カテゴリー: 国際政治
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スコットランド国民党は独立運動のた目に集めたお金をどうしようとしているのか?
スコットランド行政府のスタージョン元首相が一時拘束された。疑惑はSNPが集めた資金に関するものだったが一時釈放されたことから逮捕のために十分な証拠を集めることができなかったものと思われる。特定の政党が…
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連邦レベルで起訴されてもトランプ氏の人気が衰えない3つの理由
トランプ元大統領が文書持ち出し疑惑で起訴された。「安全保障上の重大情報が含まれていた」などとして大騒ぎになっている。だがこれはトランプ氏の政治生命の終わりとは見做されておらず「新しいエンターティンメン…
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ボリス・ジョンソン英国元首相が押される前に自ら崖を飛び降りる
ボリス・ジョンソン元首相が議員辞職した。ロックダウン破りのパーティーの後の「言い訳」が虚偽答弁であったと問題視された。ただこれが直ちに議員資格の停止に結びつくことはないはずだった。このためジョンソン氏…
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CNNのリクトCEOの退任が示すアメリカリベラルの退潮
CNNのリクトCEOが退任した。このリクトCEOの退任によってアメリカの左派が置かれている厳しい状況がわかる。穏健リベラルの退潮は世界的な傾向だが、豊かな国アメリカも例外ではないようだ。
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日本では詐欺電話の掛け子は逮捕されるだけだが、メキシコでは殺されて埋められることもある
CNNの日本語版が「メキシコでコールセンターの従業員が袋詰めの遺体になって見つかった」という短い記事を書いている。どうやら不動産詐欺に関わっていたようだ。コールセンターというと整備された職場のように思…
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カホフカのダム破壊からわかるプーチン政権を放置する危険性
小麦相場が3%程度上昇した。原因はウクライナにあるカホフカ水力発電所の爆破だった。さらにしばらくして「ウクライナの国土は長期間深刻なダメージを受けるだろう」と伝わってきた。この一連の出来事から世界がプ…
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カホウカ水力発電所が何者かに破壊されるがザポリージャ原発はかろうじて制御されている
「ウクライナのカホウカでダムが破壊されたらしい」という一報があり昨日の午後はちょっとした大騒ぎだった。一夜明けて少し落ち着いたので情報を整理したい。 最初は軍事ブロガーたちの発信だったようだがそのうち…
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マクロン大統領はなぜNATO東京オフィス開設を「妨害」するのか?
マクロン大統領がNATOの東京オフィス開設に反対している。Financial Timesが伝え各紙が引用報道している。「中国との関係悪化を恐れているのだろう」とする観測が多い。フランスは国内に経済問題…
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ギリシャで「ボーナスの50議席」を期待したやり直し総選挙が行われる背景
ギリシャで総選挙が行われた。1回目の投票で右派与党が躍進したが過半数を獲得できなかった。右派与党は連立政権を組むという選択肢があったがこれを選ばず再選挙を行うことになっている。選挙結果は6月25日に出…
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ユタ州のある学区が「聖書は下品で暴力的」として小学校と中学校から撤去
アメリカで面白い動きが起きている。キリスト教の聖典である聖書がある学区から撤去された。撤去の理由は聖書は下品で暴力的だからである。小中学校の児童と生徒が読むにはふさわしくないという。行きすぎた二大政党…
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BRICS外相会合のテーマは「プーチン大統領の逮捕問題」と勢力圏の拡大
南アフリカのケープタウンでBRICSの外交大臣会合が行われた。今回のテーマは勢力圏の拡大である。G7広島サミットに反発する国が増えており「いわゆるグローバルサウスとの対話」が失敗に終わったことがわかる…
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共和党が学級崩壊状態に陥るも、債務上限問題は無事下院採決へと向かう
アメリカでは債務上限問題が話し合われている。共和党が議案を通さない限り「共和党が大惨事をもたらした」といわれかねない。つまりどっちみち下院共和党は議案を通す必要があった。ところが一時議会共和党は学級崩…
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アメリカ債務上限問題の最初の関門は火曜日の規則委員会
バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で交渉がまとまり債務上限問題が一歩前進した。このニュースによって日経平均は600円ほど値上がりしたそうである。ただこれで問題がすべて解決したと考えるのはまだ早い…
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ベラルーシのルカシェンコ大統領が新しい核保有国「ロシア・ベラルーシ連合国」構想を明らかに
今日「ルカシェンコ大統領がプーチン大統領と会談した後に倒れた」と言うニュースを伝えた。この記事では反体制派のツェプカロ氏の情報であるため「すぐには飛びつかないほうがいい」と言うようなことを書いた。 だ…
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「ルカシェンコさんがクレムリンで倒れたってよ」
ロシアに近い立場にいるルカシェンコ大統領がクレムリンで倒れたという「ニュース」が広がっている。ロシアでは要人が不審死がたびたび起きているため「ついにルカシェンコ氏もプーチン大統領の毒牙にかかったのか」…
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トルコのエルドアン大統領が大統領選挙に勝利宣言
トルコのエルドアン大統領が勝利宣言を行ったと複数のメディアが伝えている。トルコはNATOの枠内にありながらEUの外にある。この特異なポジションのため、エルドアン大統領はたびたび「親ロシア的」な発言で欧…
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アメリカ合衆国がウクライナの動きを不安視しはじめる
「マスコミが伝えない真実」という言葉がある。ウクライナで進行しつつある出来事に対してアメリカ合衆国サイドの懸念が強まっている。だが地上波を見ていてもあまりそのような報道は見られない。もちろん丹念に情報…
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フィッチがアメリカの格付けを引き下げ検討対象(レーティング・ウオッチ・ネガティブ)に 債務上限問題の期限内合意は絶望的に
NHKなど国内メディアが一斉にフィッチ・レーティングスがアメリカ国債の格付けを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと伝えている。ロイターなどはあまりこのニュースを大きく取り上げておらず、Bloom…
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ウクライナからロシア側に侵入した自由ロシア軍団(The Liberty of Russia Legion)とはどんな人たちなのか
ゼレンスキー大統領のG7訪問と時を同じくして「ロシアによるウクライナ侵攻」が新しいフェイズに入った。The Liberty of Russia Legionと呼ばれる集団がロシア領内に侵入したのである…
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結局のところアメリカの債務上限問題は何を話し合っているのか?
バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で債務上限問題に関して激しい議論が行われている。だが冷静に考えてみると「一体何を話し合っているのか」がそもそもよくわからない。あらためて調べてみた。
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バフムトにはもうなにもないのです
G7広島サミットではセンターステージに立ったゼレンスキー大統領のある発言が話題になっている。バフムトの状況についての発言が二転三転しているようなのだ。G7広島サミットは「原爆ドーム」を背景にして行われ…
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G7首脳宣言であらためて注目される「チャイナ・デリスキング」とは何か
G7首脳宣言が早めに発表された。その中であるワードが注目されている。それが中国を念頭に置いたデリスキング(リスク軽減・リスク低減化)である。まずは中国を念頭に置いた経済威圧・経済的威圧という言葉を概観…
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ゼレンスキー大統領の広島訪問で、G7は「悪の専制主義との戦い」の司令塔に生まれ変わる。
ゼレンスキー大統領が広島を訪問する。被爆地広島から戦争の悲惨さを訴えロシアの非道ぶりを世界に発信する予定だ。既に声明が出されておりロシアが名指しで批判されている。また宣言では「経済的威圧」の牽制が盛り…
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バイデン大統領はなぜ広島で「絶対に謝らない」のか
毎日新聞が「バイデン氏の広島訪問 原爆巡る「発言機会はなし」と米高官」という記事を出している。バイデン大統領が広島で原爆に関して言及することは絶対にないということをあらかじめはっきりさせたというのだ。…
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「汚職撲滅」ウクライナ政府が直面するもう一つの戦い
ウクライナで最高裁判所のトップが逮捕されたというBBCのニュースを見た。ウクライナは現在ロシアの一方的な侵略と戦っているのだがEUに加盟しヨーロッパに迎え入れられるためには国内の汚職とも戦い続けなけれ…
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「大きな経済格差」政権交代が難しいタイでそれでも野党が勝つ理由
タイで総選挙が行われ政権交代が行われるかに注目が集まっている。格差の激しいタイは元々都市部と地方で支持政党が違っており長い間「赤」と「黄色」に分かれていた。結果的に2006年と2014年にこれを収めた…
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トルコでエルドアン大統領が大敗しなかった理由
先日は少し生煮えで終わってしまったのだが、結局トルコでは二週間後に大統領選挙の決選投票が行われることが決まったようだ。経済不調や地震対策の杜撰さなど様々な要因があったもののエルドアン大統領が大敗しなか…
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得票率50%を割り込みトルコの大統領選挙は決選投票へ
トルコで大統領選挙が行われている。メディア統制が強まり野党には圧倒的不利であるとされていたのだが、アルジャジーラの速報では90%以上が開いた時点でエルドアン氏の得票が50%を下回る展開となっている。両…
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アメリカ合衆国政府の財政破綻まであと880億ドル
アメリカ連邦政府がデフォルトするかもしれないというニュースは2023年1月以降継続して囁かれてきた。Bloombergが「米債務上限の特別措置、残り880億ドルに-1週間前は1100億ドル」と書いてい…
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CNNが明らかにした根強いトランプ大統領待望論とその背景
トランプ前大統領が「アメリカは一度デフォルトしたほうがいいかもしれない」として物議を醸したタウンホールミーティングだが、実は視聴率が非常に良かったそうだ。メディアバイアスでは「やや左寄り」とされている…
