月: 2019年12月
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Whataboutism(お前はどうなんだ主義)とアメリカ
カテゴリー:政治と経済トランプ大統領の治世下でトランプ大統領を支えてきた人たちの景気が悪くなっているという。ITと金融は絶好調だそうだがエネルギーと製造業(製鉄や自動車)などは落ちているという。日経新聞が伝えている。 これ…
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安倍政権批判でページビューが稼げなくなった2019年
カテゴリー:政治と経済最近安倍政権の批判ものを書いてもあまりページビューが伸びなくなった。かといって野党に書いてもそもそも反応がない。これはどういうことなんだろうか?と考えた。 もともとこのブログは読んだ本の感想などを書い…
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IR関連の逮捕劇は安倍後を見据えた与野党再編の闘争の始まりである
カテゴリー:政治と経済IR関連で秋元司議員が逮捕された。現職国会議員が逮捕されたのは10年ぶりだなどと言っていた。このニュースを聞いているといろいろわからないことが出てくる。そこで陰謀論を導入してみることにした。こういう根…
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「安倍政治の終わり」が長引く理由
カテゴリー:政治と経済安倍政権を見てきて「末期症状が出てきたなあ」と思うのだがそれが何なのかよくわからない。つまりなんとなく終わりの始まりのような気がするのだがそれがどんな終わり方をするのかわからないのだ。おそらくキーにな…
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国民民主党は何に負けたのか
カテゴリー:政治と経済国民民主党が共産党との協業を模索しているという。安倍政権を打倒するために協力するというのだ。それに関連して「玉木代表と志位党委員長がピアノで協業した」というニュースが入ってきた。玉木さんは演歌を演奏し…
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原理主義化する多神教社会 – 日本とインドの共通点
カテゴリー:政治と経済前回はインドについて調べた。「インドはヒンズー教徒が多数を占める国でマイノリティとしてイスラム教徒がいる」と書きたくなるのだが、どうやらそんな単純なものでもないらしい。インドは多様な言語を話す人々が暮…
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日本人はなぜニュースが読めないのか – インドのニュースを例に挙げて考える
カテゴリー:政治と経済今回考えるトピックは「なぜ日本人がニュースを読めないか」である。読んでいただくとインドの政治混乱についてもわかるという一粒で二度美味しい仕上がりになっていると感じる人もいるだろうし、ラインが二本あって…
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特捜部は官邸と話をしているのかしていないのか
カテゴリー:政治と経済自民党の秋元司議員の事務所に捜索が入ったというニュースをやっていた。現代ビジネスによると現職の国会議員が操作されるのは実に17年ぶりなのだそうだ。これについて「政権の終わり」を予想する人は多くないだろ…
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これから頻発する不祥事を安倍政権打倒と結び付けない方が良い理由
カテゴリー:政治と経済今日はこれから安倍政権下で「不祥事」が頻発するだろうがそれを政権打倒と結び付けて期待を抱かない方がいいということを書く。 アメリカでトランプ大統領弾劾の採決の前に討論が行われた。討論といっても対話では…
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種籾を食べ始めた安倍政権と自民党
カテゴリー:政治と経済政府が記述式テストを見送ることに決めたらしい。「まずはよかったなあ」と思う一方で、この人たちは「種籾を食べ始めたんだなあ」と思った。この話は政権批判と接続して語られることが多いと思うのだが、問題はある…
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安倍政権はなぜ未来に投資しないのか – 冬には何をなすべきかを忘れてしまった現在の「保守」思想
カテゴリー:政治と経済先日、安倍首相に関連する質問をしたら体制批判だと思われたらしい。それに反対する回答が同世代と思われる人たちからいくつかついた。ところがよく話を聞いてみると社会に対する不満は持っているらしい。これを考え…
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日本と何もかもが反対のフランスで起きていること
カテゴリー:政治と経済フランスで大規模なデモが起きている。これだけを見るとなぜこんなことになっているのかがさっぱりわからない。とにかく80万人がデモに参加したとか、新たに34万人が加わったなどと大騒ぎになっているようだし、…
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お花見騒ぎの影で全く語られなかった税収の下振れと追加国債発行
カテゴリー:政治と経済政府は2019年12月13日の閣議で「ちょっと税収が足りないけどもっとばらまきたい」ということで追加の国債発行(2兆円)を決めた。こういうことは国会が終わってやるんだなと思ったのだが、意外なことに野党…
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日本とイギリスで左派政党が消滅しつつあるという話
カテゴリー:政治と経済本日の議題は左派政党の消滅である。イギリスで事前予想と全く違った選挙結果が出た。当初、労働党の躍進が予想されていたのだが蓋を開けてみると「歴史的大敗」だったそうだ。イギリスはブレグジットに向けて大きく…
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二つの世界観で揺れる産経新聞とその読者
カテゴリー:政治と経済産経新聞がWTOの機能不全について書いている。おそらく二つの世界観の中で揺れているんだろうと思った。この揺れは苦痛を生み出すだろうが、産経以外の日本はそれほどの苦痛を感じていない。それはなぜなのだろう…
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反社会勢力は定義ができないという閣議決定
カテゴリー:政治と経済反社勢力は定義ができないという閣議決定が出されたそうだ。世の中がめちゃくちゃになってしまうのでは?と思う一方で、騒ぎすぎなのかもしれないとも思う。結局答えは出なかったが、今日はこれについて考えてみたい…
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決められない政治から決めさせない政治へ
カテゴリー:政治と経済日本は西洋とすべてのものが逆さまだというような話を読んだことがある。確かノコギリの使い方とかそんな話だったのだと思う。最近の政治状況について考えていてそれを思い出した。西洋では政治は決めるために行うの…
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萩生田文部科学大臣の「グラウンドゴルフスキャンダル」について考える
カテゴリー:政治と経済萩生田文部科学大臣にスキャンダルが出た。グラウンドゴルフ大会に援助をしていた疑惑があるそうだ。読んでみたのだが文部科学大臣辞任と豚汁というのがいかにもバランスが悪いなあとおもった。これをどう捉えるべき…
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神奈川県の情報流出事件と統治の危機
カテゴリー:政治と経済神奈川県で個人情報が流出する事件が起きた。データ総量は27テラバイトだったそうだが、容疑者は「3年前からやっていた」と言っている。おそらく総流出は相当なものになるだろう。この事件から何を読み解けばいい…
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延期される憲法改正 – 日本人は意地悪なので一番欲しいものは他人には与えない
護憲派の毎日新聞社が「首相、憲法改正「20年施行」を断念」と伝えている。護憲派・毎日新聞社の高笑いが聞こえてきそうである。いわゆる読者のメシウマ感情を刺激する記事だ。事実上断念ということなので総理の口…
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中村哲医師を「守ってくれなかった」憲法第9条
カテゴリー:政治と経済中村哲医師がアフガニスタンで亡くなった。これについてQuoraで追悼を兼ねて業績を紹介したのだが、その時に「共感を得にくくしてみよう」と思った。この話は「中村さんを殺したアフガニスタンのテロは悪」とい…