カテゴリー: 国際政治
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急展開するウクライナ情勢 領土割譲に傾くヨーロッパ
トランプ大統領とプーチン大統領の会談が終わり、ウクライナの和平に関する情勢が大きく変わりつつある。そしてこれは玉突き的に破綻寸前の国連体制にも大きなヒビを入れようとしている。 マクロン大統領はウクライ…
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また読み間違えた石破総理 ウクライナ和平交渉で
石破総理がまた読み間違えた。この読み間違いは日本の将来に大きな禍根を残すのかもしれない。石破総理もこれに気がついているようだがもはや党内議論を換気できる政治的な余力はない。 話の起点はトランプ大統領の…
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ウクライナの朝鮮半島化に傾くトランプ大統領
アラスカでのトランプ・プーチン会談が終わった。日本ではアメリカメディアに酷評されているという評価が出ているが、アメリカメディアはそれほど酷評していない。 理由は2つある。そもそも酷評に値する成果はなか…
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トランプ大統領はなぜウクライナ和平をまとめられずノーベル平和賞も取れないのか?
トランプ大統領とプーチン大統領の会談が終わった。概ねロシアの一方的勝利と解釈されているが、トランプ大統領が領土について一方的に妥協しなかった点は評価されている。時事通信はノーベル平和賞を渇望するトラン…
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ノーベル平和賞を取るためには誰を脅せばいいの? トランプ大統領の思考法
トランプ大統領がノーベル平和賞をおねだりしたとして話題になっている。ノルウェーの新聞のリークによるもの。ノルウェーの財務大臣は会談があったことは認めているが詳細については語っていない。
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みんなやっているのに何が悪い 李在明大統領が曹国元法務大臣らを恩赦
ニュースとしては数日前に出ていたようだ。光復節(日本の終戦記念日)にあわせて李在明大統領が曹国元法務大臣らを恩赦した。日本とは全く感覚が異なるニュースで大統領経験者が次々と悲惨な運命をたどる理由もこの…
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トランプ大統領が「アメリカ例外主義」をスミソニアン博物館に指示
当ブログの保守批判は要するに「自己補償のために誇大な国家に依存することの危険性」を訴えている。しかしながら日本人はおそらく「しょせんはアメリカに負けた国」という自意識を持っておりどこか屈折も感じさせる…
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和平を結ぶのは自分の責任ではない 混乱するトランプ大統領
このところ、トランプ大統領とアメリカ合衆国は自由主義と自由通商を守るつもりはないと書いてきた。このように書くと「トランプ大統領は独裁を志向しているのではないか」と考える人も出てくるだろう。 だがそうで…
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トランプ大統領がワシントンDCの治安を掌握
トランプ大統領がワシントンDCを連邦化したとして話題になっている。ホームレス追放が目的のようである。自分が支配する美しい世界にホームレスがいることが許せなかっただけなのかもしれない。 しかしながら、議…
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追い込まれるNATO事務総長
ヨーロッパはロシアの力による現状変更に抵抗し続けている。加盟国の領土に対する脅威になりヨーロッパの秩序が崩壊しかねないからだ。しかし実際にはアメリカ合衆国頼みの状況から脱却できていない。 ところがそん…
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なぜオーストラリアはパレスチナ政府を承認するのか
フランスを皮切りに西側諸国にパレスチナ政府を承認する動きが出ている。イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが揃ってパレスチナ国家承認に向けて動き出した。現在はオーストラリアが承認を決めニュ…
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ウクライナは領土割譲を拒否 迫る米ロ首脳会談
本日のテーマはアメリカ覇権時代の終わりである。このエントリーではまず現在起きていることを分析する。 トランプ大統領がロシアのプーチン大統領とアラスカで会合を持つ。ウクライナの頭越しに領土割譲について議…
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主権国家という概念を理解しないトランプ大統領がアラスカでプーチン大統領と会談
よくアメリカ人は地理に疎いという話がある。国際的なルールを理解せずアメリカのルールをワールドスタンダードだと考える傾向にもある。これまでは優秀な官僚機構がこれを補正してきたのだがトランプ政権ではこの補…
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【ホワイトハウス釈明】金に対する「間違った」情報が伝わる
日本では赤澤経済再生担当大臣の主張と大統領令が食い違っていたとして話題になった。外交に間違いなどあるはずはないのだからトランプ大統領が土壇場でひっくり返したのではないかなどと囁かれていたが実際に「事務…
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ネタニヤフ首相のガザ完全占領計画が承認される
ネタニヤフ首相のガザ完全占領計画が承認された。これまで後がないネタニヤフ首相が極右と組んで暴走し始めたというような書き方をしていたのだが、これは必ずしも正しくないということがわかった。 内容を読めば読…
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ネタニヤフ首相がガザの完全支配に向けて重要な一歩
少数与党状態になり秋の政局まで時間がないネタニヤフ首相。ガザの完全支配に向けて重要な一歩を踏み出した。記事を書き始めたときにはこれから会議に臨むとされていたが今も会議は続いているようだ。アメリカ合衆国…
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【ようやく気がついた】アメリカは日本と信頼関係を構築するつもりなどない
関税交渉の内容が次第に明らかになった。日本政府の説明は結果的には虚偽であって一部の品目には高い関税がかけられることになりそうだ。自動車関税の協議も全くうまくいっておらずこのままでは2.6兆円の利益が吹…
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合意文書なき合意が打ち砕かれる 赤澤大臣が9回目の訪米
気づいたときには遅かった。当ブログでは何回も懸念してきた悪いシナリオが現実のものになった。赤澤大臣が「官報の内容と合意内容が食い違っている」と慌てている。9回目のワシントン訪問を実施したが、赤澤氏がど…
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ガザの新しい占領計画
超正統派が連立を離脱したため少数与党になったネタニヤフ政権。議会が再び開くまでの短い期間に思い切った策を見つける必要がある。 そんな中、イスラエルは「右派の要求に従ってガザを完全に占領するのではないか…
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シチリア連絡橋計画が動き出す
イタリアの本土とシチリアの間には橋がなくフェリーだけが主な連絡手段になっている。中には鉄道車両をそのまま乗せるフェリーもあり鉄道ファンにも注目されている。そんなシチリアに橋をかける計画が持ち上がった。…
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白人は優れた遺伝子を持っている アメリカで優生学的な広告
TBSがアメリカン・イーグルのジーンズの広告について取り上げている。ジーンズと遺伝子(ジーン)をかけた内容で白人こそが素晴らしい遺伝子を持っているとの主張。 本来なら炎上してもおかしくないはずだがトラ…
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ドル一強体制時代の終わりとテキサスの区割り変更
Bloombergが「FRB議長が交代しても金利上昇は止まらないのでは」と書いている。背景には構造的な変化があり、ドルの一強体制の終わりを感じさせる。アメリカ合衆国はこうした構造的変化に気が付かない。…
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「政治的に操作された雇用統計」で広がる波紋
雇用統計が速報から大幅に下方修正され波紋が広がっている。FOMCは「間違った前提」で意思決定されたということになりつつあり9月の利下げがより強く求められるようになった。何よりも驚いたのが統計の責任者の…
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【一体何が?】1ドル150円から147円へ
現在、ドル円相場が150円から147円に触れている。一体何があったのか。実は雇用統計が大きく修正された。
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【忍び寄る危機】アメリカ合衆国の経済は引き続き順調なのだが
先日、アメリカ合衆国の経済は二極化が進んでおりこれが乱暴な関税交渉の背景にあるのではないかと書いた。いわば先進国と中進国の統治を1つの政府が行っているような状態。ところがこの好調な方の経済に陰りが見え…
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ネタニヤフ首相のガザ地区併合発言と裸の王様トランプ大統領
ネタニヤフ首相がガザ地区の併合に踏み込んだ発言を行った。イギリスはパレスチナ国家承認に向けて一歩を歩み始めた。主権国家を併合する行為はロシアのウクライナ侵攻と同じ国際秩序に対する挑戦となる。アメリカ合…
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アメリカ合衆国が関税交渉を続ける理由
先日来「宗教は天国がいつまでも来ないことを望んでいる」と書いている。これをアメリカ合衆国に当てはめると「アメリカ第一主義」への戦いは永遠に継続されなけれならないことになる。自分でも「そんなバカな」とは…
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ガザに飢饉などないとネタニヤフ首相が発言
連日のようにお腹をすかせたガザの子どもたちの映像が飛び込んでくる。そんなかなネタニヤフ首相が「ガザに飢饉などない」と発言した。トランプ大統領は特にこの問題には興味がないようで「食べ物は豊富にあるのにガ…
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【私的旅行】トランプ大統領がスコットランドに逃亡
トランプ大統領がスコットランドに4日間の私的旅行に出かけた。「避難」とするか「逃亡」とするか迷ったのだが、面白い方を取った。 ただしアメリカを脱出したわけではない。息抜きのために自身のゴルフコースの建…
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タイとカンボジアが戦争の可能性
タイ暫定首相が「このままでは戦争になるかもしれない」と言っている。この戦争はタイ軍部に旨味があるため本当に戦争になるのかもしれない。
