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最高裁判所がドメスティックバイオレンス加害者の銃所持を制限する判断

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アメリカでは普通の市民の銃の所持を保証する憲法がある。問題は「誰が普通の市民を定めるか」ということだ。民主主義の国であれば当然議会(国や州)ということになるはずなのだが、なぜかここに裁判所が介入する。憲法ができた当時になかった犯罪(例えばドメスティックバイオレンスなど)をどう判断するかを裁判所が決めてゆかなければならないのだ。背景にあるのは憲法改正の難しさである。アメリカでは憲法改正は頻繁に行われていると主張する人がいるが実は「建国時代の状況」から現在を判断するような極端な議論も行われているそうだ。

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  • アーカンソー州リトルロック近郊のスーパーマーケットで銃撃事件。少なくとも3名が死亡し警察官2名を含む10名が負傷。
  • 1億1千百万人が熱波の影響を受け交通網がも混乱した。アムトラックなどの鉄道は2日目の一時運休を経験。カリフォルニア州などの西部も暑くなる見通し。新しい熱帯低気圧がフロリダとジョージアの沖で発生。
  • ペンシルベニアの子供づれのカップルがフロリダで流れで沖に流れて溺れる。ビーチにはレッドフラッグ(赤い旗)が出ていた。2名は助からなかった。
  • ドメスティックバイオレンスの加害者の銃の所有について。最高裁は現在の規制を維持(Uphold)した。最高裁は拳銃規制を緩める傾向にあるが今回は銃規制賛成派を安心させた。銃規制反対派は憲法修正第二条は「どんな人にも武器の所持を認めている」のだからドメスティックバイオレンスの加害経験者にもその権利はあるはずだと主張。
  • ドナルド・トランプ氏の弁護士がトランプ氏を起訴したジャック・スミス司法省特別捜査官の件でガーランド司法長官を批判。議会で正しい手続きを踏まずにトランプ氏を起訴したという主張。
  • トランプ氏とバイデン氏のキャンペーンの話題。5月にバイデン陣営は$85milを集めたが裁判で有罪判決を受けたバイデン氏はそれを上回る$141milを集めている。
  • メキシコのリゾート地のプールで感電しひどい怪我をおった妻の話。夫は感電して亡くなっている。妻は施設を準備したバケーション・レンタル会社(CASAGO)を起訴。CASAGOは管理責任はなかったと反論している。
  • オクラホマの男性がタークス・アンド・ケイコス諸島で捕まった。銃弾の持ち込みで捕まる人が増えている。12年の刑期が課せられる可能性があるが悪意がない観光客の場合は収監なし罰金のみになる場合が多い。
  • ボーイング・スターライナ−の宇宙からの帰還が4回目の延期。データ収集に時間がかかっている。乗務員は必要な分だけ滞在できると説明されている。
  • アメリカの旅行客がザンビアで象に殺された。
  • カリフォルニア州の森で迷子になった4歳児が無事に発見される。お腹を空かせ疲れているが健康に異常なし。
  • 加熱により火事を起こす可能性があるバッテリーチャージャーがリコールされた話題。
  • ボストンセルティックスが優勝パレード。
  • 最後の化学療法治療に向かうブランドン・ウィルソン消防士を南カリフォルニア州から集まった消防士仲間が激励。心細いガンの治療には仲間のサポートが重要。

ドメスティックバイオレンスの加害者が銃を持てないというのは当たり前のような気がする。ところが最高裁判所判事たちは2022年に拳銃の所持規制を大幅に制限した。このためアメリカの司法に大きな混乱をもたらしてきたとCNNは伝えている。2022年の裁判をきっかけに全米で多くの銃規制問題が争われている。

今後例えば麻薬中毒者やその他の犯罪者が銃規制の制限を受けることが妥当なのかについて個別の判断が下されることになりそうだ。

今回の裁判で銃規制反対派は建国世代は家庭内暴力を理由とした銃の所持を規制はなかったと主張していた。バイデン大統領らは銃規制の法律があったと主張している。つまりアメリカには「建国世代に危険なアメリカ人の銃を所持を制限する法律があったかなかったか」という議論が行われているようだ。状況が変わったのだから憲法を変えればいいとは思うのだが政治的に分断されているアメリカで憲法修正第二条に修正を加えることは難しいのだろう。

クラレンス・トーマス判事は裁判所と政府が憲法修正第2条の権利を不当に剥奪しようとしているとこの流れを批判した。星条旗を逆さまに掲げて議会襲撃への連帯を示したと疑われているアリト氏は採決に欠席しその理由も説明しなかった。

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