スライスパンの発明

スライスパンの発明というキーワードで流入が増えた。調べてみるとカブスの優勝を賞賛するのにオバマ大統領が「スライスパン以来のすごいことだ」といったというニュースが流れたためらしい。この言い方は「画期的だ」という意味の慣用表現なのだそうだ。
Wikipediaによると、スライス機械を発明したのはOtto Frederick Rohwedderという人だった。プロトタイプを火事で焼失させたりしながらも1928年にスライサーを完成させた。幾つかの会社がパンの包装に工夫を施し、最終的には新興のワンダーブレッドが1930年に全国展開を成功させたそうだ。ワンダーブレッドは今でもアメリカのスーパーではおなじみのブランドである。
スライスパンが作られてから、パンが薄く切れるようになった。そのためパンが気軽に食べられるようになり、多くのパンが売られ、それにつれてスプレッド(ジャムなど)の売り上げも伸びたという。
食パン自体が作られるようになったのは、列車の食堂車が起源だったと考えられている。限られた空間で効率的にパンを焼い積み上げておく必要があった。そのため蓋つきの容器で焼かれたのがプルマンブレッドだ。プルマンという会社が車両を作っていたためにプルマンブレッドと呼ばれるようになった。
ネット上には9世紀に作られたという言説が広まっているが、これはコピペミスによるものだろう。白金の有名なパン屋のサイトには次のようにある。

9世紀の終わり、アメリカの鉄道会社「プルマン社」が製造した食堂車「プルマンカー」では、蓋付きのケースでサンドイッチ用のパンを焼いていました。
こうした背景により、日本でお馴染みの「角型食パン」はプルマンブレッドと呼ばれています。
金麦のプルマンブレッドは、きめ細かな内層でしっとり食感!!

9世紀には鉄道会社はなく、そもそもアメリカという国もなかったのである。

“スライスパンの発明” への3件の返信

  1. 金麦のウェブ担当です。プルマンブレッドの説明文のご指摘、どうもありがとうございました。

      1. 外部ページでリンクが設定されると、情報が飛んでくるのですぐに分かるようになっています。間違いをご指摘いただき感謝です!

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