カテゴリー: 国際政治
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イギリス王室職員が「あなたは本当はどこからきたの?」と黒人女性を侮辱し解任される
イギリスで王室職員の発言が問題視され解任されるという騒ぎがあった。ちょうど杉田水脈総務政務官の謝罪が話題になっており「謝罪の違い」を考え込んでしまった。イギリス王室は人種差別問題を深刻に受け止めSNS…
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江沢民元国家主席も亡くなり、ジャック・マー氏などの中国富裕層が銀座の高級クラブに逃避
江沢民国家主席が亡くなった。中国は追悼ムードだというが一部では習近平国家主席への反発がありSNSでは追悼メッセージが削除されるというような動きも起きているという。コロナ禍で苦しむ人々が改革開放路線の時…
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お坊さんにまで薬物汚染が広がるタイの深刻な事情
「微笑みの国」タイのあるお寺から僧侶が全員いなくなった。全員が薬物検査で陽性判定を受けたためだ。僧侶は全て還俗し地元の人たちが困っているという。「そんなこともあるんだなあ」などと思って読んだのだが調べ…
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おそらくマスコミがあまり触れられないブリュッセルのサッカー暴動のわりと複雑な背景
ブリュッセルでサッカーの試合をきっかけにした暴動があったと伝えられている。日本のマスコミは「逮捕者が出た」ということを伝えているだけなのだが「ベルギーとモロッコの試合だった」と聞いて複雑な背景があるの…
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中国のコロナデモでBBC記者が一時拘束され、国際問題に「昇格」する
中国で厳しすぎるコロナ対策に対するデモが行われている。各地で起きている抗議運動は必ずしも習近平体制の転覆を狙ったものではない。だが、要素は複合的で一部はすでに国際問題化している。ただし西側が介入すれば…
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ソマリアの首都のホテル占拠は20時間かかって鎮圧
「西側」は民主的に選ばれた代表者がいる政府を支援したい。ではそもそも民主的な代表者を選ぶ選挙が行えない場合は西側はどう支援するべきなのだろうか。それがわかるのがソマリアである。アフガニスタンと同じよう…
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「プーチン大統領が狙っていたのは実は日本だった」情報の信憑性と集団思考の恐ろしさ
ロシアはウクライナでなく日本攻撃を準備していた…FSB内通者のメールを本誌が入手という物騒な記事をNewsweekで見つけた。記事自体は煽り気味のタイトルなのだがロシアが考える情報戦の内情がわかる興味…
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中には体制批判も 中国各地でなんらかの抗議運動が広がっているようだ
中国各地でなんらかの抗議運動が広がっているようだ。中には習近平氏に退陣を求める声もあるという。テレビニュースを見ていると漠然と中国全土が大変なことになっているような印象を受けるが、どうもよくわからない…
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選挙には大敗したが漁夫の利を得たマレーシアの国民戦線(BN)がアンワル新政権に参加
先日、マレーシアで選挙が行われたが結果が出ていないとお伝えした。国王による調停がまとまり大連立が発足することになりそうだ。長年マハティール氏の後継者と目されていたアンワル氏がついに首相に指名された。面…
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「ワールドカップ初戦で日本に負けたのは人権問題に気を取られていたから」とドイツメディアが批判
普段はサッカーについて取り上げないワイドショーも24日は日本の勝利を喜ぶ番組で溢れていた。日本が予想外にドイツに勝ったというのが大きいのだろう。ところがドイツ選手たちは試合が始まる前に口を塞ぎ何やら不…
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トランプ氏の捜査に特別検察官が任じられるが、英語に「特別検察官」という用語はない。
各紙が「トランプ氏の捜査に特別検察官が任じられた」と書いている。トランプ氏は元職の大統領であり大統領選挙に出馬を表明している。このため特別扱いになったのだろうと思う。だがこの記事には不思議な点が一つあ…
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岸田文雄総理の会談写真が中国の国内宣伝に都合よく利用される
岸田総理と習近平国家主席の会談がどのように扱われているのかを調べているうちに「国際政治というのは恐ろしいものだなあ」と感じた。国際社会の舞台においては様々な写真が撮影され後々歴史資料として使われる。今…
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ポーランドの爆発事件のその後の経緯まとめ 最悪の事態は回避
ポーランド東部の農村プシェボドゥフで爆発騒ぎが起きた。一時は「NATOとロシアの直接対決か」などと言われていたのだがG20のためにインドネシアに集まっていた首脳たちが事態を沈静化させたため、最悪の状況…
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NATO加盟国のポーランドにロシアからのミサイルが着弾し2名が死亡か
今週は外交ウィークなので大したことは起こらないのだろうと思っていたのだがポーランドにミサイルが着弾したというニュースが入ってきた。ポーランドはNATO加盟国なのでロシアがNATOを攻撃したことになる。…
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イスタンブールの繁華街でテロ、トルコ政府はクルド人武装組織の犯行と断定
イスタンブールの新市街(ヨーロッパ側)にイスティクラル通りという通りある。ノスタルジックトラムと呼ばれる旧型のチンチン電車が走っておりブランド物の店が並ぶという観光名所だ。日曜日の昼下がりも観光客で賑…
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「いい人って思われたい」習近平国家主席のイメージアップ大作戦
岸田総理が名指しで中国を批判している。日中首脳会談はないのではないかと思っていたのだが17日に開催する方向で進んでいるそうだ。仮に実現するとすれば中国側にも何か狙いがあるのだろうなと感じた。それがイメ…
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習近平国家主席の外交復帰と警戒されるドイツの中国接近
岸田総理の外交ウィークが始まった。日本ではおそらく日米韓が連携し対中国囲い込みをやるというような報道になると思われる。産経新聞などは「韓国は具体的な徴用工問題の解決手段を提示しておらず反省をしていない…
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アメリカの選挙はなぜ開票が遅いのか。アリゾナ州とカリフォルニア州の事例
アメリカの選挙結果の開票が遅れている。いくつかの州で票の集計に時間がかかっているからである。なぜ時間がかかるのかについて調べてみた。調べれば調べるほど先進国のアメリカでなぜこのような不効率なことがまか…
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岸田総理、バイデン大統領、習近平国家主席らが参加する「世界外交ウィーク」の会議日程を短くおさらい
今週は外交ウィークになる。様々な会議が行われる予定になっている。ここでは短く会議日程をおさらいするのだが、短く書いただけでもかなりの分量になる。COP27、ASEAN、G20の会議が開催されているため…
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なぜかトランプ劇場になりつつあるアメリカの中間選挙
アメリカの中間選挙の最終結果がなかなか出ない。どっちかが勝ったという報道が出ればスッキリと収まるのだろうがまだ宙ぶらりんのままだ。この間を埋めるのに広がっているのがトランプ氏をめぐる問題だ。 中間選挙…
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アメリカの中間選挙で銃が多用された選挙CMを見せられたあとで投票所に向かう人たち
いよいよアメリカで中間選挙が始まった。結果は日本の朝になってから出てくる。ロイターでは9時ごろから速報を始めますと言うお知らせが出ていた。今回の注目ポイントはすでに別の記事にまとめた。ここは少し視点を…
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イーロン・マスク氏が金のガチョウ(Twitter社)を危うく殺しそうなっている理由
以前にアメリカの金融政策の急速な転換がTwitter社のリストラの原因になっているのではないかと書いた。より具体的な記事を見つけたので読んでみた。おとぎ話風に要約すると「金のガチョウを手に入れたはいい…
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アメリカ中間選挙結果を「楽しむ」うえで最低限知っておくべきこと
アメリカで中間選挙が行われる。アメリカのメディアは赤と青に分かれており当てにならない上に「論点」と呼ばれるものが乱立している。そこでイギリスBBCの英語版を見ながら知っておくべきことをまとめてみた。イ…
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Twitterの混乱。彼らはどこで何を間違えたのか。
11月5日のTwitterは阿鼻叫喚だった。突然解雇通知された人たちの怒りの声で溢れていたのだ。一方的な解雇は珍しくないがSNSが一時ジャックされるほどの騒動はやはり異例だ。この混乱を受けて広告主が撤…
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ネタニヤフ政権の誕生でアメリカ・民主党政権は苦労することになりそうだ
イスラエルでネタニヤフ政権の誕生が確実になった。最終的な陣営の議席数は64になる。中には「宗教右派」と呼ばれる人たちが含まれておりアラブ系イスラエル人への人権侵害が懸念される。アメリカ合衆国はことイス…
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デマとの戦いだったブラジルの大統領選挙
ブラジルで大統領選挙が終わり左派のルラ候補が僅差で勝利した。この選挙はデマとの戦いだった。ボルソナロ陣営は今のところ新しい情報発信は控えているが、デマとの戦いは今も続いている。
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SNSを鵜呑みにした男がペロシ邸に押し入り私的制裁を加えようとする
すでに多くの報道が出ているので目にした人も多いだろう。10月28日にペロシ邸に男が押し入った。ペロシ下院議長は不在だったが夫はハンマーで頭蓋骨骨折の怪我を負わされた。この男が起訴され動機の一端が見えて…
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梨泰院のハロウィーン圧死事件からわかる日本と韓国の政治に対する期待の違い
ソウル特別市竜山区梨泰院洞で起きた圧死事件からしばらく経った。日本に近いところで起きた事件なのでかなり多くの報道を日本語で入手できる。当初当局は責任回避に終始し犯人探しが行われていた。ところが世論から…
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ルラ氏の勝利で南米の左傾化がほぼ完成するもボルソナロ氏は敗北を認めず
ブラジルで大統領選挙が行われ、左派のルラ氏が再選される見通しとなった。僅差による当選だったため、多くの人が今後の情勢を心配している。ボルソナロ氏が敗北を認めれば丸く収まるのだが今のところ敗北宣言が出さ…
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崖っぷちのネタニヤフ氏は11月1日の選挙を勝ち抜くことができるのか?
今週の火曜日11月1日にイスラエルで総選挙が行われるとCNNが伝えている。4年間で5度目の選挙だ。汚職裁判を抱えるネタニヤフ氏にとっては「崖っぷち」の選挙だ。イスラエルはアラブ人の土地だったところにユ…
