カテゴリー: 日本銀行の金融政策と株価為替の影響
-
黒田日銀の金融緩和政策に修正観測。為替はやや円高に触れるが市場は来週の日銀政策決定会合を見極め。
先日のアメリカの12月のCPI発表を受けて円高が進んでいる。FRBの政策変更意向だけが原因とは考えられないため「日銀が金融政策を変更するのではないか」という観測が広がっているようだ。だが確定情報ではな…
-
アメリカ12月のCPIが発表。予想通りの結果に安堵と失望が交錯。
アメリカ合衆国の消費者物価指数(CPI)が発表された。6.5%の上昇率で景気加熱が鈍化している。この発表に伴って安堵と失望が交錯している。関連する記事を短くまとめた。
-
「次の日銀総裁はもしかすると女性なのでは?」報道
なぜかデイリー新潮が「次の日銀総裁は女性になる可能性がある」と報道している。岸田総理が日銀人事に関心を示しているのだという。「岸田さんはこれまで関心がなかったのか」と思った。さらに「まだ決まっていない…
-
共同通信が日銀黒田総裁「慢心」の萌芽を発掘
年末になり2022年を締めくくる記事が出てくる季節になった。共同通信が「デフレ脱却「日銀に責任」 黒田氏、旧体制を痛烈批判」という記事を出している。2007年に財務省が黒田氏を調査している。なぜ今共同…
-
政府・日銀は政策変更を否定するが、金融市場は正しく「日銀の事実上の利上げ」と判断
火曜日の午後は大騒ぎだった。日銀が突然「事実上の利上げ」を決めたと報道されたからである。日銀の金利維持政策も限界だったのだなと感じた。これを受けて政府・日銀は「あれは利上げでも政策判断でもない」という…
-
FOMCは0.75%で決着。直後に円の急騰もすぐに「鎮火」されてしまう。
FOMCでは「出口」に対する見通しは示されなかった模様 FOMC会合が行われ0.75%の利上げで決着した。通常であればかなりの利上げになるのだが、4会合連続なので特に驚きはなくなっている。事前には1%…
-
アメリカのイエレン財務長官は本当に日本の為替介入に怒っているのか?
日本のいくつかのメディアがイエレン財務長官の発言について伝えちょっとした動揺が広がった。余裕がないイエレン財務長官は「情報がない」と言っただけなのだろうが、読売新聞は「東京から何の通知もない」と報告が…
-
財務省・日銀の円買い介入 回数と額の簡単なまとめ
今回は少し気分を変えて円買い介入の流れだけを書いてみようと思う。額については月末にまとめて確定値が報告される。だが、手法についての具体的な発表はないのですべてメディアの「根拠のある憶測」になる。記事を…
-
鈴木財務大臣が「いまの円安は投機筋のせい」と説明するが記者は疑問視
円安が止まらない。ロイターによると鈴木財務大臣は「日本円がなぜ投機筋に狙われるのか」と聞かれ「質問には答えない」と応じたそうだ。鈴木財務大臣はこれまで急速な円安は投機のためだ説明しているため「だったら…
-
ドル円相場が150円を突破し「円防衛隊」は孤独な戦いを強いられる
ドル円相場が一時150円を超えて下落した。1990年8月以来32年ぶりの水準なのだそうだ。AFPは円安が止まらないと書いているがしばらくは149円台をうろうろしていた。市場自体は円安方向に向けて加速し…
-
「ステルス覆面介入の噂」も全く効果はなく、ついに円は149円まで下落
共同通信が「政府、13日に円買い覆面介入? 日銀統計で市場に観測」という記事を出している。日銀の発表した当座預金の残高が1兆円減っていることから「何かに使われたのではないか」と噂になったようだ。ロイタ…
-
アメリカの「40年ぶりの物価高」が止まらず、1ドル148円まで下落
金曜日は大きなニュースが多かった。ここではロイターの記事などをざっと流し読みした。今後の展開とイギリスの事情については別途記事を分けようと思う。 9月のアメリカの消費者物価指数は「40年ぶりの大きな伸…
-
米雇用統計順調でアメリカの株価は下落。ドル円は145円ライン突破し日銀総裁「道半ばで退任へ」報道も。
アメリカの雇用統計は好調だった。いい話のように思えるのだがアメリカ金融界は落胆している。こうした動きはドル円レートと連動しており我々の生活や政治に影響を与える。145円ラインが突破された。 そんな中、…
-
日銀・財務省はアクセルとブレーキを同時に踏む状態に
先日日銀が24年ぶりの為替介入をした。その場は収まり日本円が急落することはなかったため「やらないよりはよかった」という状態になっている。イギリスではポンドが急落していることから見てもわかるように他人事…
-
政府・日銀の円買い介入は一旦は成功。今後は「二正面作戦」をどこまで持ち堪えることができるかが焦点に。
日銀が円買い介入をした。既に数時間前の出来事なので為替に詳しい人は大体のことはわかっているだろうと思うのだが「情報をおさらいしたい」という方に若干経緯だけを説明したい。形的には「防衛成功」ということに…
-
FOMCは市場の予想通りだったが、一部は静かに「日本国債の崩壊」に備え始める
9月のFOMCの結果は市場の予想通りに75ベーシスポイントの利上げだった。直前にCPIショックと呼ばれる株価下落もあり今回のFOMC会合の結果でアメリカの株式市場やドル円相場が大きく動くことはなかった…
-
黒田日銀総裁を使った「口先介入」はとりあえず成功
昨日はめずらしく円相場が円高に動いた。要因となったのは黒田日銀総裁の「牽制発言」だった。官邸に呼び出したあとで記者の質問に答えさせる形をとったのが効果的だったようだ。 即座に「一方的な流れ」が戻したこ…
-
政府と日銀は「円安対応にあらゆる措置を排除せず」と表明するが円相場はさほど動かず
国葬の閉会中審査のニュースに隠れてしまっているが、政府・日銀が緊急の会合を開いた。日経新聞によると議題は国際金融資本市場に関する情報交換だった。その後、神田真人財務官は投機的な動きを牽制し「このような…
-
24年前の資金運用部ショック − 財務省・日銀が突然政策を変更し投資家が混乱する可能性を日経新聞が指摘
日経新聞が興味深い記事を書いている。それが1998年から1999年ごろに起こった「資金運用部ショック問題」である。記事にはテクニカルな部分が多く経済や金融の専門家以外の人間が読んでも問題の所在はわかり…
