カテゴリー: 国際政治
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アメリカ合衆国政府の財政破綻まであと880億ドル
アメリカ連邦政府がデフォルトするかもしれないというニュースは2023年1月以降継続して囁かれてきた。Bloombergが「米債務上限の特別措置、残り880億ドルに-1週間前は1100億ドル」と書いてい…
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CNNが明らかにした根強いトランプ大統領待望論とその背景
カテゴリー:アメリカの政治トランプ前大統領が「アメリカは一度デフォルトしたほうがいいかもしれない」として物議を醸したタウンホールミーティングだが、実は視聴率が非常に良かったそうだ。メディアバイアスでは「やや左寄り」とされている…
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なぜ人々は「財産を捨てて餓死すればキリストに会える」というカルト宗教の主張を信じ込んでしまったのか?
カテゴリー:アフリカ情勢ケニア南東部のマリンディ近郊の森で子供を含む47人の遺体が見つかったというのがこの事件のきっかけだった。人々はカルト教団「グッドニュースインターナショナル」の指導者に洗脳され餓死する道を自発的に選んだ…
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「アメリカは一度デフォルトすべき、かも」CNNの討論会でトランプ氏は何を語ったのか?
CNNが主催するタウンホールミーティングが行われトランプ前大統領が堂々と持論を展開した。「アメリカはデフォルトすべきだと主張した」と伝えられている。そのほかにはどのような持論を展開したのかを短く見てみ…
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外貨不足、インフレ、洪水、デフォルト危機、野党指導者逮捕による政情不安、そして広がる暴動 パキスタンは今どのような状態にあるのか?
カテゴリー:南アジア情勢スリランカが国家デフォルトを起こした時「悲惨なデフォルトはなんとしてでも避けるべきだ」と感じた人も多かったのではないか。だが、パキスタンは今「なかなかデフォルトしない」ことで危機に陥っている。これまで…
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【基礎だけをざっくりおさらい】なぜバイデン大統領はG7広島サミットに来られないかもしれないのか?
カテゴリー:アメリカの政治バイデン大統領がG7広島サミットに来ることができないかもしれない。なぜそんな可能性が出てきたのかについてざっくりと解説したい。おそらく、普段ニュースを見ている人には新しい情報はないものと思われる。最も…
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殻に閉じこもり被害妄想に彩られたプーチン大統領と「俺を忘れるな」と泣き叫ぶプリゴジン氏の複雑で迷惑な関係
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアで対独戦勝記念日の演説が行われた。ロシアが全面的に攻撃されているとする被害妄想に満ちたものであった。一方でプリゴジン氏は戦場から俺はここにいるぞと泣き叫び続けている。結果的にロシアの兵士たちは何…
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インド東部で55人が死亡する民族対立が発生。インパールを中心に混乱が広がる。
カテゴリー:南アジア情勢インド東部のマニプル州で部族間対立が広がっている。マニプル州というと聞きなれないのだが「州都がインパールである」と言えばなじみを感じる人もいるかもしれない。きっかけはチベット・ビルマ系のメイテイ族の「…
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アサド政権のシリアがアラブ連盟に復帰
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢シリアがアラブ連盟に復帰するという。アメリカの経済制裁からアサド政権が逃げ切ったと言えそうだ。きっかけになったのはトルコとシリアを襲った地震だったようだ。アメリカは今でも「シーザー法」という経済制裁の…
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アメリカ憲法修正第14条はアメリカをデフォルトから救うことができるか?
カテゴリー:アメリカの政治バイデン大統領と共和党が主導する下院との間に軋轢が高まっている。そんな中「憲法修正第14条を使えばこの危機を回避できるのでは?」という人たちが現れた。バイデン大統領はまだその時期ではないと言っている。…
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尹錫悦大統領が「核協議グループは日本の参加を排除しない」との発言。「事実上の核共有」への招待状か?
カテゴリー:韓国の政治日本のニュースと海外のニュースを読み比べると時々「日本が扱わないもの」が見つかることがある。ロイターが尹錫悦大統領の気になる発言を紹介している。日本が核協議グループに参加できる可能性があるというのだ。…
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「この旗のために戦っているのだ」ウクライナの代表がロシアの代表に掴みかかる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ある国際会議の議場でウクライナの代表がロシアの代表に掴みかかる場面があった。それぞれCNNとBBCが伝えている。「国を守るとはどういうことか」ということがわかると同時にロシアの誤算が何だったのかという…
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「スケジュールの勘違い」で高まるバイデン大統領の高齢化懸念
カテゴリー:アメリカの政治バイデン大統領が「今日の午後に大規模な記者会見を行う」と述べたが実際には会見は開かれなかった。大統領の勘違いだったと見られている。問題なのは実際にこれが何を意味するのかがよくわかっていないという点とバ…
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2件の銃乱射事件を受けセルビア大統領が「刀狩」を提案
カテゴリー:ヨーロッパの政治セルビアで2件の銃乱射事件が起きた。ユーゴスラビア紛争を経験しているセルビアにはまだ多数の銃が残っているという。大統領はほぼ完全な武装解除を行うと宣言した。現代版の刀狩である。歴史を調べるとセルビアに…
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「弾薬はどこだ?」ワグネル創業者が芝居がかった形相でバフムト撤退を宣言
ワグネルの創業者であるプリゴジン氏がバフムトからの撤退を宣言する書簡をプーチン大統領らに送りつけた。ウクライナの反転攻勢が予想されておりバフムトは激しい戦闘が予想されている。当初は「戦争を続けるために…
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「あれは実はアメリカのせいだ」と主張を転換 クレムリンのドローンはロシアの偽旗作戦なのか
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢クレムリン上空で爆発したドローンについて、昨日のエントリーでは「ウクライナとロシアのどちらにも動機がある」と書いた。ところがある記事を見て「やはりロシア側の偽旗なのかな」と感じた。ペスコフ報道官が「あ…
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チャールズ3世の戴冠式は多様性推進を打ち出すも人々の目はやや冷ややか。日本では「生解説スペシャル」も。
カテゴリー:ヨーロッパの政治エリザベス2世女王が亡くなりチャールズ3世が新しい連合王国(イギリス)の国王になった。5月6日に戴冠式が行われ正式に即位する。今回の特徴は簡素化と多様性の推進である。一部には強固な反対派がいるようだが…
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スーダン情勢が混乱するとコーラが飲めなくなる
カテゴリー:アフリカ情勢スーダン情勢が混乱している。日本とはあまり関係がないと思われておりさほど注目されていなかったが、スーダン情勢が年単位で混乱するとコーラが飲めなくなるそうだ。そう聞くと俄に身近なニュースのように感じられ…
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二機の無人ドローンがモスクワに到達しクレムリン上空で炎上する
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナのゼレンスキー大統領がNATO加盟国に反転攻勢のキャンペーンを始めた。ロシア国内と実効支配地域では爆破事件が多発し既に反転攻勢は始まっているものと思われる。そんななかついに無人ドローンがクレ…
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ウクライナが「5月反転攻勢」へ
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢地上波テレビがウクライナ情勢についてあまり伝えなくなった。どちらかというとロシア側が優勢であり「勝っている」という実感が伝えづらいからだろう。このため情勢がよくわからなくなっている。ひさびさに「ウクラ…
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クウェートの議会が解散 2022年9月の選挙はなかった事に
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢クウェートで議会が解散された。議会と首長の間で緊張が高まっているという。普通「絶対君主が国民をいじめている」という図式になるはずなのだが、どうもクウェートの様子はそうではないようだ。利益誘導と現状維持…
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岸田総理は事実上のデフォルトに陥ったガーナを救済できるか?
カテゴリー:アフリカ情勢岸田総理がアフリカ歴訪に出発した。東西南北で4つの国を選んだようだがどうにも一貫性が見当たらない。このうち北のエジプトと東のケニアは「大国」という共通点がある。ではなぜ西アフリカでナイジェリアではなく…
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実は破綻寸前のエジプト経済
カテゴリー:アフリカ情勢岸田総理がアフリカの歴訪に旅立った。林外務大臣は中南米を歴訪し「グローバルサウス」を二人で分担することになる。職場で同僚と話すときには「台頭する中国を念頭に法の支配の重要性を広めに行ったのだ」と説明す…
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「監視の人手不足」がシリコンバレーバンクなど2行の破綻要因の1つと当局が発表
「シリコンバレーバンクとシグネチャーバンクが破綻した時「当局の金融政策は適当だったのか」と話題になっていた。このほど調査報告が出された。原因の一つは人手不足なのだという。
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BBCシャープ理事長がジョンソン元首相との関係を疑われて辞任
カテゴリー:ヨーロッパの政治BBCのリチャード・シャープ理事長がジョンソン元首相への融資仲介疑惑で辞任した。時事通信によればシャープ氏はゴールドマン・サックス出身でジョンソン元首相の融資に保証人を手配したという疑惑を持たれている…
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韓国外交の「誇大広告病」が今回も発動。「事実上の核共有」を主張しアメリカにやんわりと否定される。
カテゴリー:韓国の政治米韓首脳会談の日本での報道は「尹錫悦大統領のカラオケは意外に上手だった」というものが多かった。だが、欧米系のメディアの論調は全く異なる。アメリカの対北朝鮮政策が破綻し韓国人は何らかの対案を必要としてい…
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アルゼンチン経済がまたまた破綻の危機
カテゴリー:南アメリカ情勢アルゼンチンの経済がまた破綻寸前になっている。普通このような状態になると「国家デフォルトの危機」が囁かれたりするのだがアルゼンチンにはその不安はない。そもそも海外で起債ができないからだ。 だが国民生活…
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BMWはアイスをくれない!で大炎上 「中国人の高すぎるプライド」という新しいチャイナリスク
カテゴリー:中国の政治経済と持続性習近平国家主席が中国国内で権力を奪取する上で非常に重要な役割を果たしたものがある。それが「中国人ナショナリズム」だった。習近平国家主席は地方に住むあまり政治意識の高くない人々にナショナリズムを浸透させ…
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米韓ワシントン宣言を欧米/日本/韓国のメディアはどのように伝えたか
米韓首脳会談でワシントン宣言が採択された。「韓国はアメリカを完全に信頼する」という唐突な内容を各メディアはどう伝えるのだろうかと思い読んでみた。欧米のメディアは対北朝鮮政策の破綻と韓国世論の怒りについ…
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【速報】韓国は独自の核兵器保有を追求せず 米韓ワシントン宣言
先ほど訪米中の尹錫悦大統領とバイデン大統領の間でワシントン宣言が発表されたと聯合ニュースが報じている。おそらく日本のメディアも報道し欧米メディアの論評の日本語記事も追随するものと見られる。 まずは聯合…