カテゴリー: 日本銀行の金融政策と株価為替の影響
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背景のよくわからないドル買いが続き、1ドルが147円まで上昇
背景のよくわからない「理由なきドル買い」が続いている。これを書いている時点では1ドル147円台まで高騰した。ドル円相場が動くたびに補足説明が出るのだが最終的には「見方が交錯していてよくわからない」とい…
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アメリカ雇用統計の結果円高に触れるはずが、結果は146円台に沈む
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響アメリカで雇用統計が発表された。雇用情勢が若干悪化してきており利上げは打ち止めになるのでは無いかとの観測が出ている。事前の円相場は様子見だったが利上げが打ち止めになれば円高に触れるはずである。だが現在…
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介入も警戒される中、1ドルが147円台に急騰しその後145円台に下落する
1ドルが147円台に急騰(円の立場から見れば急落)しその後急激に戻した。事前には介入の可能性が指摘されていたのだが「介入があった」という報道や分析はない。代わりに指摘されているのがアメリカの経済指標の…
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ジャクソンホールは事前の予想通りの内容 9月利上げ説は後退し円安が若干進行
「ジャクソンホール」を目前にしてドル円が146円近辺まで急落する場面があった。パウエル議長の発言が全く読めないためにデフォルト通貨である米ドルが買われたと言われている。米国債の利回りも上昇した。結局パ…
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ジャクソンホール前に日本の長期金利が0.675%まで上昇。報道を整理する。
25日にジャクソンホール会議が開かれる。FRB総裁の発言が注目されるが、日本時間で深夜になるため影響が出るのは来週以降になると言われている。「インフレが抑制されていない」という内容になると米国金利のさ…
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岸田内閣の問題放置のツケ。為替は再び145円の「防衛ライン」に到達し介入への警戒が高まる。
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響アクセス履歴が何かおかしかった。普段は最新のニュースが読まれるのだがなぜか植田総裁がYCCを修正したというニュースが読まれている。ニュースをあたってみて「ああこれだ」と思った。再びドル円が145円の防…
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YCC運用柔軟化で植田日銀総裁が静かに砂時計をひっくり返す
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響植田日銀総裁がYCC(イールドカーブ・コントロール)の運用柔軟化を決めた。マーケットを意識した発表手法のおかげで動揺を最低限に食い止めることができたようだ。つまりミッションクリアということになる。ただ…
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植田総裁の慎重な「現状維持宣言」を受け、1ドル136円台、1ユーロ150円台で取引
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響特に目新しい話はないのだが、昨日から今日にかけて起こったことをおさらいしておきたい。既に経済ニュースを読んでいる人は改めて読まなくていいような情報ばかりである。 植田総裁の元で初めて会合が行われた。こ…
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元日銀関係者がYouTubeデビュー。「物価上昇目標2%は何となく空気で決まった」と解説。
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響これまで、金融政策について扱う上で日銀やFRBの金融政策が経済に大きな影響を与えるという前提を置いてきた。つまり、中央銀行というものにはとてつもない力があると信じている。この魔力への期待から日銀の金利…
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円が137円近辺から134円に急変動、アメリカの雇用統計を受け
円の価格がドルに対して急変動を続けている。背景にあるのは日銀の政策維持とアメリカの経済指標だ。ただここでドル円相場が落ち着いたわけではない。次の指標は消費動向になる。すでに状況が分かっている人には既知…
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植田日銀総裁の仕事はジェンガの続行かパンチボールの片づけか?
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響植田日銀総裁候補の国会での面談はまずは合格点だったようだ。日本のマスコミはどこも植田さんは思ったよりもちゃんとした人であるという論調の記事を書いている。ただ、外国の識者の視線は極めて冷たい。今回はまず…
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「日銀新総裁植田和男氏は異例の外部登用」で市場は一時金融政策の修正を予想するも徐々に沈静化
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響政府が推薦する新しい日銀総裁候補が決まった。これまで同様に「日銀・財務省出身襷掛け人事」であろうという予想を覆す人選だったため市場は「黒田路線が修正されるのではないか」という観測が出たようだ。そもそも…
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自民党内の政局になった日銀総裁人事
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響遅れていた日銀総裁の人事が14日にも国会に提示されるようだと各紙が伝えている。そんな中でBloombergが少し角度の違った分析をしている。自民党の党内政局として扱っているのである。Bloomberg…
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日銀の新総裁選びは難航か。提示が2月10日から来週にずれこむ。
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響日経新聞の報道をきっかけに「日銀総裁は黒田総裁の路線を引き継ぐ雨宮氏で決まりだろう」という観測が出ている。ところがこの総裁人事の提示が来週にずれ込んだ。その後、総理大臣から「情報発信力がある国際派が良…
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「日経新聞の日銀総裁人事報道は観測気球」と岸田総理大臣が否定
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響先日、日経新聞が「日銀総裁は雨宮氏で最終調整だ」とする報道を出したが、総理周辺がそれを否定した。岸田総理大臣は「観測気球だろう」と言っている。公明党に告知が言っておらず反発を恐れた可能性もあるが、総理…
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次期日銀総裁は雨宮氏で最終調整
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響今週10日に次期日銀総裁候補の名前が国会に提示される。日経新聞が「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診 政府・与党が最終調整」と伝えている。事前のロイターの報道に基づくならば「当分黒田日銀の政策修正はなし」…
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128円から131円に アメリカの雇用統計に翻弄され日本円が激しく変動
円相場が激しく動いている。現在のイベントはFOMC・アメリカの雇用統計・日銀時期総裁候補の提示である。結果は「ドル円が128円から131円」なのだが、そこに至る経緯を時系列で追った。
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日銀の物価2%目標は「安倍さんに言われたから渋々やりました」と各紙が報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響日銀が2012年下半期の金融政策決定会合の議事録を発表した。メディアは議事録の内容よりも「アベノミクスの主犯」が誰なのかという点に関心があるようだ。日銀が勝手にやったというトーンで書くところもあれば恫…
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「アベノミクス終了」と令和臨調が静かに引導を渡す
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響電車で「今日もリモート会議で発言できなかった」という日経新聞の広告を見つけた。「日経を読めば会議に参加できるようになる」と書いている。これをみて「大人がどんな新聞の読み方をしているのか」について書けば…
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黒田日銀の「現状維持」に渦巻く怨嗟(えんさ)の声
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響黒田・日銀が政策の現状維持を決めた、Bloombergなどは事前にプロの声を紹介し「おそらく政策変更はないだろう」という記事を出していたが、SNSでは「何やってくれてるんだ」という怨嗟の声が渦巻いてい…
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日銀が開けてしまった「パンドラの箱」とは?
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響今日のエントリーは単純に「パンドラの箱とは何か」を考察する記事であり18日に政策変更があるかないかを分析したものではない。ちなみにBloombergは「おそらく政策変更はないだろうが全く否定もできない…
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8割の銀行株最高値と金融庁の地銀20行点検報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響銀行株が軒並み高騰しているそうだ。具体的な動きが始まったことでいよいよ政策変更が近いのではないかと期待する人たちもいるようである。一方で金融庁が地銀20行の保有資産の点検を始めたと短く伝えられている。…
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黒田日銀の金融緩和政策に修正観測。為替はやや円高に触れるが市場は来週の日銀政策決定会合を見極め。
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響先日のアメリカの12月のCPI発表を受けて円高が進んでいる。FRBの政策変更意向だけが原因とは考えられないため「日銀が金融政策を変更するのではないか」という観測が広がっているようだ。だが確定情報ではな…
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アメリカ12月のCPIが発表。予想通りの結果に安堵と失望が交錯。
アメリカ合衆国の消費者物価指数(CPI)が発表された。6.5%の上昇率で景気加熱が鈍化している。この発表に伴って安堵と失望が交錯している。関連する記事を短くまとめた。
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「次の日銀総裁はもしかすると女性なのでは?」報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響なぜかデイリー新潮が「次の日銀総裁は女性になる可能性がある」と報道している。岸田総理が日銀人事に関心を示しているのだという。「岸田さんはこれまで関心がなかったのか」と思った。さらに「まだ決まっていない…
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共同通信が日銀黒田総裁「慢心」の萌芽を発掘
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響年末になり2022年を締めくくる記事が出てくる季節になった。共同通信が「デフレ脱却「日銀に責任」 黒田氏、旧体制を痛烈批判」という記事を出している。2007年に財務省が黒田氏を調査している。なぜ今共同…
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政府・日銀は政策変更を否定するが、金融市場は正しく「日銀の事実上の利上げ」と判断
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響火曜日の午後は大騒ぎだった。日銀が突然「事実上の利上げ」を決めたと報道されたからである。日銀の金利維持政策も限界だったのだなと感じた。これを受けて政府・日銀は「あれは利上げでも政策判断でもない」という…
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FOMCは0.75%で決着。直後に円の急騰もすぐに「鎮火」されてしまう。
FOMCでは「出口」に対する見通しは示されなかった模様 FOMC会合が行われ0.75%の利上げで決着した。通常であればかなりの利上げになるのだが、4会合連続なので特に驚きはなくなっている。事前には1%…
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アメリカのイエレン財務長官は本当に日本の為替介入に怒っているのか?
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響日本のいくつかのメディアがイエレン財務長官の発言について伝えちょっとした動揺が広がった。余裕がないイエレン財務長官は「情報がない」と言っただけなのだろうが、読売新聞は「東京から何の通知もない」と報告が…
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財務省・日銀の円買い介入 回数と額の簡単なまとめ
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響今回は少し気分を変えて円買い介入の流れだけを書いてみようと思う。額については月末にまとめて確定値が報告される。だが、手法についての具体的な発表はないのですべてメディアの「根拠のある憶測」になる。記事を…