カテゴリー: 国際政治
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ロシアのラブロフ外務大臣によると「西側とロシアはすで戦争状態」にある
ラブロフ外務大臣が「西側とロシアはすでに事実上の戦争状態にある」と宣言した。極めてわかりやすい「ならず者」の論理という気がする。例えていえば「俺は殴ったけど喧嘩をしているとは言っていない。だがお前らが…
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おそらく完成することのないパズル「中東」 バイデン大統領とネタニヤフ首相がホワイトハウスの外で会談
国連総会が開かれているニューヨークでバイデン大統領とネタニヤフ首相が会談した。アメリカ合衆国とイスラエルは緊密な関係にあるため会談して当たり前なのだが今回は事情が違っていた。事前の報道ではホワイトハウ…
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アメリカ上院のサウジアラビア強硬派重鎮に収賄疑惑 隠し持っていた金の延べ棒も見つかる
アメリカの上院議員で外交委員会の委員長メネンデス氏の収賄疑惑を各メディアが報道している。エジプト政府からの賄賂を受け取っていたようだ。上着に隠されていた札束と金塊が自宅から見つかったようだ。メネンデス…
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トランプ氏は捜査妨害のために議会の外から政府封鎖をご所望
実にたわいもない話なのだがトランプ氏が政府の封鎖を呼びかけている。政府は自分をいじめるために司法を武器化している。資金の流れが止まればそんな意地悪もできなくなるだろうと言うのだ。つまり目的は捜査妨害だ…
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支持率低迷のスナク首相が唐突に環境政策を転換 「政治的なギャンブルだ」との声も
イギリスのスナク首相が突然環境保護政策を転換した。表明時期と方法が非常に唐突だったために、国内外に波紋が広がっている。中でも注目されているのが、ガソリン車・ディーゼル車の完全廃止の先延ばしだ。2030…
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ナゴルノカラバフでアゼルバイジャンが一定の成果 一時は「新しいコーカサスの戦争」の指摘も
アゼルバイジャンの攻撃をきっかけにナゴルノカラバフにいた分離派が掃討されたようだ。厳密には「アゼルバイジャンの内政問題」だが、一時は「新しいコーカサス戦争の危機」が高まっているなどと囁かれていた。次の…
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シーク教指導者殺害をきっかけにカナダとインドの外交関係が悪化 お互いの外交官を追放する騒ぎに
「インド人」というとターバンを巻いた人を想像することがあるが、あれは厳密にはシーク教徒と呼ばれる人たちである。インドでは少数派の宗教だ。カナダでこのシーク教徒の宗教指導者が殺害された。インド政府がカリ…
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マッカーシー下院議長は詰んだ状態 アメリカ連邦政府の一部封鎖まで残り2週間弱
特に世界の終わりが来るというわけではないのだが、10月1日からアメリカ連邦政府の一部機関が閉鎖される公算が高まってきた。フリーダムコーカスと呼ばれる一部の強硬派が粘っており新しい会計年度の予算が決まっ…
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韓国野党李在明「共に民主党」代表に二度目の逮捕状 李在明氏はハンストで逃げ切りを図る
日本と韓国は文化的に共通要素が多いのだが決定的な違いもある。その違いの一つが感情の表し方だ。有事の際に日本人は表情を押し殺し下を向いてほとぼりが冷めるのを待つ。だが韓国人はむしろ感情をむき出しにしてジ…
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EUの移民対策が破綻しイタリアのランペドゥーザ島に2日で7000人の移民が殺到
シチリア島の離島イタリアのランペドゥーザ島の人口は6,000人程度だ。この島に2日で7,000人の移民が殺到し大騒ぎになっている。イタリアのメローニ首相がEUにクレームを入れフォンデアライエンEU委員…
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カリフォルニア州で住宅価格が高騰し車中生活者が増えている
先日「アメリカ経済はバブルなのではないか」というような趣旨の記事を出した。誰がどうみてもバブルなのだがお祭りが続いている間は人々を引き付け続けるという特色がある。それを裏付けるような記事をいくつか見つ…
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フリーダムコーカスがやりたい放題 マッカーシー下院議長がバイデン大統領に対する弾劾調査を指示
経済的には好調な状態が続くアメリカだが議会は混乱している。マッカーシー下院議長がバイデン大統領の弾劾に向けた調査に乗り出した。共和党内にも弾劾裁判反対派がいるため採決を避けて議長権限で調査を開始した。…
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イスラエルのネタニヤフ首相が「バイデン大統領と会わない」ことがニュースに
ネタニヤフ首相が国連総会に合わせてアメリカを訪問する。ユダヤ系の支持が欲しいバイデン大統領なら当然ネタニヤフ首相を歓迎するであろうと思うのだが「会わない」ことがニュースになっている。イスラエルの司法改…
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リビアを襲った洪水により東部デルナ市で10,000人の行方不明者 なぜ被害はここまで拡大したのか
リビア東部のデルナ市で洪水が起き死者数千人、行方不明者1万人という事態になっている。異常気象が世界中で頻発しているとはいえなぜここまで死者・行方不明者の数が増えたのかが日本のメディアを見ていても全くわ…
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G20ではインドとアメリカ合衆国が成果を分け合う 不在の習近平国家主席の言い分は通らず
このところ国際社会では習近平国家主席の成功が目立っていた。ところが中国が「ぼくの考える新しい地図」を出したあたりから雲行きが怪しくなりG20には習近平国家主席は出てこなかった。その穴を埋める形でバイデ…
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モロッコの地震の被害者が2000人以上に なぜこれほど被害が拡大したのか
8日の夜にモロッコ中部でマグニチュード6.8の地震が起こり、これまで2,000人以上の人が亡くなっている。震度で言えば5強から6弱程度であり日本の基準で考えるとこれほど死者数が増えるとは考えにくいが、…
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クリミア半島でのStarlink利用拒否 戦争の範囲をも支配するイーロンマスク氏
イーロン・マスク氏がクリミア半島におけるStarlinkの提供を拒否していたとして話題になっている。反対派は「一民間企業のCEOが戦争の範囲をコントロールすべきではない」と考えるが、実際の政治言論や戦…
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国民総防衛の現実 ウクライナも世界も厳しい状況に置かれている
ウクライナ情勢に関心がありますか?と問うと日本の世論調査では8割か9割ほどの人が「はい」と答えるそうだ。また年初の日経新聞の調査では「生活に悪影響が生じても支援を続けるべきだ」とする人が7割を超えると…
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何としてでも既得権を守りたい タイでタクシン氏の恩赦が決定
微笑みの国タイで大きな変化が起きている。タイに帰国したタクシン氏の恩赦が決まった。8年の刑期が1年に減刑された。東南アジアの政情が安定していたタイで起きている変化について整理した。既得権維持のためにタ…
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九段線の次は十段線 中国が「ぼくが考える新しい地図」を発表し周辺国から一斉に反発される
中国が新しい地図を発表した。九段線に代わる十段線という新しい境界線が入っており南シナ海の9割が自国領ということになっている。フィリピン・マレーシア・ベトナム・インドネシア・インド・台湾から総攻撃されて…
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ガボンでクーデター 西アフリカの「流行」が中央アフリカに拡大
中央アフリカのガボンでクーデターが起きた。情報が少なくクーデターが成功したのかどうかはわかっていない。旧フランス植民地で3年で8つのクーデターが起きたとする報道があるが、西アフリカのクーデターとは少し…
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BRICSの拡張とペトロダラー体制の終焉
今回のテーマは「米ドルが次第に基軸通貨としての価値を失ってゆくだろう」というものだ。まず、戦後史を簡単におさらいした後でペトロダラー体制について説明し、なぜそれが終焉を迎えていると思うのかを説明する。…
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民主主義のない中華人民共和国で急速に広がる日本人への迫害や電話による脅迫 外務省は邦人に注意喚起
福島第一原発の処理水・汚染水をめぐる問題をきっかけにして中国で激しい抗議運動が起きている。抗議運動というよりどちらかというと日頃の不満の捌け口となっていて日本人・日本企業いじめの様相を呈している。何が…
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依存させておいてサービスを取り上げる イーロン・マスクのビジネス戦略は成功したのか?
サイコパス・ソシオパス・ナルシシズム・マキャベリズムについて考えている。社会的な共感性に欠け自分に役に立つか立たないかという「合理性」だけが行動基準になっているという人である。2011年に「平気でうそ…
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「惜しい男をなくした」 プーチン大統領の社会病質に慣れ始めた世界
プーチン大統領が沈黙を破りプリゴジン氏の事故と死について言及した。「惜しい男をなくした」と評価したそうだ。このニュースを見ていて通常の人間は社会病質に脆弱なのだなと感じた。 なぜ脆弱なのかを説明するが…
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アメリカ共和党の支持者たちは既存の政治家への敵愾心に満ちている
大統領選挙に向けて共和党が初の論戦を行った。民主主義のお手本とされるアメリカだが「その壊れっぷり」が印象的だ。SNSの観衆たちはトランプ氏のインタビューにより強い関心を示しディベート会場にいた4000…
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BRICSが6カ国を加えて11か国体制に 「西側にとって面倒な経済的かたまり」が誕生
BRICSがエチオピア、エジプト、アルゼンチン、イラン、UAE、サウジアラビアを加えて11ヵ国になる。サウジアラビア・UEAと敵対関係にあったイランが同時加盟したのが特徴である。また大統領選挙目前のア…
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【速報】プリゴジン氏を乗せた飛行機が墜落 登場していた10名が全員死亡との報道
ワグネルの創業者プリゴジン氏を乗せたと見られる飛行機が墜落した。搭乗者は10名いたが全員死亡した。BBCは詳細は不明としながらも、ワグネルは「飛行機は撃墜された」と主張していると伝えている。 速報当初…
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分極化とスパイト政治 トランプ前大統領が共和党のディベートに参加しない意向を表明
トランプ前大統領が共和党のディベートに参加しない意向を表明した。この原稿ではまずトランプ前大統領の選挙戦略について観察し、次にその背景にある極化について分析する。最後に日本でも同じような現象が進みつつ…
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GPD信仰の果てに 中国経済は「バブル中毒」に陥っている
中国について調べている。土地バブルがはじけたことで中国経済が不安定化し台湾有事に発展しかねないというような観測がある。これがどの程度本当なのかが知りたい。だが調べれば調べるほどなんだかよくわからなくな…
