総理大臣が雲隠れする日本と出てきて騒ぎを起こすアメリカのどちらがより不幸なのか?

朝からワイドショーで「安倍総理が会見してくれない」というニュースをやっている。出てこないことがニュースになるのは前代未聞だろう。今の日本では政権批判は不正解なのでテレビも政権批判はしない。「出てきて説明してくれれば安心できるのに」という言い方になっている。一瞬、日本は不幸な国だなと思った。

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日本人が政治を語れないのは正解に帰着してしまうから

文章を毎日書いているがとりとめなくなってしまうというお悩み質問に回答した。これを無理矢理に日本人が政治議論ができないという話に書き換えた。「強引だなあ」と思われそうだが、個人的には意外と面白かったのでまとめ直したい。これを延長するといろいろな説明に使える。例えば高付加価値型のサービス産業が日本で発展しなかった理由もわかる。

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国家目標なき「自民党新国際秩序創造戦略本部」が最後に行き着いたもの

甘利氏ら自民党議員たちがTikTokの禁止を政府に提言という記事がテレビで取り上げられた。単に中国企業をいじめてケチをつけているみたいにしか見えないニュースだったのだが、よく観察すると日本の迷走ぶりがよくわかる。その迷走ぶりの理由も明らかだ。ここから日本人が国家ビジョンに何を求めるのかを考えてみたい。

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Workationといううさんくさい英語がさらに政治家の手でうさんくさくなる

菅官房長官が最近暴走している。GoToトラベルキャンペーンを主導していると言われ、さらにWorkation/ワーケーションという言葉まで推進し始めた。昭和の伝統では英語さえ使えばなんでも推進できたはずなのだが、令和の常識では政治家が言葉を使うとそれだけでダサくなってしまう。そればかりか菅官房長官が持っている「統治感覚」がかなり如実に表れている。おそらく安倍政権の8年で菅さんの立ち位置は「総督」に昇格したのだろう。

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ラオスの古都では今でもお坊さんが「富の再分配機能」を担っているらしい

あまりにもヘビーな死生観のニュースをいくつか扱い疲れてしまった。そこで気分を変えようとGYAO!を久しぶりに覗いたら「花より青春ラオス編」をやっていた。2014年の番組である。30代と20代の若手俳優3人がラオスの首都ビエンチャンからバンビエンを経て古都ルアンパバーンに向かう。ラオスは人口700万人弱の社会主義国だそうだ。

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野田洋次郎の「個人の見解」を炎上させた死生観を扱えない社会

野田洋次郎さんの個人の見解がまた炎上しているそうだ。もともと「この人はすごいなあ」という感想だったと思うのだが、おり悪く難病ALS患者の嘱託殺人事件で「優生的思想」が話題になったために炎上したのだろう。以前にも「国家主義的な」発言が炎上していたのでリベラルのひとに目をつけられているのかもしれない。だが、現在もこのツイートは生きていて「消さないだけ偉いな」と思った。英語圏で教育を受けておりこの種の発言に慣れているのかもしれない。

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「優生的思想に基づく」ALS嘱託殺人事件について

ALS患者の嘱託殺人事件が起きた。これについて維新の松井一郎代表が「安楽死の議論を始めては」といったことが一部で反発されている。この問題にはいろいろ要素がありすぎてそもそも話し合いを始める議論が始められないと思った。とりとめのない考察だが最後は維新がこの問題について考えることの危険性に着地させたい。

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三浦春馬さんの自殺について考えたこと

俳優の三浦春馬さんが亡くなった。30歳だったそうだ。これについて色々と考えた。容姿と才能に恵まれていて仕事もあるのになぜ自殺を選んだのかというのが最初の疑問だった。だが考えているうちに別のことが気になった。放送で使われるご本人の発言がどれもあまりにもポジティブすぎるのだ。放送はこれをどれも「いいことだ」と言っていた。

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沖ノ鳥島と大陸棚は誰のものなのか

先日、共同通信の記事をQuoraのスペースで紹介したところメンバーの人がいろいろな対中国情報を補足してくれている。これといった結論は出ないのだが問題の輪郭はかなり明確になる。SNS型政治議論の面白いところである。結果は出ないが情報は集まる。中でも面白かったのは沖ノ鳥島の議論である。

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橋下徹がワイドショーを駆け抜ける

先日は主語を読むような丁寧な報道解説に需要があるのではないかと書いた。だが、実際にはちょっと気になる傾向もある。ワイドショーに橋下徹さんが多く登場しているのである。わかりやすさが受けているらしい。これは危険な兆候だなあと思った。

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