トランプ大統領の支持者たちは多様だ。バイデン大統領がなし得なかったインフレ対策を期待した人や国境警備や治安対策に期待を寄せた人たちもいた。その一方で「トランプ大統領をアメリカの救世主」として信仰している人たちもいる。
彼らはおそらく今何が起きているのか気がつき始めているが、おそらく目の前で起きていることを認めたくないのだろう。
CNNの調査は「共和党支持者の中でもMAGAと非MAGAで反応の違いがある」と指摘している。MAGAはトランプ大統領の決定なのだからこの軍事作戦に賛成という人が多いようだ。つまり、危機に陥れば陥るほど強くトランプ大統領にしがみつく傾向がある。
しかしこの信仰心は試されている。ルビオ国務長官が「トランプ大統領はイスラエルに引きずられる形で戦争に参加した」という発言は許しがたい。トランプ大統領は即座にこのルビオ発言を否定している。特に強く反発しているのがベネズエラ侵攻でトランプ大統領から離反した元祖MAGAの人々である。
Axiosによると元祖MAGAの一部は今回のルビオ発言を「アメリカがイスラエルに従属していると見せかけるものだ」と強く反発している。一方で「トランプ大統領はイスラエルに騙されていただけ」であり「自分たちを主体的に裏切ったわけではない」と考える人達もいる。
起点になっているのは「信仰心」だが、MAGAのインフルエンサーたちはその上に自分たちなりの理論を構築してきた。今更その実態がわかったところで「私が間違っていました」とは言えない。結果的に様々な意見が噴出し運動体が動揺している。
もともと様々な主張の寄せ集めが「トランプ大統領に対する信仰」によってまとまっていただけなのかもしれないが、今回のトランプ大統領の決断はこの仮初の運動体を破壊しかねない勢いを持っている。
今回の軍事作戦は全体像を掴もうとするとかなり骨の折れる作業になる。短いセクションに分割し「興味がある部分だけ」を読んでもらえれば良い構成にしている。

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