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マイナ総点検から逃げ出した岸田総理と河野太郎大臣 河野さんは宿題を放り出しておでかけ

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どうでも良いといえばどうでも良い話なので短く済ませたい。岸田総理はマイナ総点検を河野太郎大臣に丸投げした。だが河野太郎大臣も外交でお出かけするそうだ。事実上の更迭報道があるので大臣でいることができる間に履歴書に箔をつけたいのだろう。

岸田先生の「なつやすみのしゅくだい」を部下に任せて外遊をするそうだが、外遊の目的は「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」のプロモーションである。国内のデータの信頼性で国民が大騒ぎしていることを考えると笑えるような笑えないような気分になる。

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岸田総理は総点検本部を河野太郎大臣に丸投げし産経新聞に怒られている。

河野大臣に丸投げ、混乱…首相の指導力見えぬマイナ問題

その河野太郎大臣だが「返納運動など無視しても良い」と言いつつ外遊に出かけるそうだ。

河野氏は16日までフィンランド、スウェーデン、エストニアを訪問。いったん帰国した後、17~22日にヨルダン、パレスチナ自治区、イスラエルを訪れる。各国とデジタル化の課題について情報を共有し、日本が提唱した「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」の具体化を巡り意見を交わすとしている。

河野デジタル相が北欧・中東歴訪へ マイナ点検中、自民幹部「懸念」

極めて皮肉なのは、自分たちのプロジェクトの信頼性も確保できない日本政府が国際社会に向けて「信頼性のある自由なデータ流通」について主導的な提案をしているという点だろう。「健康状態」という一番センシティブな情報が他人に知られる懸念も指摘されている。つまり日本のデータ流通は信頼性がなく自由すぎる状態だ。一体彼は何を売り込みたいのか。デジタル庁のウェブサイトで調べてみた。

DFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)とは、「プライバシーやセキュリティ、知的財産権に関する信頼を確保しながら、ビジネスや社会課題の解決に有益なデータが国境を意識することなく自由に行き来する、国際的に自由なデータ流通の促進を目指す」というコンセプトです。DFFTは、2019年1月にスイス・ジュネーブで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、安倍総理(当時)が提唱し、2019年6月のG20大阪サミットにおいて各国首脳からの支持を得て、首脳宣言に盛り込まれました。

ただ、河野太郎大臣には事実上の更迭の噂がある。岸田総理はこの問題を河野太郎大臣に押し付けて「担当者が変わったからもう安心」と言いたいのだろう。読売新聞が書いていたが共同通信も後追いした。つまり総点検などどうでもいいと考えても特に不思議はない。

内閣改造は9月までに行う予定になっているので、それまでには問題の対応に目処がついていなけれならない。そこで先生は生徒に「なつやすみのしゅくだい」を渡した。だが、生徒は「そんなんもうどうだっていいや」とばかりに遊びに行ってしまったことになる。国民の健康データなど政府にとっては単なるおもちゃに過ぎなかったのだ。

こうなると下の方の人たちの対応も極めて良い加減になる。マイナポータルにバグがあり手続がうまくできなかった。問い合わせをしたがたらい回しにされた。そこで新聞に投書をしたところ騒ぎとなった。河野太郎大臣は「仮にそんなことがあったら大変ですなあ」と対応したそうだ。毎日新聞は一応「陳謝」と書いている。

世耕参院幹事庁は「いくばくかの懸念」を表明しているそうなのだが、今回の一連の消極的な対応に特段驚きはない。結局、医療機関は高い機器を売りつける「カモ」のように扱われ、健康保険証は政治家のおもちゃの扱いだ。

立憲民主党もおそらく本気で解決するつもりはないのだろう。「今の健康保険証を守ります」というポスターを作るそうだ。岡田幹事長が自慢げに発表していた。あまりこういうことは言いたくないのだが「どいつもこいつも」という気がする。

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