カテゴリー: 国際政治
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アルゼンチンの経済危機の簡単なまとめ
カテゴリー:国際政治新興国経済の情報を集めているとあの国もこの国もデフォルト候補(ディストレス債状態だ)という記事が集まってくる。本来は詳細に分析すべきなのだが最初から全ての情報を集めると混乱しそうだなと思った。例えばス…
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エジプトが新しい首都を建築中だが名前はまだない
カテゴリー:国際政治エジプトが新しい行政首都の計画を発表したのは2015年だった。いよいよ首都移転に向けた引越し作業が始まる。政権は世界最先端のスマートシティだと胸を張るが、足元の経済は困窮し、エジプトの財政も不安視され…
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ドラギ連立政権が崩壊し、次はファシスト党の流れも汲む政党も参加する右派政権へ
カテゴリー:国際政治イタリアでドラギ政権が崩壊した。ドラギ首相の掲げる政策に左派系の五つ星運動が乗らなかったことがきっかけになっているのだが早期選挙を求める右派も同調した。結局ドラギ首相は大統領に再び辞表を提出した。大統…
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ロシアとイランの「嫌われ者連合」がトルコを交えて三者会談
カテゴリー:国際政治プーチン大統領がテヘランでトルコ・イランの指導者と会合を持った。アスタナフォーマット・アスタナプロセスというシリア情勢を話し合う枠組みを利用して国際社会に対して結束をアピールしたのだ。NHKもこの会合…
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CNNが「バイデン大統領は崖っぷちだがトランプ氏相手なら勝てるかもしれない」と次期大統領選挙を分析
カテゴリー:国際政治CNNは民主党寄りのメディアとして知られる。そのCNNがバイデン大統領は中間選挙に勝てずそのまま瀕死の状態になってしまうかもしれないという予測を出している。皮肉なことにそのCNNが望みを託している人物…
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イギリスの次期首相選びの争点は大胆な減税の有無だが現在は現実派のスナク氏が一歩リード
カテゴリー:国際政治ジョンソン首相が退任を決め次期の首相選びが始まっている。現在の次期首相候補はインド系のスナク氏なのだが「インフレ対策」を優先し「減税は今は考えない」という現実派だ。減税を優先しない姿勢についての批判は…
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ドラギ首相が辞意を表明しイタリア政界に混乱の予感 ー ただし結論は来週に持ち越し
カテゴリー:国際政治このところ各国で権力構造がバタバタと変わっている。日本では自民党が勝ったものの保守層に影響が大きかった安倍元総理が亡くなった。ジョンソン首相が辞意を表明したイギリスでは現在次の候補者選びが行われている…
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バイデン大統領がイランへの武力攻撃の可能性を示唆、ただし最終手段として……
カテゴリー:国際政治ロイターが「バイデン米大統領は、イランの核兵器保有を阻止するための「最後の手段」として武力を行使する考えを示した。」と伝えている。「ああまたか」と感じた。もちろん明日戦争が始まるというわけではないのだ…
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ラジャパクサ大統領がスリランカから脱出しラジャパクサ家支配が終焉
カテゴリー:国際政治経済破綻宣言をしたスリランカでは暴動が発生し大統領官邸にはデモ隊が押し入った。官邸では現金が1785万ルピー(約680万円程度)発見されたが略奪されることはなく当局に届けられた。一方、ゴタバヤ・ラジャ…
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国情院ルートで文在寅政権への追求が始まる
カテゴリー:国際政治韓国の国家情報院の元委員長2人が国情院から告発された。韓国では、尹錫悦政権が文在寅政権の権威を失墜させようとする動きが始まったものとみなされているようだ。追求される側になった革新系のメディアの中には共…
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ジョンソン首相退任のきっかけを作ったのは大衆紙サンの新人政治記者だった
「もうやめたほうがいいのでは?」と諌めた閣僚を切ってまで首相の椅子にしがみついていたジョンソン首相だったが突然辞意を表明した。きっかけになったのは与党・保守党の院内副幹事長であるクリス・ピンチャー議員…
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実は「10億人分の個人情報」は一年以上も誰でも閲覧できる状態で放置されていたらしい……
カテゴリー:国際政治中国人の個人情報を10億人分売りますという広告が出回ったのは6月30日のことだった。上海国際警察のデータベースが流出しデータを20万ドル(2700万円)で販売していると主張したそうだ。中国の主要メディ…
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ジョンソン首相の「泥舟」から重要閣僚が二人抜け出し内閣は存亡の危機
カテゴリー:国際政治イギリスのジョンソン内閣がまたも存亡の危機にある。重要閣僚二人が閣外に去り追随する人が出ている。きっかけになったのは男性要職者の男性に対する暴行疑惑である。この説明が二転三転したため「もうジョンソン首…
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イタリア・ポー川流域の渇水問題とヨーロッパの原子力発電所再稼働問題
カテゴリー:国際政治BBCが短くイタリアのポー川流域が渇水で非常事態宣言が出されたというニュースを伝えている。ポー川はイタリアの北部を西から東に向けて流れている。エミリア・ロマーニャ、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア、ロ…
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ロシアが戦時経済入りへ ー 軍事企業の国家動員が容易に
カテゴリー:国際政治ロイターがロシア下院、「戦時経済対策」法案が第1読会通過という短い記事を書いている。ロシア政府が強い権限で企業を統制できるようになる。つまり、戦時国家体制に向けてまた一歩を進めたことになる。第二次世界…
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「黒い帽子の国」カラカルパクスタンでデモが暴動に発展
カテゴリー:国際政治ウズベキスタンにあるカラカルパクスタンという地域でデモが起きて暴動に発展したという。原因は憲法改正だ。だがこれだけでは情報が少なく何のことだかがわからない。現在緊急事態宣言が発令され大勢の死者が出てい…
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ドイツが鉄道などの公共交通を1ヶ月9ユーロで乗り放題に……
カテゴリー:国際政治東洋経済が面白い記事を書いている。ドイツで9ユーロという格安の1ヶ月パスが導入されたそうだ。日本で言えば新幹線に当たる優等列車以外の公共交通機関を幅広くカバーしている。表向きの目的はエネルギーの削減で…
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バーバラ・ウォルター氏によれば「アメリカは21世紀版の内戦に向かっている」
カテゴリー:国際政治クーリエが面白い記事を発信している。Webでは一部しか読めないのだがメールで「これはオススメ」という記事を紹介しているのだ。内容はアメリカが21世紀版の内戦に向かっているというショッキングなものだ。も…
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なぜテキサス州サン・アントニオで51名の移民が悲惨な状態で発見されたのか?
カテゴリー:国際政治テキサス州のサンアントニオで移民を乗せたトラックが発見された。当初48名が亡くなっていたと伝えられていたのだが死者の数は51名に増えた。トレーラーには100名以上が詰め込まれていた可能性があるそうだが…
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トルコが北欧2カ国のNATO入りを容認・NATOは中国の脅威にも触れる予定
カテゴリー:国際政治日経新聞が6月29日未明(2022年6月29日 3:41 (2022年6月29日 4:33更新))に記事を出した。トルコが北欧2カ国(フィンランドとスウェーデン)のNATO入りを容認する見通…
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中南米の例外国家エクアドルはなぜ反米左派ではないのか
カテゴリー:国際政治BRICSが拡大会合を開き「アメリカを念頭に」「新興国支援を強調した」というニュースがあった。アルゼンチンもBRICS入りを希望している。中南米は左傾化が進んでおりブラジルもルラ大統領が再選されれば「…
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アメリカで「神の名の下で」中絶を断罪する人たち
カテゴリー:国際政治先日、アメリカでロー対ウェイド判決が覆されたことをご紹介した。そのリアクションがいくつか入って来ているのだが、予想を超える展開だったので短くまとめたい。先日は「最高裁判所が政治化した」と書いたのだが、…
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アメリカの最高裁判所が「公の場所での個人による銃の携行を原則的に禁じているニューヨーク州法」を無効化
カテゴリー:国際政治Bloombergが「公の場所での個人による銃の携行を原則的に禁じているニューヨーク州法は無効」と裁判所が判断を下したと報道している。共同通信によるとこの法律は100年以上前に定められた法律なのだそう…
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イスラエルで連立政権がまた崩壊し3年間で5回目の選挙へ
カテゴリー:国際政治イスラエルで連立政権が崩壊した。長期政権だった反ネタニヤフという理由だけでまとまった寄せ集め内閣だったが結局のところ意見をまとめることができなかったようだ。2019年以来4回選挙が行われており10月に…
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バイデン大統領が「連邦ガソリン税課税の3ヶ月停止」を議会に要請へ
カテゴリー:国際政治ロイター通信に「バイデン大統領が連邦ガソリン税の課税停止」を議会に要請するという記事が出ていた。アメリカの議会でも反対者が多くこれが実施されるかどうかは微妙な情勢である。理由は書かれていないが身内の民…
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コロンビアで左派政権が誕生:バイデン政権にとって「最後の砦」が崩れる
カテゴリー:国際政治南米のコロンビアで大統領選挙が終わりグスタボ・ペトロ氏が勝利宣言を行った。日本ではゲリラ出身の大統領であるという点が注目されている。中南米で次々と左派政権シフトしておりバイデン政権としては「最後の砦」…
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マクロン大統領の与党が大敗しフランスの民主主義とヨーロッパ経済が試される
カテゴリー:国際政治マクロン大統領を支える与党が大敗した。今後連立交渉が進められることになるのだが失敗すればフランス政治は混乱するだろうと言われている。当座ユーロの価格が下落することはなかったのだが、ロイター通信は別のマ…
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プライドの高いバイデン大統領はサウジアラビアの皇太子と手打ちできるか?
カテゴリー:国際政治バイデン大統領のサウジアラビア訪問が決まった。目的はサウジアラビアに「石油の増産をお願いできる関係」を構築することである。足元のインフレを止めるためにはサウジアラビアの石油がどうしても必要なのだ。だが…
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パキスタン政府が国民に対して紅茶を飲むのを控えるように要請
カテゴリー:国際政治毎日の息抜きに紅茶は欠かせない。その紅茶を控えるように言われたら国民はどんな反応を示すだろうか。パキスタンの連邦政府が国民にたいして紅茶の消費を控えるように要請したとBBCとCNNが伝えている。背景に…
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アメリカ議事堂が襲われたのは全て酔っ払ったルディ・ジュリアーニのせい
カテゴリー:国際政治アメリカで2回目の1月6日公聴会が行われた。この日の主役はルディ・ジュリアーニ氏だった。だがジュリアーニ氏が公聴会に呼ばれたわけではない。トランプ大統領の周囲にいた人たちが口々にジュリアーニ氏を非難し…