フランスの北部で誰かが誰かにambush(待ち伏せされた)という事件があった。こうした事件の場合、展開が早すぎると誰が誰を待ち伏せし誰が殺されたのかがわからなくなる。特にメジャーニュースではなく番組の後ろの方でサブ的に扱われるニュースであればことさらである。
- マイケル・コーエン氏の証言の続き。コーエン氏はホワイトハウスでも口止め料をめぐるやりとりがあった。FBIの捜索があった時、トランプ氏は大統領職にあって「何も問題はない」と発言したが、この後トランプ氏から連絡はなかった。コーエン氏は見捨てられたのだ。
- フロリダ州でバス事故を起こり8名がなくなる。スリップして中央分離帯を超えたトラックに追突されてしまったものとみられる。
- ボルティモアのキー橋事故の続報。船は橋にぶつかる前から操作ミスで何回か停電していたそうだ。このため制御不能となり橋にぶつかったものとみられる。
- 春の嵐の続報。
- バイデン大統領が中国に関税を上げる。EVの関税は4倍に。アメリカの仕事を守るために世界のEVはアメリカ製出なければならないと宣言。一時はトランプ氏の関税をrepeal(廃止)しようとしていた。トランプ氏は裁判所からバイデン大統領のせいで「中国がおいしい思いをしている」(意訳)と批判。多分そんな意味だとは思うがもはや泥試合の様相でありまともに理解しようという気になれない。
- バイデン大統領が18億ドルのイスラエルへの新しい武器の提供を決める。アメリカの医療従事者はガザ地区の危険な状況を訴えている。彼らはガザ地区から撤退せざるを得ない状況。イスラエルの抗議により救援物資の搬入が滞っている。
- ブリンケン国務長官がキエフを電撃訪問。継続的な支援を約束しアメリカの有権者にも意味のある支援だと強調。
- 北部フランスでambush(待ち伏せ)攻撃。
- ウェイクボードをしていた15歳の少女がボートにひき逃げ(厳密には船なのでひき逃げではないが)された事件で遺体が見つかった。
- シアトル近郊でクーガーが飼い猫を追いかけて庭に侵入。
- レッドロブスターが複数の店を閉める。サービスが良過ぎたのが理由。シュリンプ・ディールと言われるサービスが安過ぎたため損出が出たのだろうとアナリストは分析している。
- 学生バスケのスターだったクラーク選手がWNBAデビュー。
- 引退していたフットボールのジェイソン。ケルソン氏が現役復帰。
- 5つ子(quintuplets)が同時に大学を卒業した。quintupletで5つ子の1名を意味し、quintupletsで全体を指す。全員違う学位で7月4日(独立記念日)生まれなのだそうだ。日本の感覚であれば同い年なんだから同じ年に卒業できても当たり前という気がするが、アメリカの場合は確実に4年で卒業できるわけではない(それぞれの単位認定や卒業規定がかなり厳しい)のでやはり同じ年に無事に卒業できたという価値は高いのだ。
北部フランスのケースは突然の聞き取りが難しい事件だった。そもそもこの手の事件はアメリカではよく起きている印象なのでなぜわざわざニュースにするのかと思ったのだがフランスのニュースだった。
さらに、誰が誰を待ち伏せしているのかがわからないと途端に理解ができなくなる。ノルマンディ地方の武装勢力が受刑者を脱獄するために待ち伏せをしていた。看守2名が殺害された。CNNの記事が書かれた段階では武装集団はいまだに逃走中で乗り捨てられた車両だけが見つかっている。
受刑者は強盗で有罪判決を受けていたが別の事件(誘拐殺人事件)でも捜査が進んでいたようだ。名前は公開されていて「モハメド・アムラ」という。13回の有罪判決を受けている。
なんとなく「ああイスラム系なのか」程度の認識にはなるのだが、それでも違和感は残る。さらに調べてみた。
BBCによるとモハメド・アムラ受刑者はレベル3の警護が必要とされていたものの厳重な監視が必要とは見做されていなかった。13件の容疑は無免許運転、窃盗、警察の停止拒否などの軽微なものだった。また、強盗の刑期も8ヶ月とさほど長いものではなかった。ただし、現在捜査中の殺人事件は麻薬密売に関連したものであり事件との関連性が心配されている。フランスでは麻薬密売がらみの銃撃事件なども起きていて影響の拡大が心配されている。
イスラム系の移民が増えることによって治安が悪化しているという印象を与え、その揺り戻しとして右翼の台頭なども懸念されている。確かにここまで調べると「ニュースとして扱う意味があるのだろう」と感じる。
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