといって他に資金の逃避先もないのが現状で中国や短期債権…
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「経済ファースト」の首相が誕生 カナダ自由党に新党首
カテゴリー:アメリカの政治カナダの二大政党は保守党と自由党。そのうち自由党(リベラル)で新しい党首が決まった。カナダ銀行とイングランド銀行で総裁を務めたマーク・カーニーさんだ。カナダは議員内閣制だがカーニーさんは議員ではない。…
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シリアの死者が1000人超え 増え続ける民間人の犠牲者
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢シリアの死者が1000人を超えたそうだ。シリア人権監視団によるとそのうちの745名が民間人で女性や子供が含まれているという情報もある。今回の件で最も特徴的なのは現地で何が起きていないのかがよくわかって…
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痛みなくして成長なし トランプ大統領がついに開き直る
カテゴリー:アメリカの政治場当たり的な経済運営を繰り返してきたトランプ大統領がついに開き直った。アメリカがより良い国になるためには痛みが伴うのだから文句を言うなというのである。よく考えもせずバラ色の未来を夢見てきた支持者たちは…
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行き詰るトランプ政権の経済政策
カテゴリー:アメリカの政治トランプ大統領の経済政策が早くも行き詰まりを見せている。 ABCニュースは関税をon-again, off-again tariffと表現していた。これはABCだけの独自表現ではないようだ。株式市場に…
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トランプ大統領に公開狙撃された韓国は中国に最接近するのか
カテゴリー:韓国の政治フランスがトランプショックを利用してEUの主導権を得ようとしていると書いたところ「自称現実主義」の人たちから賛同の声が上がった。個人的な信条としては核兵器の闇雲な拡散に反対したいところなのだが「理想主…
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トランプ関税を巡る混乱と急激な円高
トランプ大統領がもたらしたショックによる波紋が広がっている。このエントリーではトランプ関税と急激な円高について取り上げる。1ドル130円台という予想も出てきた。貿易戦争が起これば日本の製造業は打撃を受…
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ヨーロッパの新しい盟主の座を狙うマクロン大統領の虎視眈々
マクロン大統領がヨーロッパにフランスの核の傘を提供すると申し出た。ただし意思決定はフランスが独占すると言っている。力による現状変更を嫌うヨーロッパだがトランプ大統領がもたらした動揺を利用した主導権闘い…
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トランプ氏がもたらす景気後退=トランプセッション
カテゴリー:アメリカの政治投資家たちは短期的にはトランプラリーで儲けた。また関税で動揺した市場はトランプ・プットという投機的な機会を与えている。 しかしながら市場は徐々にトランプ大統領のあやふやな政策がもたらす不確実性がアメリ…
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振り上げた拳をどう下ろす トランプ関税に逆風
カテゴリー:アメリカの政治トランプ大統領が「日本は為替操作国だ」と発言したことを受けて日本円が急騰した。将来の日本経済に不安を覚えた人も多いだろう。 実際に日本に関税がかかるのか。この参考になるのが対カナダ・対メキシコ・対中国…
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トランプ大統領の「外交の天才ぶり」がよくわかるウクライナに対する支援差し止め
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢トランプ大統領がウクライナに対する支援を差し止めた。しかし注意深く見ると支援中止ではないようだ。自分からアイディアを出せないトランプ大統領は相手を殴って相手からの提案を待つ。政権幹部はゼレンスキー大統…
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カナダとメキシコに対して関税が発動 理由は「相手が盗んでいるから」
カテゴリー:アメリカの政治共同記者会見を前に成果を焦るトランプ大統領はウクライナ支援の停止とカナダ・メキシコ・中国に対する関税の発動を決めた。マスメディアは盛んに「トランプ関税はインフレにつながる」と警告を発している。これは自…
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「日本は為替操作をしている!」 トランプ大統領の主張が八つ当たりであるわけ
カテゴリー:アメリカの政治トランプ大統領が日本は為替操作をしているから関税をかけると発言しドル円が一時148円まで円高の方向に進んだ。おそらくかなり唐突だと感じた人が多かっただろうが、実はそうではない。 このエントリーではトラ…
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外交的に孤立するアメリカ合衆国 ウクライナ支援を巡って
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国がウクライナ支援を巡って外交的に孤立しつつある。伝統的な共和党の人たちやタカ派と呼ばれる人たちはなんとか西側陣営に踏みとどマロウとしているのだが、表立って行動することが出来ずにいる。 ア…
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ヨーロッパは時間稼ぎへ 対ウクライナ支援を巡り
傲慢なトランプ大統領にいじめられたかいわいそうなウクライナのゼレンスキー大統領はヨーロッパでは暖かく迎えられました。 あまり興味がない人はだいたいこんな話として理解すればいいと思う。 それでは少し「食…
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英語をアメリカの公用語に
カテゴリー:アメリカの政治英語をアメリカの公用語にしようという動きがあるというと「この人は何を言っているのだ?」と思われるかもしれない。アメリカと言えば英語の国と決まっているからだ。 だが英語はアメリカの公用語ではない。それど…
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ゼレンスキー大統領とトランプ大統領の決裂が意味するもの
トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が決裂した。トランプ大統領がヨーロッパの掲げる防衛の枠組みから排除されることを意味すると同時に、今のアメリカ合衆国が価値観どころかそもそも感覚すら共有していない…
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スターマー首相のお膳立てをぶち壊し トランプ大統領とゼレンスキー大統領が口喧嘩
ということでイギリスのスターマー首相がトランプ大統領の俗物ぶりを利用し「こっちサイド」に引き戻そうとしたところを紹介した。 だが、ゼレンスキー大統領はこのお膳立てをぶち壊しにしたようだ。記者と側近の前…
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自分はイギリス国王に二度も招待してもらえる特別な大統領なんだ!
トランプ大統領の性格をよく理解したイギリスのスターマー首相チャールズ3世国王の招待状を準備して会見に望んだ。スターマー首相は記者と側近が見守る中で「これは極めて特別な招待状なんですよ」と記者たちに説明…
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トランプ大統領がマスクファーストを宣言
カテゴリー:アメリカの政治トランプ大統領がマスクファーストを宣言した。アメリカ合衆国は新しい王国になりつつあり、王が「明日からピエロの歩くように歩かなければならない」といえばそうしなければならない。しかし、その王国は極めてグロ…
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減税のための金策に走り回るトランプ大統領
カテゴリー:アメリカの政治連日トランプ大統領のメチャクチャな政策について書いている。だが報道をよく読むと背景には「金策」という共通点があることがわかる。トランプ大統領はあくまでも「みんなが喜ぶことをやろうとしているだけ」なのだ…
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ウクライナとアメリカ合衆国がレアアース協議で合意間近
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスを訪問しレアアースを売り渡す協定署にサインするという報道が出ている。ついに、ゼレンスキー大統領はトランプ大統領の圧力に屈したかと思ったのだがどうも報道の様…
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シス暗黒卿のようなプーチン大統領の手に落ちたトランプ大統領
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢もはや、プーチン大統領が「シスの暗黒卿」にしか見えなくなってしまった。プーチン大統領はトランプ大統領を巧みに操りアメリカ合衆国をダークサイドに引きずり込もうとしている。焦ったマクロン大統領がホワイトハ…
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アメリカ連邦政府の社長気取りのイーロン・マスク氏が生じさせる混乱
カテゴリー:アメリカの政治ウクライナ問題に関する記事では伝統的共和党タカ派とMAGAの間に広がるひびについて書いた。このひびを叩き続けばおそらく大きな亀裂に発展するだろう。だが内政でも混乱が広がっている。イーロン・マスク氏が「…
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伝統的タカ派とMAGAの解けないパズル ウクライナ和平を巡って
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアとアメリカの間でウクライナ和平交渉がプーチン大統領にとって「おいしい展開」になりつつある。 狂人理論の要諦は敵に自分の意図を悟らせないところにある。しかしトランプ大統領はノーベル平和賞を獲得とい…
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ドイツで政権交代が確実に 極右AfDも躍進
カテゴリー:ヨーロッパの政治ドイツで総選挙が行われた。社会民主党が3位に沈みキリスト教民主・社会同盟(保守連合)が第1党に返り咲いた。 不安要素は2つある。1つはメルツ氏の政治信条がよくわからないという点。もう1つは言うまでもな…
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ゼレンスキー大統領が退任を「決断」
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ゼレンスキー大統領が退任を決断したとしてニュースになっている。見出しだけを見ている人の多くが内容をよく読んでいないようだ。実は続投宣言になっている。このニュースで最も興味深いのは日本人が持つナイーブさ…