カテゴリー: 国際政治
-
共に民主党が新代表に「対日強硬派」の李在明氏が就任
韓国の多数派野党「共に民主党」に新しい代表が誕生した。日本では「対日強硬派」として知られている。ただ日本の報道を見ても韓国で何が起きているのかはよくわからない。そこで韓国語の各紙を探し出して自動翻訳で…
-
リビアの首都トリポリの武力衝突で23名が死亡。これまでの背景を簡単にまとめる。
CNNが「リビア首都で武力衝突 死者23人、負傷者140人」という記事を出している。ところがこの記事には細かな背景が書かれていない。リビアでは2014年から内戦が起きており衝突が既定事実化しているから…
-
世界を揺さぶるためにザポリージャ原発を利用するロシア
ウクライナ南部にあるザポリージャ原発が攻撃されている。この話の最も不気味な点はロシアの思惑がわからないことだ。プーチン大統領なら「クリミアやウクライナが手に入らないなら破壊されても構わない」くらいのこ…
-
核拡散防止条約再検討会議(NPT)は「ロシアのせい」で決裂
核拡散防止条約再検討会議(NPT)が決裂した。最終的に決裂したのは「ロシアのせい」である。最終文案では「ウクライナの原発周辺での軍事活動や、ウクライナが原発の支配権を失い、安全性に悪影響が出ることに「…
-
SNSが左右する戦争:エチオピアで内戦が再び激化するも情報が全く入ってこない
エチオピアで再び内戦が激化している。東アフリカでは最も大きな経済大国でアフリカで2番目に人口が多い国で混乱が続いているのだ。今回の最も大きな特徴は「なぜ内戦が再開されたのか」がよくわかっていないという…
-
バイデン大統領の学生ローン返済免除計画が波紋を呼ぶ
バイデン大統領が「1人130万円超の学資ローンを返済免除する」と発表した。日経新聞が手堅くまとめている。 連邦政府の学生ローンの借り手に対し1人当たり1万ドル(約136万円)の返済を免除する 高所得世…
-
が意外旅行客が戻らない中、中国の景気回復の遅れは日本の観光業にも影響を与えそうだ
二週間前の8月10日にNHKが外国人観光客の受け入れを再開したが6月と7月の2ヶ月間に訪れた観光客は8000人だけだったと伝えている。上限は1日に2万人だが1日平均でおよそ310人にしかならないそうだ…
-
バタバタと景気急減速対応する中国金融当局。預金封鎖を恐れた北京銀行の預金者が引き出しに列を作る騒ぎも。
もともと不動産投資市場に不安のある中国は新型コロナ対策のロックダウンの影響で景気が急減速している。このため政府は直接的な救済策として6兆円の資金を準備した。さらに利下げを行い市民や企業が資金の資金調達…
-
長い後継者争いを制してズールーの新しい王様が即位
AFPが短く「南アフリカでズールーの新しい王様が即位した」という記事を書いている。南アフリカは共和制国家だが主要民族のズールーには行政権のない王がいる。ズールーは主に南アフリカの東部に広がっている。 …
-
中国経済の商才なき「資本主義ごっこ」のツケ
先日のスリランカの記事「中国は資本主義ごっこをしている」と書いた。これだけでは単なる誹謗中傷になりかねないため調べて見ることにした。総論すると資本主義というより「お金を増やすゲーム」になっている。これ…
-
スリランカのウィクラマシンハ大統領代行はなぜ債務再編を日本に頼ろうとしているのか?
スリランカのウィクラマシンハ大統領代行が「日本が中心となって債務再編を助けてほしい」と依頼してきた。一部報道によると日本に来たいとも言っているそうだ。ではなぜ、ウィクラマシンハ大統領代行は日本に頼ろう…
-
なぜアメリカ合衆国大統領は台湾に軍隊を派遣できるのか?
先日Quoraを見ていたら「アメリカ合衆国大統領は台湾に軍隊が派遣できるのか」という質問があった。結論からいえば「できる」のだが、その根拠はあまり知られていない。知っている人は知っている話なのだが、改…
-
南米の政治状況の簡単なまとめ(2022年版)
メキシコ・アルゼンチン・エクアドル・ボリビアがペルーのカスティジョ政権への支持を表明したという記事があった。これらの国の状況を一つひとつ確認することはあるのだが、まとめて状況を確認したことがない。下…
-
ブラジルで大統領選挙が始まる
ブラジルで大統領選挙が始まった。このところ中南米では反米左派政権が多く誕生している。ブラジルも右派のボルソナロ大統領に代わって左派のルラ氏が大統領に復帰する公算が高いそうだ。大統領選挙には12名が立候…
-
トランプさんをいじめるな。リズ・チェイニーさんが共和党予備選挙で敗北
日本ではトランプ前大統領にスパイ容疑がかけられていたというようなことが話題になっている。中には有罪判決が出れば大統領選挙に出られなくなるのではないかという解説をするテレビ局などもある。さぞかし共和党に…
-
ケニアの大統領選挙は案の定「小規模暴動」に発展
このブログでは継続的にケニアの大統領選挙について扱っていた。「たかが大統領選挙だろう?」と思われるかもしれないのだが、事前に心配されていた通りに小規模な暴動が起きており今後法廷闘争に発展する可能性が濃…
-
ケニアの大統領選挙で結果が判明するも三度目の波乱が危ぶまれる
ケニヤで大統領選挙の開票が続いていた。争っていたのは副大統領と首相だ。8月16日までに結論を出さなければならなかったのだが8月15日に「ルト副大統領の勝利」という結果が出た。普通の国ではこれで選挙は終…
-
中国でトガリネズミ由来の新しいウイルス感染症が発見されランヤ(狼牙)ヘニパウイルスと名付けられる
中国の山東省や河南省でで新種のウイルス由来の感染症が発見された。トガリネズミに由来するとみられておりランヤ(狼牙)ヘニパウイルスと名付けられたそうだ。トガリネズミはネズミではなくモグラに近い種類なのだ…
-
トランプ氏についに「スパイ容疑」がかけられる
少なくともABCやCNNの報道を見る限りかなり加熱しているトランプ前大統領のドキュメント持ち去り疑惑だが日本ではあまり注目されていないようだ。昨日の投稿ではむしろ「岸田総理の支持率があまり伸びなかった…
-
司法省・FBIとトランプ前大統領の対立が泥沼化し「核関連文書の持ち出し」の噂が広まる
ネットニュースで「トランプ前大統領が持ち出したのは核関連文書のようだ」という不穏なタイトルを見つけた。これについてソースを追ってみたのだがオリジナルのロイターの記事には情報ソースは出ていなかった。のち…
-
バイデン政権が関税に関して対中融和策の撤回に追い込まれた模様
正式発表はまだだが、バイデン大統領が関税の対中融和策の撤回に追い込まれたようだ。ロイターの記事の正確な表現では「選択肢をいったん保留」になっている。表向きの理由はペロシ下院議長の訪台だが国内産業の保護…
-
トランプ氏のマール・ア・ラーゴが「急襲」されるも、容疑は機密文書の持ち出しだった模様
ドナルド・トランプ氏の邸宅マール・ア・ラーゴがFBIに「急襲」された。トランプ氏が声高に非難する声明を出し「急進左派の陰謀」を非難したために大騒ぎになったのだが、蓋を開けてみれば単なる機密文書の持ち出…
-
ケニアで大統領選挙 暴動に備えて商店は買いだめを推奨
ケニアで大統領選挙が行われる。例によってコロナ禍やウクライナの戦争などで経済が傷んでいるが経済的には比較的問題が少ない国だ。 ところが、それでも大統領選挙はいつも一筋縄ではいかないようだ。2007年の…
-
スーダンの金鉱山が支えるロシアの軍事侵攻
CNNがEXCLUSIVE(独自)としてスーダン情勢を伝えている。ロシアがスーダンから金(きん)を奪っておりそれがウクライナ侵攻を手助けしているというのだ。CNNの情報ソースにはおそらく偏りがあると思…
-
アメリカ民主党はついに中間層に完全に見放されたようだ
先ほど「困ったら借金に頼るアメリカ人と貯金に頼る日本人」という記事をリリースした。この記事では中間層ゲームから脱落しそうなアメリカ人という視点からアメリカの家計で負債が積み上がっていることに注目した。…
-
CNNは今回の台湾周辺への演習をどう見たのか
先日の記事では、今回の台湾沖演習は台湾だけでなく日本にも向けられた挑発行為であるというようなことを書いた。当然「ではどう対応しようか」ということになる。おそらく日本では様々な方面に配慮した報道が出るだ…
-
なぜ中国が撃ったミサイル9発のうち5発は日本のEEZに落下したのだろう?
ナンシーペロシ下院議長の訪台に抗議して中国軍が台湾を取り囲むように演習を行なった。事前の観測では「海上封鎖」ができることを示すためなのであろうという予測があった。台北と高雄を取り囲むように演習区域が設…
-
ペルーで4人目の首相が辞任
ペルーで4人目の首相が辞任したとニュースになっている。大統領は5人目の首相を選ばなければならない。 ペルー首相が辞任、大統領巡る犯罪捜査の渦中で4人目の首相交代(ロイター) ペルー首相が辞任表明、この…
-
バイデン大統領がOPECプラスにナメられる
「足元を見られる」と「ナメられる」でタイトルをどうしようかと思ったのだが、結局どぎつい方を選択した。最初にこのニュースを見たのは確かNHKだったと思うのだが「小規模増産」という表現だったと思う。一応「…
-
イスラエルの首相が核兵器保有をほのめかす
イスラエルのヤイル・ラピド首相がイスラエルの核兵器保有についてほのめかす発言をした。イスラエルが核兵器を持っていることは確実だと言われているがこれまでそれを認めてこなかった。これを首相は外国メディアが…
