カテゴリー: 中国
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中国の外交に変化 王毅氏の外務大臣復帰が意味するもの
カテゴリー:中国の政治経済と持続性ある日突然秦剛外務大臣が姿を消した。習近平国家主席に引き上げられた人物だった。結局秦剛氏が外務大臣に復帰することはなく共産党の政治局員に出世していた王毅氏が外務大臣を兼務することになった。 これが何を…
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アメリカ合衆国は中国に再接近を試みている
現在、米中デカップリング状態にあると言われている。中国の潜在的脅威にさらされる日本にとっては好ましい動きと言えるだろう。だが安心ばかりはしていられない。このところアメリカの高官の北京入りの動きが目立つ…
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共産党支配の深い闇 秦剛外務大臣が失踪するが中国外交には影響なし
カテゴリー:中国中国の秦剛外務大臣兼国務委員が突然失踪した。3週間動静がわからないそうだ。この件について聞かれた毛寧報道官は「状況を把握していない」と述べた。外務大臣が失踪しても報道官が何も知らないと説明するというの…
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G7首脳宣言であらためて注目される「チャイナ・デリスキング」とは何か
カテゴリー:中国の政治経済と持続性G7首脳宣言が早めに発表された。その中であるワードが注目されている。それが中国を念頭に置いたデリスキング(リスク軽減・リスク低減化)である。まずは中国を念頭に置いた経済威圧・経済的威圧という言葉を概観…
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BMWはアイスをくれない!で大炎上 「中国人の高すぎるプライド」という新しいチャイナリスク
カテゴリー:中国の政治経済と持続性習近平国家主席が中国国内で権力を奪取する上で非常に重要な役割を果たしたものがある。それが「中国人ナショナリズム」だった。習近平国家主席は地方に住むあまり政治意識の高くない人々にナショナリズムを浸透させ…
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戦狼外交で名を馳せた駐仏中国大使が空気を読み間違えて大失敗 習近平外交に泥を塗る
カテゴリー:中国盧沙野駐仏中国大使が空気を読み間違えてちょっとした外交惨事になっている。習近平国家主席は戦狼外交からのシフトを図っているのだが、かつての「戦狼外交の寵児」はそれが理解できなかったようである。どこにでも…
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中国のスパイ容疑拘束に「公安調査庁」絡みの可能性が浮上
カテゴリー:中国中国当局に拘束された日本人2名の判決文をTBSが独自に入手した。この記事によると中国当局は拘束された2名を公安調査庁の協力者と見ていたようだ。松野官房長官は記者からの質問に対して「公安調査庁に直接聞い…
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フランスとヨーロッパが中国に接近し「西側」の結束が揺らぐ
今週の国際政治の主役は中国だった。フランスとEUの首脳が中国を訪問しウクライナ問題に中国が積極的に関与することを求めた。一方で台湾の蔡英文総統はカリフォルニアでマッカーシー下院議長と面会した。米中関係…
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日本の林外務大臣がわざわざ中国を訪れ「脱中国化」しないと約束……と新華社
日本では「スパイ問題」を協議するために中国を訪問したと宣伝されているのだが、どうやら中国政府はそうは受け止めなかったようである。 新華社の情報をAFPが伝えている。李強首相は日本をさとし「日本が中国に…
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習近平外交は躍進するものの、中国の地方政府は借金をため込んでいる
カテゴリー:中国の政治経済と持続性ここのところ習近平中国が続け様に外交成果を上げている。こうなると日本でも「独裁の方が効率がいいのでは?」と考える人が出てくるだろう。だが、その一方で地方政府が抱える債務が急速に増えているという報道があ…
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「スパイ」を拘束すれば林芳正外務大臣は血相を変えて北京にやってきてくれる。
カテゴリー:中国元々中国との太いパイプがウリになっていた林芳正外務大臣が訪中した。名目は拘束された日本人の釈放だが会談は3時間に及んだそうである。この機会に林さんにいろいろ言って聞かせようということかもしれない。尖閣…
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アステラス製薬社員が拘束される。もう怖くて中国とはビジネスができないのではないか。
カテゴリー:中国の政治経済と持続性アステラス製薬の社員が帰国直前にスパイ容疑で逮捕された。「やはり中国は怖い国だ」とい感じた。FNNは日中友好に寄与した立派な人だと書いているのだが、おそらくこれはリスク要因だったのではないだろうか。や…
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習近平中国の単純な外交戦略にバイデン政権が勝てないのはなぜか
日本から見るとかなり奇妙な動きに見えるかもしれない。習近平国家主席の外交が次々に成果をだしている。イランとサウジアラビアを結びつけロシアとの和平交渉に乗り出した。 背景にあるのはバイデン政権になってか…
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中国の抵抗で途上国の債務再編問題が難航
カテゴリー:中国の政治経済と持続性G20の財務相・中央銀行総裁会議には2つの焦点があった。1つはロシアに対する経済制裁問題だが、西側諸国の優位性を崩したい中国が「地政学的理由」で反対をしている。もう一つの問題は途上国の債務再編問題であ…
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「中国はある程度の覚悟を持って偵察気球を飛ばしているのだろう」と高橋杉雄氏
中国の偵察気球問題についての議論が続いている。高橋杉雄氏がこの問題に参戦し「あれは偵察衛星だろう」という見解を披瀝している。高橋氏は「ルーチンではあるが、ある程度の覚悟を持ってやっているのだろう」と見…
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日本・韓国向けのビザ発給停止 中国政府の感覚はなぜ世界とずれ続けるのか
カテゴリー:中国の政治経済と持続性話がおかしい人が一人混じっていると全体の空気が微妙になることがある。国際コミュニティにおける中国政府の対応にはどこかこうしたチグハグさがあり世界を困惑させる。日本と韓国向けのビザ発給を停止したようだ。…
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「そうだ数えなければいいんだ」中国で画期的なコロナ対策が発明される。
カテゴリー:中国の政治経済と持続性デモという「直接民主主義の成果」でゼロコロナ政策を転換した中国が新しい対策方法を発明して話題になっている。統計手法を見直しコロナ死者の認定を厳格化した。このため統計上の死者は激減し中にはゼロの日もあっ…
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ゼロコロナ政策解除後も中国を苦しめ続ける4つのDとは
カテゴリー:中国の政治経済と持続性中国でゼロコロナ政策が解除された。しかし、急激な政策変更によりちょっとした混乱に陥っているようだ。学生たちのデモにより政策が動いたことで「成功体験」を味わった人たちが大勢いる。しかしながら彼らがここで…
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江沢民元国家主席も亡くなり、ジャック・マー氏などの中国富裕層が銀座の高級クラブに逃避
カテゴリー:中国の政治経済と持続性江沢民国家主席が亡くなった。中国は追悼ムードだというが一部では習近平国家主席への反発がありSNSでは追悼メッセージが削除されるというような動きも起きているという。コロナ禍で苦しむ人々が改革開放路線の時…
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中国のコロナデモでBBC記者が一時拘束され、国際問題に「昇格」する
カテゴリー:中国の政治経済と持続性中国で厳しすぎるコロナ対策に対するデモが行われている。各地で起きている抗議運動は必ずしも習近平体制の転覆を狙ったものではない。だが、要素は複合的で一部はすでに国際問題化している。ただし西側が介入すれば…
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中には体制批判も 中国各地でなんらかの抗議運動が広がっているようだ
中国各地でなんらかの抗議運動が広がっているようだ。中には習近平氏に退陣を求める声もあるという。テレビニュースを見ていると漠然と中国全土が大変なことになっているような印象を受けるが、どうもよくわからない…
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「いい人って思われたい」習近平国家主席のイメージアップ大作戦
カテゴリー:中国岸田総理が名指しで中国を批判している。日中首脳会談はないのではないかと思っていたのだが17日に開催する方向で進んでいるそうだ。仮に実現するとすれば中国側にも何か狙いがあるのだろうなと感じた。それがイメ…
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胡錦濤氏が共産党党大会からつまみ出された問題で新たに分かったこととまだ分かっていないこと
党中央大会で胡錦濤氏が「つまみ出された」問題で憶測が広がり続けている。新しく分かったこととまだ分かっていないことをBBCの「胡錦濤氏の退席めぐる謎、新たな映像で深まる 中国」をもとに短くまとめた。習近…
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習近平国家主席の「権力委譲ショー」で我々が見せられたものは何だったのかを考える
カテゴリー:中国の政治経済と持続性中国で習近平国家主席の3期目が始まった。当初の予定通りライバルたちが排除され習近平氏に近い人たちに取り替えられた。途中で胡錦濤前国家主席が退席を余儀なくされるというハプニングがあったがショーはなにごと…
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おそらくこれから下り坂にさしかかる中国で習近平国家主席の続投を決める共産党大会が始まった
カテゴリー:中国中国で共産党大会が始まった。習近平国家主席の3期目が承認される見通しとなっている。日本では台湾への武力行使を諦めていないという点が話題になっているが実は次世代の目標探しに苦労しているのかもしれないと感…
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ミシェル・バチェレ氏が中国の人道犯罪の可能性を指摘した重み
ミシェル・バチェレ氏の退任に合わせて国連が中国の人道犯罪の可能性を指摘したレポートを発表した。人道犯罪の可能性に踏み込んだことでこれまで以上の重みを持ったレポートになった。ただし「ジェノサイド」との認…
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が意外旅行客が戻らない中、中国の景気回復の遅れは日本の観光業にも影響を与えそうだ
カテゴリー:中国の政治経済と持続性二週間前の8月10日にNHKが外国人観光客の受け入れを再開したが6月と7月の2ヶ月間に訪れた観光客は8000人だけだったと伝えている。上限は1日に2万人だが1日平均でおよそ310人にしかならないそうだ…
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バタバタと景気急減速対応する中国金融当局。預金封鎖を恐れた北京銀行の預金者が引き出しに列を作る騒ぎも。
カテゴリー:中国の政治経済と持続性もともと不動産投資市場に不安のある中国は新型コロナ対策のロックダウンの影響で景気が急減速している。このため政府は直接的な救済策として6兆円の資金を準備した。さらに利下げを行い市民や企業が資金の資金調達…
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中国経済の商才なき「資本主義ごっこ」のツケ
カテゴリー:中国の政治経済と持続性先日のスリランカの記事「中国は資本主義ごっこをしている」と書いた。これだけでは単なる誹謗中傷になりかねないため調べて見ることにした。総論すると資本主義というより「お金を増やすゲーム」になっている。これ…
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中国でトガリネズミ由来の新しいウイルス感染症が発見されランヤ(狼牙)ヘニパウイルスと名付けられる
カテゴリー:中国の政治経済と持続性中国の山東省や河南省でで新種のウイルス由来の感染症が発見された。トガリネズミに由来するとみられておりランヤ(狼牙)ヘニパウイルスと名付けられたそうだ。トガリネズミはネズミではなくモグラに近い種類なのだ…