郵便局がカレンダーを政治利用した問題

共同通信が「郵便局のカレンダー政治利用問題」について書いていた。11月中に調査をまとめるのだそうだ。これを読んで「別にカレンダーくらいいいじゃないか」と思ったのだが、調べてみると意外と根が深い問題のようだ。「安倍政権の忘れ物」という気がする。安倍政権が中途半端に残した郵便局が組織的に政治運動をやっていたという問題だからである。加えて「選挙に勝つことが政治のすべてである」という幼稚な安倍政権時代の価値観が政治の末端には残っている。

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台湾総統蔡英文のしたたかなメディア戦略

台湾(中華民国)の蔡英文総統がCNNの独占インタビューに答えた。米軍の支援を受けていることを公式に認めたと時事通信や日経新聞などが伝えている。時事通信は「台湾総統、米軍受け入れ認める 中国の脅威「日々増大」―CNN」というタイトルで、日経新聞は「台湾総統、米軍の駐留認める 米メディアに 中国けん制」となっており、どちらも中国の脅威を前提にしたタイトルになっている。

中国がいよいよ悪の帝国として自由と民主主義を破壊しようとしているのか? でもアメリカがいれば大丈夫だなどと漠然と考えた。

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アメリカの若者の39%がLGBTQである

アリゾナクリスチャン大学の調査によるとアメリカのZ世代の若者の39%が自分のことをLGBTQであると自認しているそうだ。Z世代とは18歳から24歳の若者だそうで、だいたい大学生くらいの世代だ。調査担当者は彼らにとってLGBTQは「無難でクール」なのだと説明する。クールはわかるのだが無難という表現がよくわからない。

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小室眞子さんとプリンセスの亡命劇

小室圭さんと小室眞子さんの記者会見が行われた。記者会見といっても小室夫妻の主張を流すだけで記者たちの質問には書面で答えたようである。ここで不思議な現象があった。ヤフコメが荒れるであろうことは事前に予想できていた。だが「眞子内親王」が「民間人の金銭トラブルに介入したことがいけないことである」という前提が出来上がっていたのである。

おそらく皇室を守るためにも小室眞子さんに習って「正しいアサーティブさ」を身につける必要があることがわかる。

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ナイジェリアで電子通貨eナイラが導入される

「新しい技術」の導入は成長につながる。今回は電子マネーの導入について見てゆきたい。ナイジェリアで電子通貨eナイラが導入された。中央銀行が管理する小さな国で導入の事例はあるが人口規模が2億人という大きな国で電子通貨が導入されるのは史上初めてのことである。この後中国がデジタル人民元の導入を計画しており、スマホがそのまま財布として使えるという国は増えるかもしれない。中国はライバルとなりそうな暗号資産を禁止しつつあるそうだ。全てを政府が補足しておきたい中国ではなし崩し的に導入が進む暗号資産を禁止するよりも取り入れてしまった方が良いと考えたのだろう。

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コンテンツ産業の成長について散漫に考えてみる

考えるきっかけは「岸田政権の不毛な成長論」についてだったのだが、最近コンテンツビジネスの成長とは何かとかソーシャルメディア将来はどうあるべきかということを考えることが増えた。いつもは特定のニュースなどを比較的に筋のある文章を作っているのだが今日は散漫にこの辺りをぶらぶらしてみたい。一応文章なので結論めいたものはあるのだがそのあたりはさほど重要ではないかもしれない。

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アメリカでカバに人格が認められたと言う話

選挙期間に入り選挙以外の政治ニュースがなくなった。仕方がないので別のメディアを巡回してニュースを探している。ハフィントンポストに「「カバは法的に人間」アメリカ初、動物の法的権利を認める司法判断が示される」と言う記事があったので研究してみることにした。

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緊迫する台湾海峡情勢にお任せ民主主義の日本人は耐えられるのか?

これまで政治が「有権者の意見をできるだけ聞かない」方向に進化してきている様子を見てきた。岸田政権は失点が少ないうちに選挙をやりたがり、立憲民主党と共産党は有権者のいないところで連立を模索している。どちらも「できるだけ有権者」に考えさせず「全てがうまくいっている」と「全てがダメ」の二者択一を突きつけている。これが全く逆効果を生みそうな事例がある。これが台湾海峡問題だ。政策論争に慣れていない有権者は台湾情勢の緊迫化に耐えられないだろう。

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オワコン化するSNSとDappi問題

SNSが急速にオワコン化している。元祖SNSだったFacebookが社名変更を含めた大胆な路線変更を模索しているのだ。新型コロナの蔓延をうけて「バーチャル」に勝機があると見たのだろう。メタバース企業への展開を模索しているほか仮想通貨(当初Libraと言っていたがDiemという名前に変えたそうだ)のプロジェクトも依然進行中である。

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既得権維持に奔走する日本医師会と小選挙区制度の弊害

既得権を守りたい日本医師会の中川会長が「幽霊病棟」という言葉に異議を申し立てた。彼が敏感に反応する話題というのはすなわち「彼らが守りたい既得権」ということなのだろうと思う。

日本医師会は兼ねてから医療機関を守るためには経済を犠牲にしろと訴えてきた。確かに彼らの言い分に従って人流抑制をすれば病院は守ることができる。だがおそらく飲食や旅行などの業界はかなりのダメージを受けることになる。自分たちを守るために他人を犠牲にしろと言っているわけだから、その応酬は「意思を犠牲にして飲食業を助けろ」というものになるだろぷ。結果的に議論を「AかBかどちらかしか助からない」という方向に誘導していることになる。

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