カテゴリー: FRBの金融政策と株価・為替への影響
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ついに「ベッセント財務長官解任論」まで 混迷するアメリカの金融政策
別のエントリーで高市総理の経済政策は日本を幸せにしない可能性が高いと書いた。高市総理は(おそらくは無意識に)日本経済の底上げに抜本的な対策を講じずアメリカ経済への従属化を進めている。仮にアメリカ経済が…
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今、「あまり」株を動かすべきではないかもしれない理由
日経平均が一時1000円以上下げる動きがあった。世界的なリスクオフの動き人連動したものだ。ここで資金を動かしたくなる人が多いと思うのだが、一旦深呼吸をして考えたほうがいいかもしれない。連邦政府の統計が…
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【短信】FOMCは予測通り0.25ポイントの金利引き下げ
FOMCが終わり予測通り0.25ポイントの引き下げで終わった。以下現在わかっていることをまとめた。ABC Newsはパウエル議長がトランプ大統領の働きかけを拒否したと強い表現を採用している。
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FOMCが「非常に堅調な労働市場は終わった」と宣言
FOMCが終わり当初の予想通りに利下げが決まった。パウエル議長は労働市場が好調な時代は終わったと宣言した。経済が好調な次期が終わったという意味だが、なぜかダウ・ジョーンズは値上がりしている。
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アメリカ雇用統計は市場予測より悪化
アメリカ合衆国で雇用統計が発表された。市場予測よりも悪い内容だった。本来金利引下げを妨げる障害が取り除かれたということになるはずだが一時NYダウもナスダックも下げる展開となった。ナスダックは概ね前日並…
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【悲報】金利を下げるつもりで上げてしまうトランプ大統領 FRB理事を解任
トランプ大統領がFRBのクック理事を解任した。パウエル議長に利下げを迫るために脅迫しているのだろう。FRBはトランプ政権を提訴することに決めたようだ。トランプ大統領の思惑は金利の引き下げだが皮肉なこと…
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ジャクソン・ホール後のニューヨーク株式はユーフォリアに包まれる
この話題はどちらから掘ろうかと思ったがニューヨーク株に投資した新NISA組は笑いが止まらないのではないかという書き出しでスタートすることにした。この記事を書いている時点(取引終了直前)でNYダウは+8…
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FRBの真意を理解できないトランプ大統領
先日トランプ大統領が就任後も債権を買い進めているというニュースがあった。利益相反に当たる可能性が高いそうだがトランプ支持者は問題視していない。 一方で利下げに応じないパウエル議長に圧力をかけるために理…
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ジャクソンホールと9月のFOMCには警戒を
先日、ベッセント財務長官の発言の真意をAIに聞いたうえで、ベッセント財務長官は長期金利の高まりを警戒しておりその要因の一つの原因である日本への資金逃避を警戒していると結論付けた。 今回はその答え合わせ…
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エミンVS永濱 アメリカ経済がハードランディングする可能性について考える
先日YouTubeでエミンVS永濱という対談形式の番組を見た。なかなか興味深い内容なのでまとめがてらご紹介することにする。なおこのエントリーを読んでも「なにかはっきりした知見が得られる」訳ではないこと…
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「政治的に操作された雇用統計」で広がる波紋
雇用統計が速報から大幅に下方修正され波紋が広がっている。FOMCは「間違った前提」で意思決定されたということになりつつあり9月の利下げがより強く求められるようになった。何よりも驚いたのが統計の責任者の…
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【150円突破】円安の進行と見えない増税
アベノミクスについて書いていた時、将来人々はフリーランチなどなかったと考えさめざめと泣きながらアベノミクスを反省するのだろうと思っていた。が予想は完全に外れた。人々はフリーランチを求め続けポピュリズム…
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パウエル議長解任騒ぎで市場が動揺
トランプ大統領はこのところFRBのパウエル議長に対して金利を引き下げるように迫っている。パウエル議長は「関税問題がなければすでに金利を下げていただろう」してすぐさま応じるつもりはないようだ。 そんなな…
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「アメリカの労働市場は絶好調」の怖さ
アメリカの労働統計が発表された。当初は関税の影響でかなり悪くなっているのではないかと言われていたが、実際には危うい状況が明らかになった。非常に面倒な状況になっている。
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ドル円が再び149円台に ドル資産の将来とマールアラーゴ合意仮説
昨日、ドル円が150円を割ったというニュースをお伝えした。その後150円台を回復したため「意外とドルの下落(と円の上昇)は短かったな」と感じたのだが今になって再び149円台に入っている。 Bloomb…
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1ドルが149円台に アメリカで勝手に盛り上がる日銀の早期利上げ
1ドルが149円台に入った。アメリカで勝手に「日本は早期利上げに踏み切るのではないか」という観測が出ているようだ。またFOMCが金融引き締めをしばらくお休みするのではないかという観測も出ておりアメリカ…
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アメリカ株への資金流入が止まらない……
外交・安全保障面では孤立主義に傾斜するアメリカ合衆国。また史上最も愚かな貿易戦争も始まりそうだ。しかしながらアメリカ株への資金流入は止まらない。この状況をどう理解すれば良いのかを考えてみた。具体的に言…
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ドル円は急速に円安に揺り戻し トランプ大統領はFRBへの圧力を示唆
ドル円が急速に円安方向に動いた。アメリカでCPIが発表されたがインフレが再燃する危険がある。またパウエル議長も議会証言を行い「利下げは急がない」との立場を明確にした。トランプ大統領はFRBへの圧力を強…
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FBRが4会合ぶりに金利を据え置き トランプ大統領はFRBを批判
FRBが4会合ぶりに金利を据え置いた。パウエル議長はトランプ大統領の経済政策を慎重に見極めたいものと見られている。積極的に借金をして消費に回す傾向が強いアメリカ合衆国は日本以上に金利引下げの期待が高い…
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バイデン大統領のAI規制でマグニフィセント・セブン株が動揺
日銀が1月23日と24日に政策決定会合を開く。今回利上げに踏み切らなければ1ドル160円台も見えてくると言う論評が出ている。しかしながら2024年中盤に利上げを決めたときには株価が4000円も下がった…
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アメリカ例外主義の終わり?
先日2025年の経済概況をまとめ「アメリカが一人勝ちする状態はブラックホールかがん細胞か」と書いた。極端な書き方をすると反論が寄せられることがあるが、このエントリーに関してはQuoraでトランプ氏のネ…
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大統領就任前から議会が混乱 イーロン・マスク氏が横槍
FOMC後のアメリカ株価は大幅下落となった。10日間株価が下落したのは1974年のフォード政権以来。またインフレ抑制が思うように進んでおらず金利が高止まりする予想がでている。一部には「利上げ」が排除で…
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2024年11月のFOMCは0.25%利下げの公算が高まる
日米の経済についての概況をお知らせする。大統領選挙がビッグイベントだが次のFOMCでは0.25%の利下げの公算が99%となった。日本にとっては若干の円高要因となる。 問題はこの経済統計が経済の悪化を示…
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FOMCは0.5ポイント下げで決着 ドル円と株価はは乱高下
11月の大統領選挙前最後のFOMCだったそうだ。0.25ポイント説と0.5ポイント説があったが結果的には0.5ポイント下げて決着した。利下げを好感し直後のニューヨークの株価は上昇したようだがその後沈静…
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9月の利下げは小規模なものに アメリカでCPIが発表
アメリカで消費者物価指数が発表されたがその後の株価の動きが実に不思議だった。アメリカ経済は依然インフレ基調だがその勢いは鈍化している。「9月の大規模利下げ」の予測は完全消滅した。 株価はCPIの発表の…
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日米の株価は「9月は荒れる」の経験則通り エヌビディアも大きく下げる
経験則では9月の株式市場は不調ということになっているようだ。連休明けの初日のダウは626ドル値を下げエヌビディアは「時価総額は2790億ドル減の2兆6500億ドルとなった」とロイター通信が伝えている。…
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利下げの時が来た パウエル議長が高らかに宣言し米株価が上昇
注目されていた日銀総裁の国会招致とパウエル議長の演説イベントを無事通過。アメリカの株価が上昇した。植田総裁は金融資本市場が不安定な間は利上げは行なわない姿勢を強調し、パウエル議長は「利下げの時が来た」…
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雇用統計修正マイナス80万人でドル円市場が動揺 一時144円台に
先週の末あたりから「雇用統計に大きなショックがあるのではないか」と囁かれていた。結果はマイナス80万人以上の減少だった。この結果を受けて一時ドルの価格が急落し144円台をつけた。 アメリカの株価に対す…
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「ひとまず危機は去った」 CPIの発表後アメリカの株価が回復
アメリカで消費者物価指数が発表された。内容は市場の予測どおりだったが「リセッション懸念は去った」という評価となりアメリカの株価は大幅続伸している。バイデン大統領は自信の経済政策は正しかったと誇らしげだ…
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130〜120円台も視野に 円キャリー相場の終わりは急激な円高を招く
REUTERSがコラム:前倒しで訪れた転換点、円キャリー相場の終わりの始まり=高島修氏という記事を出している。近い将来に急速な円高が進む可能性があるというのだ。コラムは将来のドル円レートを130〜12…
