カテゴリー: 国内政治
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斎藤元彦知事が2回目の当選 年代・地域共に予想外の広がり
斎藤元彦兵庫県知事が2回目の当選を果たした。今回の選挙で目立ったのはマスコミに対する敵意だった。出口調査の結果を見ると60代以下で斎藤元彦氏に対する支援が広がっており決して若者だけの流行ではないという…
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アメリカ・トランプ次期政権の「意識高い系追放運動」は日本にどのような影響を与えるか
次期トランプ政権の人事の概要が出てきた。これを概観する中で一つの傾向が見えてきた。反意識高い系・反知性がイデオロギー化しているようだ。 Bloombergが次のように書いている。閣僚指名にあたっては「…
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石破茂総理がトランプ次期大統領に会えなかった理由
カテゴリー:国内政治石破茂総理はAPECのついでにアメリカに立ち寄りトランプ次期大統領と会談しようとしたようだが先方から断られたという。日本では「やはり石破ではダメだ」という声や「大統領に就任するまで会わないと言っている…
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国民はなぜ年金の持続性に疑問を持つのか? 厚生年金の積立金を国民年金に流用
カテゴリー:国内政治テレビ朝日が加谷珪一氏を使って「厚生年金は政府が保証しているから安心な制度である」と主張。どこか落ち着かない印象から「不自然なプレゼンテーションだなあ」と感じた。このプレゼンテーションを見たあと「年金…
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国民民主党潰しに走った? 村上総務大臣の誤算
カテゴリー:国内政治MXテレビのある番組がきっかけになりネットではちょっとした騒ぎが起きている。村上総務大臣が知事会に対国民民主党包囲網を要請したという内容だ。村上総務大臣の想定によればおそらくこれがここまでの騒ぎになる…
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高齢者支配の政治に起こりつつある小さくて重要な変化
カテゴリー:国内政治国内有権者が持っている「背中に石を積まれるような感覚」と、アメリカ合衆国で起きている暴力的な政府打ちこわしについて観察した。すると「では日本はどうなるのだろう?」ということが気になる。おそらく同じよう…
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少子化対策議論を萎縮させる竹中平蔵氏の「優れた」手腕
カテゴリー:国内政治ABEMAで少子化対策についてやっていた。当ブログではこのところ働き方と収入(どうして徐々に背中に石を積まれるような感覚になるのか)について考察しているがその議論に接続されている。 様々なアイディアが…
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玉木雄一郎氏率いる国民民主党が消費税5%を要求
カテゴリー:国内政治玉木雄一郎氏率いる庶民の味方の国民民主党が消費税5%への減税をトップに掲げる画期的な要求を少数野党自民党に突きつけた! ネット読者の期待に応えるためにはこう書いたほうがいいのだろうか。国民民主党が与党…
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テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」が隠したかった厚生年金の不都合な真実
カテゴリー:国内政治「ひるおび」に続いて「羽鳥慎一モーニングショー」が「壁特集」をやっていた。加谷珪一氏が入っているため「ひるおび」よりはしっかりした構成だが、見ているうちに「あれ、これは何かおかしいぞ」と感じた。 全般…
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教師の働き方改革で文部科学省が隠していることと財務省が隠していること
カテゴリー:国内政治内閣不一致という言葉がある。内閣の中で意見の統一が見られない状態を指す。本来ならば憲法違反の状態(内閣は行政権の行使について国会に対し連帯して責任を負うと定められている)だが混乱する石破政権ではこれが…
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106万円の壁対策でTBS「ひるおび」が言い出せなかった不都合なこと
カテゴリー:国内政治TBSのワイドショー「ひるおび」が106万円の壁について取り扱っていた。結論は「手取りの減少にはつながるが長い目で見ればトクになる」というものだった。つまり女性にはたくさん働いて長生きしてくださいと言…
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「裏金相当額の寄付調整」から見えてくる自民党がひた隠しにしたいこと
カテゴリー:国内政治異例の決選投票でかろうじて石破総理の二期目がスタートした。石破内閣では引き続き政治とカネの問題がメインテーマの一つになるものと見られている。防衛増税議論が進行しているため国民は対抗策として「政治とカネ…
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玉木雄一郎氏の不倫で国民民主党が隠したかったこと
カテゴリー:国内政治玉木雄一郎氏の不倫が発覚した。政治家の不倫はそのまま議員辞職につながることも多いが、減税を通じて世論の支持を受けていることもあり「玉木を守れ」という声も少なくなかった。いささかご都合主義のような気もす…
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自民党編:特別国会を前に各政党は何をごまかそうとしているのか
カテゴリー:国内政治総理大臣指名の特別国会開催を前に各政党が何を誤魔化そうとしているのかを考えるシリーズ。このエントリーでは自民党を扱う。自民党は表での議論を避け裏でなんとかしようとする傾向がある。 自民党のごまかしだけ…
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立憲民主党編:特別国会を前に各政党は何をごまかそうとしているのか
カテゴリー:国内政治総理大臣指名の特別国会開催を前に各政党が何を誤魔化そうとしているのかを考えるシリーズ。このエントリーでは立憲民主党を扱う。立憲民主党は表舞台での抵抗を選択したがその背景には「もはや政策が作れずその意欲…
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日本維新の会編:特別国会を前に各政党は何をごまかそうとしているのか
総理大臣指名の特別国会開催を前に各政党が何を誤魔化そうとしているのかを考えるシリーズ。このエントリーでは日本維新の会を扱う。日本維新の会は与野党の立場を巧みに使い分ける「ゆ党」戦略で党勢を拡大してきた…
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国民民主党編:特別国会を前に各政党は何をごまかそうとしているのか
カテゴリー:国内政治総理大臣指名の特別国会開催を前に各政党が何を誤魔化そうとしているのかを考えるシリーズ。このエントリーでは国民民主党を扱う。国民民主党は単なるインフレ調整を手取りアップと言い換えたがこれがその後の議論を…
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「国民のやる気」という金の卵を全力で潰す日本政府
カテゴリー:国内政治国民民主党が主導した一連の手取り議論が「闘争しても無駄」という地点に収束しつつある。そればかりか関係者たちの危機感を刺激し「自分たちのほうが先だ」という醜い争いも始まっている。 これまでの経緯をおさら…
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106万円の壁をなくす理由を厚生労働省が更新
カテゴリー:国内政治106万円の壁をなくす理由を厚生労働省が更新した。いわゆる丁寧な説明というやつで「これに騙される」人も出てくるだろうと大笑いしてしまった。結果的に国民民主党が提唱した「手取りが増える政策」は最低賃金付…
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石破総理がしれっと金融資産課税強化を提案 ただし社会保障改革に混ぜ込んで
カテゴリー:国内政治石破総理が「少子化時代にふさわしい社会保障改革」の支持を出した。少子高齢化に白旗を上げ「それに見合った制度改革を」と訴えている。中には「金融所得に見合った社会保障費の支払いを求める」という提案も入って…
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混乱が予想される戸籍への読みがな登録 マイナシステム使用が前提
カテゴリー:国内政治政府が「戸籍の読みがなの登録」について指針示した。届け出について確認書の送付を求めるが「訂正届がない」場合には1年で固定されることになっている。地方自治体の事務処理に対する不安に対処したもの。 届け出…
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立憲民主党が予算委員長を獲得 予想される衆議院の劇場化
カテゴリー:国内政治自民党・公明党が過半数を割り込んだことで議会運営にも変化が起きている。今回選挙に行った20代・30代の人達は選挙に参加するとこんな変化があると改めて感じたことだろう。 だが、そのまますんなりと民意が反…
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混乱する特別国会の事前協議
カテゴリー:国内政治憲法の規定に従い新しい総理大臣を決める特別国会が11日に招集される。事前協議が混乱しており、議長・委員長・会期などが全く決まっていない。 ただ、話し合いの内容を聞くとそもそもこの混乱こそがあるべき国会…
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税の論理を振りかざす自民党「インナー」と玉木代表の戦いが始まる
カテゴリー:国内政治20代・30代の有権者が政治に関心を持ち選挙に参加したことで国民民主党が躍進した。そんな中、自民党で税制の枠組みを決める「税調」のメンバーが会合を開いた。 宮沢税調会長は「今回の税制議論は「税の理論」…
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国民民主党が牽引する減税推進議論とその抵抗勢力の構図
カテゴリー:国内政治国民民主党の玉木雄一郎氏が立憲民主党の野田佳彦氏と党首会談を行った。マスメディアでは「いくつかの項目について合意があった」と伝わっているが、これは真実ではない。玉木氏としては「減税に対する抵抗勢力」と…
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石破茂総理の人を見る目のなさがわかる川上高司氏の任用
カテゴリー:国土防衛先日「ご意見募集」とした川上発言だがコメントは付かなかった。専門家たちは動揺したようだが一般には伝わらなかったようだ。実は「石破茂氏が実はアメリカから独立したがっているのでは?」という問題だった。 石…
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「103万円の壁」の議論は予想通りの出口のない展開に
カテゴリー:国内政治「103万円の壁」の議論が予想通りの展開になってきた。インフレになると基準値をあげなければならないというテクニカルな問題が「減税議論」となったことで混乱している。中には「社会保障の議論もやってもらわな…
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【ご意見募集】石破政権の新しいスター川上内閣官房参与について
カテゴリー:国内政治今日は行楽日和なので政治についての記事を読む人は少ないだろうと「流し気味」に記事をいくつか書いた。その後でXを見ると川上内閣官房参与という人に反発している記事をいくつか見つけた。 ただよくわからないと…
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高齢者はなぜ国民民主党の躍進とハングパーラメントに動揺しているのか
カテゴリー:国内政治台風から変わった温帯低気圧が東に抜け、日本列島は行楽日和となった。政局的な動きも「連休で一時お休み」となり目立ったニュースがない。土日にかけて各テレビ局が今回の選挙結果についてまとめているが高齢者が戸…
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三連休で目立った動きなし 国内政局は一旦休戦状態へ
カテゴリー:国内政治怒涛の一週間だった。どの政党も議会を支配できないという状態に陥り先行きが見えなくなった。自民党はなりふり構わぬ多数派工作に走り、蝙蝠政党国民民主党は「与党の延命に協力することはありません」と宣言した。…