ざっくり解説 時々深掘り

日本にサイバー攻撃

ウクライナで戦争が始まりその余波が直接日本にやってきた。自動車工場がサイバー攻撃を受けたのだ。今後金融機関にも攻撃が予想される。過度に怯える必要はないだろうが少し現金を持ち歩くくらいのことはしておいたほうがいいかもしれないと感じた。

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最初に被害を受けたのはトヨタの系列会社の部品工場だったそうだ。自動車産業は裾野街路炒めIT投資にあまりお金をかけられない会社もあるのかもしれないと感じた。そのうち日野自動車とダイハツ自動車も攻撃を受けた。

NHKの報道によると攻撃を受けたのは小島プレス工業という会社だそうだがトヨタ自動車は全工場を停止するそうだ。自動車は部品が複雑に入り組んでいてどこに影響が出るのかがわからないのだろう。

岸田総理は調査を指示したがロシアによる攻撃であるとまでは断定しなかった。しかし日本が経済制裁に参加することを表明した直後であり何か関係があると考えるのが自然だろう。今後は経済産業省の調査能力と対応能力が問われる。

日本もこれからDX化して事務効率をアップさせるぞなどとのんびりとしたことを言っていたが、いきなり「国家総力戦」に巻き込まれることとなった。


この一連の話を読んでいてふと嫌な想像をした。日本で一番脆弱なシステムとはなんだろうかと考えたのだ。すぐに思い浮かんだのがみずほ銀行のシステムだった。もちろんみずほ銀行が攻撃されるだろうなどということを主張したいわけではない。だが複雑に絡み合うATMが止まったらお金を引き出したりすることは難しくなるだろうなと感じた。

構成としては複雑なサプライチェーンと同じような状況になっているのだろう。

最近キャッシュレス決済が当たり前になっていて毎日のように利用している。とりあえず現金を少し引き出しておこうと考えた。いざという時に数日くらいは過ごせるようにしなければならない。

ロシアのSWIFT制裁という話が出た時、どうしてもロシアの人たちはATMで外貨を引き出そうとしたりして大変だなあなどということを考えた。日本における影響といってもスタグフレーションを気にする程度だった。実際に識者の声を読んでも株価などの影響について書いてあるだけで特に差し迫った脅威については言及がない。だが実際には直接の攻撃が及んでいるわけで具体的な心配をしなければならないのだなと思った。

慌ててパニックにになるのはもちろん良くないのだろうが、いきなり気持ちを切り替えなければならなくなったわけだ。

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