2016年参議院選挙の結果を受けて
2016年の参議院選挙が終わった。住んでいる地域の情勢が知りたかったので、誰が一番得票が多かったかの地図を作った。この地域はもともと自民党の地盤だったようだが、水野家の娘婿として入った人がみんなの党に鞍替えしたために2010年にはみんなの党の地盤になった。しかし、今回は民進党からの出馬となった。しかし、地元の連合や革新系団体は小西候補への支援に回ったため、水野家の婿は支援を得ることができなかった。
その結果、水野氏の地元である佐倉・四街道以外では自民党が躍進した。と同時に旧民主党系が推した小西氏も千葉市で一番の得票率を得ることができなかった。結局、水野氏は落選し、小西氏は三位で当選した。一位二位を取ったのは自民党系だった。もともとの水野氏の支持者たちは「左に偏った」水野候補を嫌ったのだろう。
なお、資料は各市町村の選管が発表した物だが、栄町だけはウェブサイトで結果を確認することができなかった。ただし情勢からは自民党が獲得しているものと思われる。
選挙前に書いたもの
参議院選挙を楽しみたいので、6年前の参議院選挙の情勢を図にしてみた。赤い地区が民主党候補小西氏が首位を取った自治体でピンクがもう一人の民主党候補が首位の自治体である。同じく青は自民党候補樋口氏が首位だった自治体で薄いブルーがもう一人の自民党候補が首位だった自治体である。緑がみんなの党の候補の水野氏が首位だった自治体である。
なお、個人で楽しむために作ったので、チェックはしていない。資料は総務省のもの。
この年は民主党が政権を取ったばかりでありまだ民主党に勢いがあった。千葉には南北問題がある。端的に言って、南部と東部は貧しく、人口の多くは中西部に偏っている。
貧しい地域はインフラ(道路や病院など切実な物が多い)を持ってきてもらわなければならないので、自民党の候補に頼る傾向がある。地位を分けたのか、自然に分かれたのかは分からないのだが、貧しい地域は自民党に投票している。しかし、民主党に勢いがあるにも関わらず西部(今回は千葉都とした)の都市部では接戦だったところが多い。今回(2016年)はこの地域は青になっているのではないかと思われる。一方、赤でも「連合」とした部分は京葉コンビナートが広がっている地域だ。製鉄や石油などの施設が多いため、今でも民進党の地盤になっている。連合は今回も同じ候補者を推しているらしいので、赤の南部は赤い色のまま残るのではないかと考えられる。
一方で千葉ならではの地域もある。今回は中部とした旧印旛郡などを中心とした地域である。当時はみんなの党の地盤だったのだが、もともとは自民党だった人だ。みんなの党は自民党が流れてできた政党なので、前回はかろうじてこの候補を支えたものと思われるのだが、今回はあるいは見放されてしまったかもしれない。もし見放されてしまったとしたら「左翼アレルギー」だろう。共産党と組むような人は信任できないというわけだ。
これまでの情勢調査が確かなら、緑地域と赤地域の北部は薄い青になっているのではないかと予想される。「若くてさわやかな民主党新人(後に安保法案でパンチした議員として知られることになるのだが)」が「若くてさわやかな自民党新人」に取って代わられるわけだ。
答えは明日判明するが、市町村別の開票速報が出るのはしばらく先になるのかもしれない。
コメントを残す