ヘイトスピーチで最初に犠牲になるのは子供達 – ケノーシャの事件をめぐって

ウィスコンシン州のケノーシャで黒人の男性が7発の銃弾を打ち込まれて半身不随に追い込まれた。ハフィントンポストに詳細の記事が出ている。日本では大坂なおみ選手がテニス大会をボイコットしようとしたことで黒人側に同情的な報道が多かったように思う。一方でネトウヨの間ではあれは黒人の暴動であって白人の側に理があるのだというような「判決」が聞かれた。だが調べて行くとそんなに単純な問題ではないことがわかる。

おそらくこの問題で重要なのは「なぜヘイトスピーチが悪か」ということを我々がしっかり自覚することである。表現の自由を盾にヘイトスピーチを己の欲望のために利用するものは子供達の未来を犠牲にしている。自分の欲望のために国の未来を売っているのである。

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心配しなくても岸田総理で必ず問題が噴出する

安倍総理が突然辞任を表明した。最初こそ驚きはあったものの送り出しは淡々と行われた印象がある。安倍政権について書こうと思ってサイト分析を見たのだが次の総理総裁候補の検索が盛んになっている。麻生・河野・岸田などの検索でページビューが爆増していた。総括をしたくない、水に流して次に進みたいという日本人の性根は表向きの会話には現れない。個室の行為こそが日本人の本音なのである。

今回の総裁選挙は二階幹事長のもとで行われるようだ。安倍総理の意向は二階幹事長が「地方票を加えずに選挙をやる」と宣言したところからも明らかである。地方に強いとされる石破茂元防衛長官を外したいのだろう。安倍総理が「彼にしては入念に」準備をしたのは石破総理が党内清算を始めることを恐れたからなのだろう。

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アメリカの多数派は極端な意見の間で疲弊し、日本の多数派は匿名で他人を裁く

先日、アメリカのメディアでフェイクニュースが横行しているということを知った。一般的にはアメリカではトランプ大統領を支持するRightと支持しないLeftが二極化していてお気に入りのニュースチャンネルを持っているとされている。ABC NewsやCNNはトランプ大統領には批判的だがFOXニュースはトランプ大統領に肯定的なニュースを流している。特にFOXニュースのフェイクを交えた暴走ぶりはいろいろなところで問題になっている。

メディアが両極化しているのは確かだがこれはアメリカのありのままを映しているわけではないかもしれないとするレポートを見つけた。

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なぜネトウヨはやたらに黒人差別問題に首を突っ込みたがるのか?

最近、興味深い現象を観察した。アメリカの黒人抗議運動に反対する日本人がいるのだ。黒人問題に興味もないのになぜこの問題に興味を示すのだろうと観察していたのだがこういう理屈らしい。

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重たい神輿になりそうな「岸田総理」 – 岸田文雄の貧乏くじ発言

共同通信が岸田文雄政調会長の「貧乏くじでもひるまない」発言を伝えていた。共同だけに何かを切り取ったんだろうと思ったのだが朝日新聞も伝えていた。このニュースを読んで脊髄反射的には「いやいや総理大臣をやるなら今すぐ降りてほしい」と思った。

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民主主義社会の多極化 – マリのクーデターを通して考える

今日の話はかなり話題が飛ぶ。最初に考えるのはマリのクーデターなのだが最後にはアメリカと中国の話をする。日本人はマリには興味がないと思うのだが、その意味するところは日本の政治環境に大きな影響を与えるだろう。

マリは西アフリカにある旧フランスの植民地だ。セネガルやコートジボアールなどの地域とつながりが深く民族的にもマンデ語派というつながりがあるそうだ。だが、北部にベルベル系のトゥアレグ人が住んでいて分離独立の動きもあった。さらに旧国名はフランス領スーダンというそうである。つまりイスラム世界とサブサハラの結節点にある。

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日本人の政治参加意識が低くてもなんとかなるのは実は戦時体制のおかげ

今日の話は日本人が政治に関心を持たない理由について考える。詳しく言えば日本人が政治に興味を持たなくてもなんとかなってきた理由を考える。これを考えれば日本人が政治にどう関わるべきかがわかる。あるいは関わらなくていいと決める人もいるかもしれない。それもまた自由である。

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おそらく安倍政権と政府は国を見捨てようとしている

日経新聞に面白い記事を見つけた。政府が鳴り物入りで始めたアプリで陽性が疑われても検査してもらえない事例が増えているという。「国は国民を見捨てようとしている」と思った。そのあと安倍総理が再び慶応大学病院を訪れたという記事が出た。決まりだなと思った。問題は「国」という主語が具体的に誰を指すかである。

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体調不良により権力に閉じ込められる安倍総理と高すぎる自己評価に閉じ込められる麻生副総理

安倍総理の体調不安説が本格的に語られるようになってきた。このような書き方をするとおそらく野党批判の文脈で攻撃されることになるのだろうが、冷静に観察してみるとこの健康不安説を振り回しているのは実は安倍総理に近い人たちであることがわかる。将軍に言葉を取り次ぐ人が権勢を得るという御用人政治が令和の日本で復活しようとしている。

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