カテゴリー: 経済
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円が一時145円に迫る。ロイターと日経は財務大臣と官房長官の微妙な発言の変化に注目。
このところ円相場が急速に動いている。特に目立った動きがあったわけではないが「日本の金融当局は何もしないのだろう」という前提のもとに一方的な動きになっている。143円を超えた、144円になった、145円…
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24年前の資金運用部ショック − 財務省・日銀が突然政策を変更し投資家が混乱する可能性を日経新聞が指摘
日経新聞が興味深い記事を書いている。それが1998年から1999年ごろに起こった「資金運用部ショック問題」である。記事にはテクニカルな部分が多く経済や金融の専門家以外の人間が読んでも問題の所在はわかり…
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所得が伸び悩み社会保険料が値上がりする中、扶養から離れたくないパートの離職が進む可能性
毎日新聞がパートに依存する職場の「混乱」について書いている。だがタイトルが「10月から負担増?パート社員の手取りこれだけ変わる」となっているため問題を指摘している文章だと気がつかない人が多いかもしれな…
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ドル円相場が140円台に
NY外国為替市場で1ドルが140円を突破した。24年ぶりの高値だそうだ。ジャクソンホールは織り込み済みと報道されていたためこれほどまでに急激な変化が起こるとは思っていなかった。 またG7の財務大臣・中…
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今年のパウエル議長はジャクソンホールから金融市場の楽観論を強く戒めた
パウエル議長のジャクソンホール講演が終わった。大方の予想通りエコノミストの要求に沿った形となった。インフレ抑制策は「痛みを伴ってでも続ける」と宣言したのだ。金融市場にあった楽観論を強く否定した形だ。た…
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ジャクソンホール会議が近づく中、加熱するサマーズ対FRBのハードランディング論争
例のあのジャクソンホール会議からもう1年になる。パウエル議長はインフレを過小評価しその後金融市場やエコノミストから批判されることになった。アメリカ合衆国は今でも加熱する経済を冷却するために金融引き締め…
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バイデン政権が関税に関して対中融和策の撤回に追い込まれた模様
正式発表はまだだが、バイデン大統領が関税の対中融和策の撤回に追い込まれたようだ。ロイターの記事の正確な表現では「選択肢をいったん保留」になっている。表向きの理由はペロシ下院議長の訪台だが国内産業の保護…
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アメリカ民主党はついに中間層に完全に見放されたようだ
先ほど「困ったら借金に頼るアメリカ人と貯金に頼る日本人」という記事をリリースした。この記事では中間層ゲームから脱落しそうなアメリカ人という視点からアメリカの家計で負債が積み上がっていることに注目した。…
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困ったら借金に頼るアメリカ人と貯金に頼る日本人
普段は「今のニュース」に注目している。時間勝負でニュースを追うため、一つ一つの分析はどうしても甘くなりがちだ。そこで今日は少し基礎的なところを勉強し直したいと思っている。テーマは日本とアメリカの違いで…
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一転してFOMCの75bp利上げ観測・理由はアメリカの雇用統計
このところアメリカのインフレ予想は落ち着いていた。このため75bpという急激な利上げはないものと予想され、ドル円も一時130円まで円が戻していた。ところが雇用統計が好調だという観測が出ると一気に状況が…
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バイデン大統領がOPECプラスにナメられる
「足元を見られる」と「ナメられる」でタイトルをどうしようかと思ったのだが、結局どぎつい方を選択した。最初にこのニュースを見たのは確かNHKだったと思うのだが「小規模増産」という表現だったと思う。一応「…
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2022年10月からの最低賃金が31円(3.3%)で決着
2022年10月からの最低賃金の議論がようやく決着しそうだと毎日新聞が書いている。額は菅政権を上回る30円以上ということになりそうだという。毎日新聞は「前回は企業側が抵抗したためしこりを残したため慎重…
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「人に還元」の岸田政権の目玉政策の最低賃金裁定は8月1日に持ち越しに
今、最低賃金が決まらないという異例の事態になっている。最低賃金は厚生労働期間の諮問機関である中央最低賃金審議会で決められるのだが、過去数回の会議では決まらず「次回へ持ち越し」ということになっていた。さ…
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7月のFOMCはサプライズなし バイデン政権はリセッション懸念の払拭に躍起
FOMCの対応が発表された。事前の予想通り100bpの利上げはなく75bpにとどまった。つまりサプライズはなかったことになる。一方でBloombergは「FOMCの金利見通し、明確化は期待薄の様子-物…
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中央銀行が低金利に固執する日本とトルコだがその結果はかなり異なっているようだ
タイミングが同じなのは偶然なのだろうが、トルコの中央銀行と日本の中央銀行が「従来の低金利政策を維持する」姿勢を表明した。しかし、その結果はかなり異なっている。トルコは80%という24年ぶりの高いインフ…
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ヨーロッパで天然ガスが足りなくなる「天然ガス危機」の可能性が高まる
ヨーロッパで週内に天然ガス危機の可能性が高まったとCNNが書いている。ヨーロッパは現在猛烈な熱波に見舞われており電力供給の逼迫が懸念されている。たとえ夏を乗り越えたとしても厳冬期には再びエネルギー不足…
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「岸田政権の金融所得倍増がキャピタルフライトをもたらすかもしれない」と時事通信が改めて説明
ロイターやBloombergでキャピタル・フライト(日本からの資金逃避)についての記事を読むのはそれほど珍しくないのだが、ついに時事通信でもそのような記事が出てきた。時事通信経済部の編集委員である宮木…
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個人賠償13兆円の衝撃
地裁判決のレベルだが「東京電力経営陣に対して個人賠償13兆円」を求める判決が出た。史上最も高額な賠償命令だった。被告側は判決文を精査しているそうなのでまだまだ裁判が続く可能性が高い。松野官房長官はコメ…
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円が一時137円まで下落するなか、イエレン財務長官と鈴木財務大臣の思惑がすれ違う
イエレン財務長官が来日した。来日の目的は対ロシア制裁について日本と連携しているという姿勢をアピールすることだったようだ。だが鈴木財務大臣は別の懸案事項を抱えていた。それが円の急落である。鈴木財務大臣は…
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中国河南省の銀行で預金が引き出せなくなり抗議した預金者が当局から強制排除される
かねてから気になっていたニュースがある。中国の複数の銀行から預金が引き出せなくなっていたという問題だ。政府は銀行を捜査しつつ抗議する預金者を拘束したりして事態収拾を図ろうとしていたのだが徐々に収拾不能…
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スリランカに続くのはどこか。いくつかの新興国でデフォルト危機
Bloombergが「新興市場債、30兆円強がデフォルトの恐れ-スリランカ後も続く可能性」と言う記事を出している。途上国全体で2,500億ドルがディストレスト債に分類されているという。Bloomber…
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「国家破綻宣言」のスリランカで首相と大統領が辞任、さらに新興国全体で30兆円強がデフォルトの恐れ
イギリスの首相退任、日本の元首相の暗殺事件と立て続けに急展開があった。その陰ですっかり忘れられているのがスリランカだ。スリランカでは経済危機が大統領に対する抗議運動が展開していた。まずは首相が退任し続…
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7月24日を境にアベノミクスと黒田総裁の金融政策についての見直しが粛々と進む
安倍元総理が亡くなってから1日が経った。Twitterでは依然として動揺が広がっているのだが選挙戦は従来通りに行われた。 一方で金融・経済的にはまた別のイベントが待っている。粛々と始まっていた動きなの…
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もう値下げ競争に付き合えない コカ・コーラの急激な値上げは成功するのか
コンビニによってコカ・コーラの値段は様々だ。どうも容器によって価格に差があるらしい。ペットボトルコーラは高い。ペットボトルの100円コーラもあるが容量が小さい。そこで100円の缶入りコーラがあるところ…
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プーチン大統領がサハリン2を強引に接収し、ただ見守るしかない日本政府は「注視砲」で対応
プーチン大統領が新しい大統領令に署名した。ロシア側は「契約を組み替えるだけでガスを売らないというわけではない」と説明しているが、日本側ではすぐさま「これはサハリンからLNGが入ってこなくなる」というニ…
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外為市場でドルが軟調なのにさらなる円安が予想されるわけ
このところ「ドル高円安がさらに進み1ドル150円になるかもしれない」などと囁かれていた。ところが少し風向きが変わってきた。FRBの急激なタカ派シフトのために急速に世界経済が冷え込み「世界経済リセッショ…
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ロシアがようやくデフォルト? いやまだまだデフォルトしていない?
NHKを見ていたら「ロシアがデフォルトした」というようなニュースをやっていた。正確には「デフォルトした」ような印象を勝手に持った。アメリカはG7に合わせて「ロシアはデフォルトした」から経済制裁の成果が…
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ルビコン川を渡りつつある日本銀行とその先にある増税議論の行方
Bloombergが日本銀行は「ルビコン川を渡りつつある」という記事を書いている。株式に投資している人は「もう知っているよ」という話ではあると思うのだが、そうでない人は全く気がつかないニュースだろう。…
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日本の物価高はいつから始まっていたのか?
今日のテーマは日本の物価高はいつから始まっていたのかというものだ。そんなのは岸田政権になってからなので考察する必要などないと考えている人もいるのではないかと思う。立憲民主党などの野党が提唱する「岸田イ…
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岸田総理の「新しい資本主義」と骨太のグランドデザイン(案)はなぜこんなに不評なのか?
岸田政権が発足してしばらく経った。政権そのものの支持率はそれほど悪くないものの「新しい資本主義」の評判は良くない。一体何が不満なのだろうと考えて記事を探して読んでみることにした。探してみて驚いた。誰も…
