カテゴリー: 国内政治
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この混乱をどう収拾するの? 「河野太郎大臣主導で10基金から国庫返納」報道で忘れ去られている諸問題
河野太郎大臣が主導して国の基金を廃止するという。政府もいよいよ行政改革に本腰かと考えたのだが内容を見て愕然とした。廃止される基金は16兆円中のわずか千数百億円だった。政府は国民の負担増を減らすために行…
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岸田総理が訪米を開始 CNNは防衛費GDP比2%の実現を確信
岸田総理の訪米が始まった。日米同盟の堅固さをアピールし岸田政権の支持率アップにつなげたい考えだ。アメリカのメディアは日本がアメリカ陣営を経済的に支えてくれることに期待しており、岸田総理がCNNに対して…
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ああ誰も責任は取らないんだ…… 小林製薬の紅麹問題
身も蓋もないのだが、安倍政権下で中小企業向けに野放図にモノづくりをさせることを「成長戦略」と言っていたツケが回った。当時の政府は「国はもう管理しなからあとは消費者が自己責任で身を守るように」と注意喚起…
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選挙以外の政治に参加しない日本人は落選運動により多くの時間を割いている
先日、郷原信郎さんの落選運動のツイートを引用したところ投稿が多数リツイートされた。普段よりも閲覧数・エンゲージメント数が格段に多く「ああそんな運動が盛り上がっているのか」と感じた。小選挙区制で選択肢を…
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「生意気なことをすれば、首を取り換えてやる」自民党の政治と金の問題の背景にあった人間関係のまとめ
自民党の政治と金の問題の処分が決まった。塩谷立氏と世耕弘成氏をバッサリとやって「泣いて馬謖を斬った」を気取っているようだが、おそらく国民は納得しないだろう。もはやあまり重要とは思えないので軽く処分内容…
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低支持率の岸田政権が自衛隊をアメリカの下請けとして差し出すための法案を準備
支持率低下に悩む岸田政権の元で自衛隊が米軍に組み込まれようとしている。日米同盟のもと自衛隊が下請け化される危険性が高まっているがこの法案は日本では全く話題になっていない。おそらく軍事・安全保障・護憲の…
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内部崩壊状態の自民党を岸田総理が伝書鳩のように飛び回る
自民党は厳密に言えば近代政党ではなく個々の人間関係によって成立する派閥の集合体である。ここ最近さらにその状態がひどくなっている。岸田総理が派閥を部分的に破壊したことで人間関係が崩壊された。 岸田総理は…
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自民党執行部「処分を調整」に感じる違和感の正体
4月4日に自民党の執行部が安倍派と二階派の処分を発表する。渡米を前にして政治と金の問題の幕引きを図ろうとしているのだろう。個人的にはこの問題に対する関心は薄れていて「処分が決まってから発表してくれれば…
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自分だけが正しいおじさん 川勝静岡県知事が突然の県知事投げ出し宣言
失言知事として知られていた川勝知事が任期途中での辞職を表明した。もともと失言で知られた知事だったが「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりとかと違って、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち…
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大阪は日本型ポピュリズム社会実験中 維新の改革で半数の公立高校が統廃合の危機に
大阪は日本型ポピュリズムの実験室だ。そんな大阪で半数の公立高校が統廃合の危機にある。民意で選ばれた政策の結果なので「選挙による選択」といえるが大阪府庁では激震が走っているそうだ。なぜそうなったのか。わ…
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悪性インフレによる物価高に悲鳴をあげ、怒り、そして諦めてゆく なぜ日本人は諦めてしまうのかを考える
テレビ朝日が「物価高に悲鳴」という記事を出している。コメント欄はお祭り状態だったのだがなぜか「コメンテータ状態」の人が多かった。断片的な知識をもとに語り諦念と共に状況を受容している。なぜこうなるのだろ…
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政治と金の問題が解決せず派閥政治からも脱却できない理由を政権批判抜きで考えてみる
TBSに松原耕二氏司会の報道1930という一時間の番組がある。非常に長いプログラムなのであまりみる気になれないのだが森元総理の力の源泉というプログラムをやっていたので「一体何が力の源泉なのか」と興味を…
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政治と金の問題を巡り報道が錯綜 岸田総理の発言と報道をざっくりと整理してみる
政治と金の問題を巡り報道が錯綜している。分析の記事は別に出そうと思うのだが「そもそも何が報道されているのか」が混乱しているので改めて整理することにした。岸田総理の聴取はおそらく不発に終わっている。だが…
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大林ミカ氏辞任で幕引きを許すな 河野太郎大臣に求められる説明責任
中国ロゴ問題に進展があった。産経新聞が【独自】として中国企業のロゴが入った書類が国連やEUの機関の資料にも使われていたと伝えている。産経新聞は優しげに「浸透したと誤解される可能性がある」と表現している…
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読売新聞系が主導する安倍派と森元首相包囲網:岸田政権はリーク依存に陥る
SNSでは「いよいよ森元首相の関与が明らかになった!」と大騒ぎになっていた。出火元を見ると「日テレ系の独自」になっている。先日、渡辺恒雄主筆と40分会談したというニュースもあり「ワシに任せなさい」くら…
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中国企業のロゴ問題 内閣府は問題を認めず斉藤経済大臣は逃亡
中国企業のロゴ問題はあまり火がつくことなく一旦終了しそうだ。内閣府は問題を認めることはなく「ハッキング被害にあっていない」から大丈夫だと主張している。一方で斉藤健経済産業大臣はこの問題から逃亡を図って…
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再エネタスクフォースの中国企業ロゴ問題 大林ミカ氏と立憲民主党の「不適切な」関係も明らかに
河野太郎大臣の政策を推進するためのタスクフォースに中国企業のすかしが入った資料が使われていた問題に進展があった。岸田政権の危機感は極めて薄いようで「内閣府で適切に処理するだろうから今はまだ政府全体の問…
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【速報】二階元幹事長が電撃的に次回不出馬を表明 これまでの流れと会見の内容
二階俊博元幹事長が会見を行い次回の選挙への不出馬を表明した。会見ではっきりと「政治的責任を取る」とはしたが、お金の流れについてはいっさい説明をしなかった。最後に年齢について聞かれ「お前も、その年、来る…
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すかし問題 河野太郎大臣肝入りの再生エネルギータスクフォースに中国企業の影 岸田政権は安全保障に関わる懸念を払拭できるのか?
中国企業の影などと象徴的に仄めかされることがあるが、今回は文字通り影が透けて見えることになった。政府の意思決定に関わる資料に中国企業のすかしがはいっていたそうだ。 岸田政権に新しい疑念が浮上した。河野…
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岸田総理が自ら安倍派とアベノミクスの粛清に乗り出す
経済の面から見ると金融緩和政策の終わりは「時間稼ぎ」の終わりとなった。増税議論も始まりこのまま生産性向上が行われなければ国民生活は悪性インフレに苦しめられ困窮することになるだろう。 政治的に見ればこれ…
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国会の憲法改正議論が不毛な理由(3/3) 国民が選んでいないメニューが唐突に目の前に突き出される問題
立憲民主党と日本共産党が憲法審査会の開催を拒否しているという。この是非を知るためにまず総括質疑で何が話し合われたのかをまとめ、次にコミュニケーションの問題について書いた。最後に考えたいのは「選択肢がな…