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正しい立ち方と4スタンス理論

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正しく立てていない。足の土踏まずのあたりをペタペタとついて歩いているらしく、膝が内転する。そこで足の後ろ側に重心を持つと正しく立ったり歩いたりすることができるようだ。

だが、これも一概には「正しい立ち方」とは言えないらしい。4スタンス理論は人間の重心の置き方を4つに分けており、タイプによって正しい立ち方が違う。このタイプを知れば正しい立ち方ができるのだが、タイプは簡単に見分けることができるという。

扇子を手首で扇ぐ人はAタイプで、足のつま先に重心がある。逆に肘で扇ぐ人はBタイプであり、踵側に重心がある。また、コップを持つ時人差し指と中指を使う人は1タイプで、中指と薬指を使う人は2タイプである。つまりA1,A2,B1,B2という4つのタイプがある。

重要なのは軸の使い方で、A1とB2は足と肩の軸が斜めになる。右足が重心の時に軸を作るのは左肩だ。これを「クロス」と呼んでいる。その他のタイプは同じ側に軸ができるということである。

このようにそれぞれの個性がすっきりまとまったように思える4スタンス理論だが、疑問も多い。

前回考えた「正しい立ち方」や「正しい歩き方」は重心を後ろに置いた。前重心で歩いて片脚だけが歪む「変な歩き方」になっていたわけだから「本来とは違う」歩き方をしていたのかもしれない。が、本によると「無理して別タイプの動き方をすると怪我をする」とのことである。自己診断したところA1なので前重心であっている。しかし前重心で歩くと左脚だけが内側に歪むのだ。

また、動きを出す時には前重心だが、どっしりと立つためには後ろ重心の方が都合が良い。一方でポージングで動きを出すためにも、右肩右足を軸にして体全体を曲げたり、逆の肩を使ったりすることがある。ということは4種類を意識するときれいにみえる。特に自分がこれが得意だからこれ以外できないということはない。スポーツときれいな立ち方というのは違っているということなのかもしれないが、これもよくわからない。スポーツが「安定すること」と「力を出すこと」に特化しているからかもしれない。

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