安倍政権の統計的欺瞞の崩壊

安倍政権が民主党を悪夢呼ばわりするときに「求人倍率の数字が向上した」という言葉を使うことが多かった。とにかく議論に勝てれば社会がどうなっても構わないというネトウヨ性に満ちた言葉である。だが、新型コロナウイルスの蔓延によりこれが欺瞞であるということが無視できなくなりつつある。

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愛知県知事のリコール請求で不正が発覚したそうだ

久しぶりに「あいちトリエンナーレ」の話題を見た。いわゆるネトウヨという人たちのしょうもなさを改めて見た気がする。愛知県知事のリコール請求で不正が発覚したそうだ。ここまで情けない話に堕したのかと思った。

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北海道は維持可能なのか

この一年、ロシアが憲法で領土分割の禁止を盛り込んだというニュースをよく取り上げた。主眼はクリミアなど別の地域の保全にありそうだが、事実上北方領土が帰って来る見込みがなくなったということを意味している。戦後日本の外交にとっては敗北だといえる。だが「実は北方領土どころではないな」と思っていた。日本の北海道経営が全くうまく言っていないからである。明治以来の開拓は失敗したと言って良いだろう。

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安倍元総理が秘書と同時に切り捨てたものはなにか

安倍元総理の一連の禊の儀式が終わった。これによって自民党の岩盤支持層が崩れることはなかった。だがおそらくこの動きは自民党崩壊のきっかけとなるだろう。安倍元総理は国会議員にとって大切なものを切り捨ててしまったからだ。

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エチオピアの混乱と民主主義

エチオピアが混乱している。これを見ていると民主主義の限界と意味が見えてくると思いなんとなくまとめておこうと思う。

エチオピアはヨーロッパに支配された経験がほとんどない東アフリカの国である。もともと多民族国家で「アムハラ」と呼ばれる支配階級が国を支配してきた。エチピオピアは北部にアラブ系の人たちがおりサブサハラ系の人たちと混じり合っている。「この混じり具合」が違う人たちが複数いて「異なる民族」を形成しているのである。ヨーロッパでいうと多民族的な帝国を脱却して国民国家成立前の状態にあるといえる。こうした社会がどうやって民主主義を獲得してゆくべきなのかということがわかるのだ。

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説明責任と言い訳の違い – 誰のための感染拡大防止呼びかけ?

今日のテーマは説明責任と言い訳の違いである。前回まで「日本人は論理的な思考ができない」というテーマで書いているので、今回も「今これを読んでいるあなたもどうせ説明責任を果たせない」という前提で読んでいただきたい。

NHKで感染拡大防止の呼びかけをやっていた。尾身会長ら専門家の「いつもの仲間で過ごしてくれ」という発信受けてのことだ。NHKは「流石にこれはわかりにくい」と思ったのだろう。具体的な基準を出して「毎日会う人はいつもの仲間であるが、週に一度会う人はいつもの仲間ではない」となどと言っていた。だが「これが正しく伝わることはないだろうな」と感じた。代わりにこれは言い訳の材料として用いられるようになるはずだ。

では「言い訳」とは何だろうか。

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安倍前総理不起訴について思うこと

検察が安倍前総理の不起訴を決めたそうだ。例によって検察のリークが報道として伝わってきた。何がいけないのかという線引きがないために空気を読んで話を進めようとしているわけで「気持ち悪いなあ」とは思う。そもそも、安倍前総理が「いや知らなかった」を信頼したとのことだが「はいそうですか」では検察なんかいらないだろう。そもそも、国民は何かあったときにしか騒がないのだからあらかじめ説明しながら進めても全くの無駄である。

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心情的に政治を語ることしかできない日本人

SNSで政治議論を見ることが増えたのだが問題が解決するのを見たことがない。これまで「これはなぜだろうか」と漠然と考えてきたのだがある日「正解がわかった」と感じた。最初に書いてしまうと日本人はSNSで政治議論はしないほうがいいと思う。単に時間の無駄だからである。

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若者を優先しようとして抵抗にあった菅総理

先日、高齢者の医療費負担について書いた。もう一度毎日新聞の記事を確認する。菅総理が医療費負担の先送りをやめようと大胆な政策変更案を選んだところ自民党と公明党が大混乱に陥ったと言う話である。将来世代には良い話なので菅総理を応援する声が上がってもよさそうだが、意外なことにこの話は全く話題にならなかった。当事者である若者が政治に関心がないからだろう。

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神輿論

前回まで、白河院政から江戸時代が成立するまでの間の歴史を「周縁とタンデム」というキーワードで見てきた。日本の権力構造を評価する時に「これはいいことなのか悪いことなのか」ということが見たいのだ。例えば「安倍前総理が公職選挙法で逮捕されないのはいいことなのか」という分析にこれを使いたい。

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