自民党の関政幸候補が比較的善戦したのはどの地域だったのか

千葉県知事選挙の結果が出たので市町別の得票率を見てみた。当初、見放されたと感じている南房総や銚子などの東部では自民党の得票率が伸びていないのだろうという仮説を立てた。だがこういう仮説というのは意外と裏切られたりするのものだ。実際の結果を見るとこうした地域はまだ比較的自民党にしがみついている人が多いということがわかる。にも関わらず熊谷候補に勝てる人はいなかった。細かく見てゆくと官邸主導・幹事長主導が自民党の中央と地方の関係を内部から静かに蝕んでいる様子がわかる。

“自民党の関政幸候補が比較的善戦したのはどの地域だったのか” の続きを読む

自民党不在の千葉県知事選挙が終わった

千葉県知事選挙と千葉市長選挙が終わった。ほとんど注目されない中で前評判通りの候補者が勝ったという印象である。一部報道は自民党の足並みが乱れたと書いていたが地元で見ている分にはそのような印象は持たなかった。少なくとも2009年のように自民党が敵視されているというような選挙ではなかった。ある意味自民党が溶けている。

“自民党不在の千葉県知事選挙が終わった” の続きを読む

マニフェスト型の政策運営が根付く条件について考える

本日はマニフェスト型の政策運営が根付く条件について考える。結論から先に言ってしまうと

  • 課題が明確で
  • 個人がマネージできる範囲

であればマニフェストが機能するということになる。日本人は職人作業は得意だが集団作業が苦手なのである。

“マニフェスト型の政策運営が根付く条件について考える” の続きを読む

無意味化する千葉県知事選挙とその危険性について考える

千葉県知事選挙の政見放送を見た。事前に評判は聞いていたのだがなかなか凄まじいものがあった。色々と考え込んだのだが、どこに問題点を感じているのかがよくわからないので書きながら整理したいと思った。

一旦書いてみて、我々庶民レベルでの政治が無意味化しているという点に漠然とした問題意識を感じているようだということがわかった。

“無意味化する千葉県知事選挙とその危険性について考える” の続きを読む

自民党隠しの千葉県知事・千葉市長選挙がはじまった

千葉県知事選挙と市長選挙がはじまった。今回は県知事退任に伴い千葉市長が任期を残して退任した。今度は市長の椅子を狙う若葉区選出の市議会議員が一人退任したために若葉区では玉突き・トリプル選挙になっている。

この選挙が面白いのは自民党への対決型の選挙ではないということだ。対決ではなく地元では「静かな自民党離れ」が始まっている。

“自民党隠しの千葉県知事・千葉市長選挙がはじまった” の続きを読む