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安倍政権の暴走を止めて政権交代を起こすにはどうしたらいいのか

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今朝書いた「犬と憲法の話」の続き。今日もTwitterを見ていたら「安倍が何の反省もしないで憲法改悪を企むのはけしからん」というような怨嗟の書き込みで溢れている。かなりイライラが溜まっているようで長い文章は読んでもらえなさそうなので、これを止めて再び政権交代を起こすにはどうしたらいいのかだけを抜き出して書いてみたい。

  1. 政治とは国民生活に社会がどの程度関わるかを決めること。方向としては「関わりを減らす(規制改革)」と「関わりを増やす(セーフティーネットの充実)」がある。それに付随して、権力の暴走を止めたり、どのような形で(中央集権・地方分権/社会・家族)関わるかを決め流必要がある。
  2. 政党の役割は個人が持っている感覚をまとめること。これを合意形成機能と呼びたい。これがまとまったものが「提案力」になる。相手勢力の反対を主張するのが提案力ではない。
  3. 現在の状況は「権力側」のみが提案力を持っていて、市民側が防戦一方という状態にある。これは市民側に合意形成機能がないからだと考えられる。
  4. ゆえに市民側は批判に注力するのではなく、合意形成を目指すべきだ。
  5. 合意形成なのだから、まず有権者が何を望んでいるかを聞くべきだ。

もちろん「自衛」は必要なので、権力側の無茶な要求にはNOというべきなのだろうが、これは自衛隊が戦っているようなもので、本来の政党の機能ではないはずだ。支持が集まらないということは、合意形成ができていないということなので、まずこれを認めるべきだろう。国民の多くが「政治に参加しても政治は変わらない」という調査があり実感とも合致しているので、いわゆる非顧客が何を考えているかを調査すべきなのかもしれない。
つまり反安倍人たちが戦うべきなのは、安倍政権ではなく、政治に期待できない人たちなのではないだろうか。