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深夜のテルアビブに鳴り響く警報 ライブで進捗を伝える放送局も

先ほどロイターなどが「イランがイスラエルに向けて報復のドローン攻撃を開始した」と伝え始めた。攻撃がイスラエルに到着するまでに数時間かかる見込みで、イスラエルがどの程度迎撃に成功するのか、またイスラエルがイランに再報復するのかなどが注目されている。仮に状況がエスカレートすれば「リスクオフ・リスク回避」の動きとなり金融市場にも大きな影響が出るだろう。

YouTubeなどで生中継で状況を伝えるところも出てきた。アメリカNBCもSKY Newsの放送をそのまま伝えている。日本時間7時の時点で「Next Hour(つまり一時間以内)」に到達するといっている。その後現地時間1時45分(日本時間7時45分)ごろにアイアンドームによる迎撃が始まった。時折空襲警報が鳴り響くなど騒然とした状況が続いている。

日本のフジテレビは岸田総理のワシントンDCでの英語の演説がいかに上手だったのかを褒め称える放送を続けている。

程なくしてFOX、アルジャジーラもライブ放送を始めた。

アルジャジーラはテヘランからの声も伝えている。これまでイランでは過去数十年に渡り攻撃を主張してきた人たちがいたが実際に行動が起きたことはなかった。おそらくイランの人たちは朝起きて「ついにイランが具体的な行動に出たのか」と驚くだろうといっている。

日本ではこれは管理された戦争であり不測の事態が怒らない限り大したことにはならないだろうと見られているが、必ずしも専門家が楽観視するような状態で終わりかはわからないということになる。

リスク専門家のイアン・ブレマー氏は管理された戦争説をとっている。だがこれはイスラエルが無事に間違いなく迎撃に成功しないと成り立たない理論だ。間違いは起こり得るわけでイアン・ブレマー氏も心配している。

バイデン大統領は安全保障の閣僚と一緒にSituation Room(状況分析室)で対策を協議しているが、攻撃が始まっても声明などは出されていなかったが、攻撃が始まって一時間ほど経ってから「断固非難」のメッセージが出た。情報は錯綜しているがイスラエルが「ほぼ完全に迎撃に成功した」と発表したのと同時刻だった。


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