カテゴリー: 国際政治
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岸田政権は「自衛隊も台湾有事にぜひ参加してほしい」とのアメリカ政府の強すぎるお誘いに態度を決めかねている
カテゴリー:台湾有事・台湾海峡問題なぜか中央日報に「米紙「日本、中国が台湾を侵攻しても自衛隊投入しない」」という記事がでている。日本人は「そんなの当たり前だろう」と思うのだが、実はアメリカはかなり苛立っているようだ。これまで積極的に関…
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脚本組合と俳優組合の同時ストライキでアメリカのエンターティンメント業界は終わりの見えない混乱に突入
カテゴリー:アメリカの政治ハリウッドの俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに入った。既に脚本家組合(WGA)は5月からスト入っておりアメリカのエンターティンメント業界は大混乱している。両方の組合がストを決行するのは63年…
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ワグネルは存在したが法的には存在しなかった。だからワグネルは存在しなかった。
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢プーチン大統領がついに訳のわからないことを言い出した。ワグネルは存在した。だがワグネルを規定する法的根拠はなかったからワグネルは存在しなかった。今後議会がワグネルの法的根拠を規定するのだろうという。普…
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ヒップホップスターの50 Cent氏曰く「ロスアンゼルスはもうおしまい」
カテゴリー:アメリカの政治Quoraで「50 Centがカリフォルニアはもう終わりと言っている」がどう思うか?という質問を見つけた。正確にはロスアンゼルスはもう終わりと言っている。保釈金制度が部分的に廃止されの話になった人たち…
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既に世界が「新たな戦前か戦中」に入っていることを印象付けたNATO共同コミュニケ
カテゴリー:国際政治NATOの共同コミュニケ(声明)が出された。新しい戦前が始まったのだなと思った。第二次世界大戦は侵略戦争なき世界を実現したが、この体制が実上崩壊したことで新しい仕組みが求められている。NATOはその有…
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トルコがスウェーデンのNATO加入承認 トルコが勝ち取ったものと言いたかったこと
トルコがスウェーデンのNATO加盟を承認することになった。ギリギリまで返事を引き延ばし、最後にはEU加盟交渉を再加速させるという約束を取り付けた。今回のディールでトルコが何を得たのかはおいおい考えると…
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歓迎か事実上の拒否か ウクライナのNATO加盟問題に異なる2つのニュース
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ウクライナのNATO加盟に関して2つのニュースが飛び込んできた。1つはNATOがウクライナの加盟に向けて積極的に前進しているというニュースだが、もう一つはゼレンスキー大統領が「まだ足りない」と反発して…
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なんとも不思議なオランダのルッテ政権崩壊。争点は優しすぎる移民政策の是非。
カテゴリー:ヨーロッパの政治またしてもオランダのルッテ連立内閣が崩壊した。11月に総選挙が行われる。崩壊の理由は移民政策だった。現実的な対応を求めるルッテ氏とお花畑的な左派の間で折り合いがつかなかった。 オランダの政治事情は極め…
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NATO首脳会談を前に浮かび上がるバイデン政権のウクライナ戦後処理構想
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢NATOは11〜12日にリトアニアのビリニュスで首脳会議を開く。この首脳会談を前にアメリカが「ウクライナ処理」をどう考えているのかがうっすらと見えてきた。ある程度の膠着状態を作った上でロシアに介入し抑…
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バイデン大統領の「アルカイダはもういない」にタリバンが大喜び
カテゴリー:アメリカの政治時事通信がタリバンがバイデン大統領の発言を歓迎していると書いている。記事が短いのでよく意味がわからない。調べてみると「アメリカはもうアフガニスタンに興味はない」ので結果的にタリバンの支配を容認している…
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「ウクライナは秋頃までにロシアと和平交渉に入るのではないか」との報道は泡のようにしぼんだ
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢このニュースを最初に知ったのはTBSニュースの短い一文だった。疑い深い性格のため「アメリカが落とし所を探しているのでは?」などと思ったのだが、こういう思い込みは失敗するなと考えてしばらく待つことにした…
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第三次世界大戦よりもキツい「浸潤する戦争」シナリオ
カテゴリー:国際政治ウクライナの戦争が次第に周囲に拡散しつつある。「このままでは第三次世界大戦になるのでは?:と考える人も多いだろう。だが、そうはならないかもしれない。代わりに考えられるのが「構造化されていないの戦争」の…
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カジノのチップは誰が配る? アメリカでアファーマティブアクションに違憲判決
カテゴリー:アメリカの政治アメリカの最高裁判所が2つの重大な判断を下した。アファーマティブアクションが違憲だという判断はすでに報道されているが、今朝のニュースではバイデン政権の「ローン減免」も違憲だとされたようだ。終身の最高裁…
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フランスで警察官の少年殺害が暴動に発展 その複雑な事情
カテゴリー:ヨーロッパの政治パリ郊外の警察官が交通検問を無視した少年(ナエル・M)を殺害した。この時点では「ああまたか」と思った。アメリカではこの手の事件が頻発しているためなんとなく慣れてしまっている。しかしあれよあれよという間…
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共和党の主要候補がアメリカ出生地主義の転換を改めて提案
カテゴリー:アメリカの政治元々のニュースは大統領選挙キャンペーンを開始した。バイデン大統領が「バイデノミクス」という新しい政策を提案する。バイデノミクスはアメリカ時間の28日に発表されるものと見られている。 こうなると共和党で…
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プリゴジン氏をめぐるプーチン大統領とルカシェンコ大統領の反応をまとめる
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢プリゴジンの乱についてはさまざまな憶測が飛び交っている。ここでは切り口を少し変えて、今回の件に関するロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領の反応を見てゆきたい。普段はルカシェンコ大統領…
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ギリシャでNDが政権を維持 経済に弱い左派は「政府批判ばかり」として支持を失う
カテゴリー:ヨーロッパの政治ギリシャで再選挙が行われND(ニューデモクラシー)が大勝した。直前に移民を大勢乗せた船が転覆していたがギリシャ国民はこの事件にさほど関心を寄せなかったようだ。SYRIZAのチプラス氏は焦りを募らせ政権…
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ワグネルの扱いに苦慮するプーチン大統領と危惧されるロシアの特攻メンタリティ
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ワグネルの指導者プリゴジン氏が声明を発表した。彼の主張は終始一貫しているがそれを扱うロシア指導部のメッセージは二転三転しており、ロシアの「脆弱性」が改めて浮き彫りになった。この混乱は問題解決につながら…
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プリゴジンの乱に見るロシアの危険なメンタリティと「弱腰プーチン」の今後
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢プリゴジンの乱から一夜が経った。アメリカは事前に動きを予測していたようだが急速な展開にやや混乱気味だったようだ。最終的にロシア内部の亀裂が原因で起きたと言う分析になっており「そもそもロシアのウクライナ…
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ロシアで「プリゴジンの反乱」 経緯と現況を簡単におさらい
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢ロシアでワグネルのプリゴジン氏が反乱を起こした。当初は簡単に鎮圧されるものと思われていたがプリゴジン氏はロストフ州とヴォロネジ州の軍事施設を制圧しモスクワに向かっている。プーチン大統領はしばらく反応し…
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バイデン大統領が「日本の防衛費増額に圧力をかけた」と支持者に自慢げに語る
バイデン大統領が「広島を含めて3回岸田総理に防衛費増額の圧力をかけた」と認めた。公然の秘密なので「失言」としてニュースになることはなかったが、日本の官房長官が「防衛費増強は日本が積極的に主張した」と発…
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「ウクライナの支援」にポーランドが参戦するかもしれない、とエマニュエル・トッド氏が指摘
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢電車の中で暇つぶしにYahoo!ニュースを見ていたところ気になる記事を見つけた。「ポーランドがウクライナの戦争に参戦するかもしれない」という指摘である。もちろんすぐにではなく「可能性」の話でしかないの…
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アメリカの不肖の息子ハンター・バイデン氏の中年の危機
カテゴリー:アメリカの政治ハンター・バイデン氏の5年にわたる疑惑に決着がついた。BBCが「バイデン米大統領の息子、税金未納と銃所持で罪を認める」という記事を書いている。ハンター・バイデン氏は長い間民主党と共和党の政争の中心課題…
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スコットランド国民党は独立運動のた目に集めたお金をどうしようとしているのか?
カテゴリー:ヨーロッパの政治スコットランド行政府のスタージョン元首相が一時拘束された。疑惑はSNPが集めた資金に関するものだったが一時釈放されたことから逮捕のために十分な証拠を集めることができなかったものと思われる。特定の政党が…
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連邦レベルで起訴されてもトランプ氏の人気が衰えない3つの理由
カテゴリー:アメリカの政治トランプ元大統領が文書持ち出し疑惑で起訴された。「安全保障上の重大情報が含まれていた」などとして大騒ぎになっている。だがこれはトランプ氏の政治生命の終わりとは見做されておらず「新しいエンターティンメン…
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ボリス・ジョンソン英国元首相が押される前に自ら崖を飛び降りる
カテゴリー:ヨーロッパの政治ボリス・ジョンソン元首相が議員辞職した。ロックダウン破りのパーティーの後の「言い訳」が虚偽答弁であったと問題視された。ただこれが直ちに議員資格の停止に結びつくことはないはずだった。このためジョンソン氏…
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CNNのリクトCEOの退任が示すアメリカリベラルの退潮
カテゴリー:アメリカの政治CNNのリクトCEOが退任した。このリクトCEOの退任によってアメリカの左派が置かれている厳しい状況がわかる。穏健リベラルの退潮は世界的な傾向だが、豊かな国アメリカも例外ではないようだ。
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日本では詐欺電話の掛け子は逮捕されるだけだが、メキシコでは殺されて埋められることもある
カテゴリー:アメリカの政治CNNの日本語版が「メキシコでコールセンターの従業員が袋詰めの遺体になって見つかった」という短い記事を書いている。どうやら不動産詐欺に関わっていたようだ。コールセンターというと整備された職場のように思…
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カホフカのダム破壊からわかるプーチン政権を放置する危険性
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢小麦相場が3%程度上昇した。原因はウクライナにあるカホフカ水力発電所の爆破だった。さらにしばらくして「ウクライナの国土は長期間深刻なダメージを受けるだろう」と伝わってきた。この一連の出来事から世界がプ…
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カホウカ水力発電所が何者かに破壊されるがザポリージャ原発はかろうじて制御されている
カテゴリー:ロシアとウクライナ情勢「ウクライナのカホウカでダムが破壊されたらしい」という一報があり昨日の午後はちょっとした大騒ぎだった。一夜明けて少し落ち着いたので情報を整理したい。 最初は軍事ブロガーたちの発信だったようだがそのうち…