ミャンマーの地震は1912年以来の大きなものだったそうだ。CNNによるとアメリカ地質研究所は「死者数は10000人を超える」と予想している。ちなみに阪神・淡路大震災で亡くなった人の数は6434人だったそうで被害の大きさがわかる。
地震は主にビルマ族が多く暮らす人口の多い地域を襲っており国際介入を嫌う軍部も国際援助を求めている。
平原の東側にはビルマ族とは系統が異なるタイ系の民族が暮らしており南側にはクメール系のモン族と呼ばれる人たちが多く住んでいる。複雑な民族構成のミャンマー情勢は今後流動化することになるのかもしれない。
ABCニュースはミャンマーの映像は入手できなかったようで主にタイの被害を伝えていた。長周期振動が地盤の軟弱なバンコクに伝わり建物に大きな被害が出ている他交通にも影響が出たようである。
地域では1912年にメイミョー地震と呼ばれる地震が起きている。断層型の地震は普段は動かないが一度動くと大きな被害をもたらすとわかる。
同じような断層型の地震として阪神・淡路大震災を思い浮かべる。関西も比較的地震が少ない地域として知られていたが大きな被害が出た。火事が多かったような印象があったが改めて調べたところ内閣府は「殆どが圧死だった」と書いている。
この地震はかなり大規模な地質構造の崩壊を伴ったようで長周期振動がタイにも伝わっている。建設現場の倒壊では100人の建設作業員が行方不明になっているそうである。
ただしこれが純粋に地震の規模を示すものかはわからない。中国系企業が参加していたとされるそうだが関連投稿が削除されているそうだ。
崩壊したビルは、中国国営ゼネコン「中鉄十局」とイタリア・タイの合弁企業が共同で建設。高さ137メートルの高層建築で、工程の30%程度まで進んでいた。香港メディアによると、中鉄十局のSNS「微信(ウィーチャット)」から、建設中のビルに関する文章の投稿が削除されており、ネット上で「強度に問題があったのではないか」などと臆測を呼んでいる。
タイ崩壊ビル、中国企業が施工 SNSの関連投稿削除―ミャンマー地震(時事通信)
ミャンマーでの地震被害の内容は掴めておらず今後もはっきりした情報が出るかどうかはわからない。ミャンマーはヒマラヤを超えて南下したビルマ族がイラワジ川流域から周辺を支配する構造の国だ。この地理的構造がプレートの境界と断層を伴う平原を形成している。しかし断層の東側にはタイ族(タイ語では「大タイ」と呼ばれるそうだ)が住んでおりミャンマーでは「シャン」と呼ばれている。また南部には海岸に突き出した地域があり、こちらにはクメール系・ビルマ系が混住する。
民族的に極めて不安定な構造があり、今後半島情勢の変化も起こり得るのかもしれない。
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