カテゴリー: 国際政治
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カマラ・ハリスはなぜ敗けたのか 大統領選における敗因分析(ポストモーテム)が進む
カテゴリー:アメリカの政治事前の想定とは異なりトランプ氏の勝利が早々と確定した。カマラ・ハリス氏は日本時間の6時頃に「負けを認める(concession=容認)」ものと見られているがまだ姿を見せていないようだ。 出口調査の結果…
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【速報】トランプ候補が勝利宣言
カテゴリー:アメリカの政治これまで「トランプ氏が勝利宣言を出しても結果が決まるまで時間がかかるかも知れない」と書いていたのだが、開票が進むにしたがってトランプ氏の勢いが予想より強いことがわかってきた。コロナ禍の影響から郵便投票…
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イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣が更迭
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢大統領選挙の結果が判明するまで「凪」のはずだったイスラエル情勢が動いている。ガラント国防大臣が更迭されたようだ。後任はカッツ外務大臣となる。ガラント国防大臣はアメリカの政権と近くネタニヤフ首相とは距離…
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イスラエルの首相サイドが軍から情報を盗む事件
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イスラエルで情報漏洩事件が起きたと各紙が伝えている。アメリカから漏れた事件の続報だろうと思って読んだのだが全く別件だった。 戦争の継続を望むネタニヤフ首相サイドが世論を操作するためにヨーロッパの新聞に…
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「連立政権ってどんなもの?」 ドイツで総選挙の前倒し報道
カテゴリー:ヨーロッパの政治自民党・公明党と国民民主党が「部分連合を組む」という話が出ている。こうなると「絶対多数の過半数が取れない」状態で意見が異なる政党が連立を組むってどんな状態なのだろうと考える人もでてくるのではないか。実…
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イスラエルに報復を誓うイラン ただし具体的な言及はなし
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢イランのハメネイ師がイスラエルへの報復を示唆した。しかし具体的な行動について言及しなかった。アメリカ大統領選挙を控え中東情勢も「次の大統領待ち」の状態に入っている。イランは「報復の連鎖で疲弊する」か「…
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トランプ氏の新しい暴言 「銃を突きつけられたらチェイニーの気持ちも変わるだろう」
カテゴリー:アメリカの政治連日ABCでは大統領選挙のキャンペーンの様子を報道しているが、だんだん「今日のトランプ氏の暴言」と言っても良い内容になってきた。新しい暴言は「チェイニー氏を撃て」というものだ。 現在のアメリカ社会が抱…
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イギリス保守党が「右傾化」と日本のメディアが分析
カテゴリー:ヨーロッパの政治イギリスの保守党が代表選挙を行い黒人女性のベーデノック氏が新しい代表についた。日曜日のためにBBCやCNNなどの和訳報道がないが時事通信と共同通信は「保守党は右傾化した」と書いている。 BBCは労働党…
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バイデン大統領が公式発言を改竄
カテゴリー:アメリカの政治別の投稿でトランプ氏が大統領に返り咲けばアメリカ経済が大混乱するかも知れないと書いた。当然アメリカ人はトランプ氏から離反しハリス氏に投票するはずだがそうなっていない。背景には根強い政府不信とマスコミ不…
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イーロン・マスク氏いわく「改革には痛みを伴う」
カテゴリー:アメリカの政治イーロン・マスク氏が「改革には痛みが伴う」と示唆し話題になっている。トランプ氏が大統領になればアメリカ大統領選挙のあとに大きな政治的混乱が起こるかもしれない。問題はこの発言をアメリカの多くの有権者が支…
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ゴミの島論争:アメリカの不都合な「ポリティカルコレクトネス」の実相
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国の大統領選挙まであと5日となった。ハリス陣営の計画ではこの選挙は「分断か統合か」になるはずだったが、バイデン大統領の介入により醜い言い争いに支配されている。トランプ陣営が「プエルトリコは…
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ドイツ経済はなぜ回復しなぜまた停滞したのか
カテゴリー:ヨーロッパの政治突然だがドイツ経済についてまとめる。国民民主党の(実質)自公政権入りを考えるうえでリファレンスが必要だからである。ドイツ経済はシュレーダー首相時代の労働改革により復活したが近年また調子が良くない。背景…
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「プエルトリコはゴミの島」 アメリカ大統領選で飛び交う誹謗中傷
カテゴリー:アメリカの政治アメリカ合衆国の大統領選挙間まで残り一週間となった。かなり悲惨な状況になっている。ABCニュースの報道を中心に組み立てるので「リベラル」に傾いていることをお断りしておきたい。にも関わらず……というのが…
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ジョージアの選挙はロシアにハッキングされたと大統領が主張
カテゴリー:ヨーロッパの政治ジョージアで総選挙が行われ「反EU派」の勢力が躍進した。しかし大統領はこの結果を認めるべきではないと主張している。根拠は明らかではないが「ロシアにハッキングされた」というのだ。結果的にEUの拡大路線は…
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IT大手の「トランプ詣で」が始まった
カテゴリー:アメリカの政治リベラル系のメディアは盛んにハリス氏をエンドースしている。ABCニュースの誘導はあからさまになりCNNもバイデン政権に都合が悪い記事を流さなくなった。 にも関わらず世論調査ではハリス氏が支持を伸ばすこ…
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イスラエルの巧みなメディア戦術 イランへの報復は完了
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢国連を敵に回して暴走しているイスラエルをアメリカ合衆国は制止できていない。背景にあるのはイスラエルの巧みなメディア戦術だ。ネタニヤフ政権は英語とヘブライ語を使い分けてメディアを乗りこなしている印象があ…
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伸び悩むハリス副大統領と焦るリベラル系メディア
カテゴリー:アメリカの政治連日お伝えしているABCニュースがハリス陣営のキャンペーン映像をそのまま流していた。地上波も含めてアメリカのテレビ局は日本と違って公平原則の遵守は義務付けられていないがそれでもやりすぎだという気がする…
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奴隷制度に対する謝罪と賠償を求める旧イギリス植民地
カテゴリー:ヨーロッパの政治チャールズ3世国王が英連邦諸国会議に出席している。この席で奴隷制度に対する謝罪と賠償を求める声が強まっているとAFPが伝えている。ただなぜ今になってこの様な声が上がるようになったのかなどの背景は書かれ…
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トランプ氏はファシストの定義に当てはまる
カテゴリー:アメリカの政治大統領選挙まであと二週間を切った。 トランプ氏の側近だったジョン・ケリー退役大将が「トランプ氏はファシストの定義に当てはまる」と発言し話題になっている。ABCニュースは共和党のトランプ大統領側近たちの…
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トルコの防衛産業でテロと見られる攻撃 詳細は不明
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢トルコのアンカラ近くの防衛産業でテロと見られる攻撃があった。REUTERSによると詳細はわかっていない。自爆攻撃があったとされており(REUTERSは確認していない)カギ括弧付きで「テロ」と表現されて…
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「私達の王ではない」 チャールズ3世国王が議会で罵声を浴びる
カテゴリー:国際政治オーストラリアの議会である上院議員がチャールズ3世国王に対して「あなたは私達の王ではない」と叫び議場からつまみ出されたそうだ。分析の一つに「オーストラリアは先住民と条約を結んでいない」と指摘するものが…
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「イスラエルの情報がアメリカ経由でリーク」の波紋
今、英語メディアで「イスラエルの情報がアメリカ経由でリークされたらしい」という問題が語られ始めている。情報はファイブアイズで共有されていたが、おそらくイスラエルは知らされていなかった。そしてこれを対外…
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トランプ氏がマクドナルドで「バイト」
カテゴリー:アメリカの政治日本の各TV局がトランプ氏がマクドナルドでバイトしたと伝えている。庶民派をアピールする狙いがあると終わっており「せっかくの素材が活かしきれていないな」と感じた。アメリカの大統領選挙は接戦になっておりト…
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「習近平国家主席は私を尊敬している」というトランプ氏に日本は対応できるか
トランプ前大統領が「台湾侵攻があっても軍隊は派遣しない」と宣言し話題になっている。このエントリーでは発言と周辺を確認し日本がこの新しい現実に対応できるかを検討する。
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「いつでもやれるんだぞ」 ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受ける
カテゴリー:中東・アラブ・イスラエル情勢ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受けた。日本語では記事が少ないので例によって英語の記事をいくつか読んだ。海辺の高級住宅街にある別邸が狙われたそうだがネタニヤフ首相は無事だった。 イスラエル北部に広…
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トランプ氏が考える「愛」とバイデン氏が考える「正義」
カテゴリー:アメリカの政治現在、アメリカ合衆国は政治的に分断されていると考えられている。かつて「アメリカは分断されている」といっても陰謀論扱いされて取り合ってもらえなかたそうだが今ではそれを疑う人はいない。 ではなぜ分断してい…
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ロイターの「米中プラザ合意」の記事から改めて考えるプラザ合意の意味
カテゴリー:中国の政治経済と持続性ロイターが「コラム:為替巡る米中「プラザ合意」、トランプ氏勝利なら可能性」という記事を書いている。記事自体はトランプ氏勝利という仮定の前提の立った空想のようなものだが色々と興味深いことがわかる。 日本…
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トランプ氏いわく議会襲撃が行われた1月6日は「愛の日」だった
カテゴリー:アメリカの政治多くの人は議会襲撃をアメリカの民主主義が危機に陥った日であると認識している。ところがトランプ氏は議会襲撃には賛同しないと前置きしつつ、この日は「愛の日だった」と主張している。自分を心配した人たちが行動…
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イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前の公算 ハマスのシンワル氏も殺害
CNNがアメリカ高官の話として「イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前になるだろう」とする記事を出している。リベラル系のメディアなのでバイデン政権に有利な誘導をしていると思える。だが、どうも様子がおかし…
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日本では当たり前の投票結果の手集計ができないアメリカ合衆国
カテゴリー:アメリカの政治ジョージア州で「投票結果を手集計してはいけない」という判断がくだされた。アメリカの文脈では「選挙妨害の一環」ということになる。だがこれは日本人には理解できないだろう。日本では当たり前に行われていること…