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3分で知るウクライナ情勢

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なんだかよくわからないウクライナ情勢を簡単にまとめました。3分くらいで読めると思います。

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誰と誰がもめているの?

ウクライナ、ロシア、ヨーロッパ、アメリカがもめています。

  • ウクライナは領土を保全したいです。クリミアを2014年にロシアに奪われ、それ以降東部のロシア人が多い地域が狙われています。
  • ヨーロッパはウクライナから安い小麦を買いつつロシアからは安い天然ガスを買いたいです。周辺で騒ぎが起きて難民が出ることも恐れていますからとっとと地域を安定させたいです。一方でウクライナが丸ごとロシアの勢力圏に入るのも嫌なので将来はNATOに入れてあげるかもしれないといってウクライナの気を引いてごまかしています。
  • アメリカはトランプ政権の再来を防ぎたいバイデンさんが「民主主義を権威主義から守る」といって口先関与を続けています。「NATOを見捨てた」とも言われたくないです。バイデンさんは基本カッコつけているだけなので、あまり注目しなくても大丈夫です。

専門用語が多いんだけど……

  • NATOとは:NATOはロシアの脅威からヨーロッパを守る枠組みです。アメリカとトルコも参加しています。近年ではポーランドなどの旧共産圏を取り込み拡大しました。ロシアは旧共産圏をNATOから引き離したいと考えています。Wikiの解説はこちらです。
  • ミンスク合意とは:ミンスク合意には1と2があります。2は東ウクライナの地位を確定させようとしています。東ウクライナにはロシア系の人が多く住んでいます。フランスとドイツがロシアとの合意を急いだためウクライナが反発しています。このため合意には至っていません。Wikiの解説はこちらです。
  • 偽旗作戦とは:狭い意味では偽の旗を立てて「敵が攻撃してきた」と騒ぐことを偽旗作戦と言っています。広い意味ではSNSなどで攻撃をでっち上げて「敵に攻撃されたから応戦したんだ」と言い訳して戦争を始めることも偽旗作戦と呼ばれるようです。情報撹乱のことです。

結局誰が戦争をしようとしているの?

アメリカやイギリスはプーチン大統領が戦争を仕掛けていると盛んに宣伝しています。一方でプーチン大統領は自分は戦争はするつもりがないと言っています。結局「誰かが撃たれた!」と騒ぎ出すとそのまま混乱が加速する構図になっているので「誰が最初に仕掛けたのか」にはあまり意味がなさそうです。どっちみち宣伝には偽旗作戦とかフェイクニュースが含まれているのでこの辺りを調べてもあまり意味はないです。

ぶっちゃけ戦争には興味がないけど株価と為替の動向は気になるんだよね

そうですか。

為替:先日「すわ戦争か?」というニュースが飛び込んできた時、ユーロが売られ、円とドルに資金が流れる動きがありました。リスクオフと言われます。円とドルではドルの方がより安全だ考えられているため結果的にドル円では円が安くなったそうです。Bloombergが解説しています。

株式:株式は安全資産ではないのですわ戦争かとなると当然安くなります。逆に「心配していたほどではなかった」となると買い戻されます。ロシア軍が撤退するらしいよというニュースでは逆に株式の上場につながったそうです。これをリスクオンといいます。Reuters(ロイター)が伝えています。つまり株価はちょっとしたニュースに過敏に反応して上がったり下がったりします。情弱の人は上がったら高値で買って下がったら安値で売りますからこういう相場ではカモにされます。ある程度継続的にニュースを見てください。

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